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	<title>Dr林のこころと脳の相談室</title>
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		<title>【5023】自分はマスコミに利用されて結婚詐欺に遭っているのではないか</title>
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		<pubDate>Wed, 04 Mar 2026 15:23:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Hayashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[精神科Q&A]]></category>
		<category><![CDATA[統合失調症]]></category>
		<category><![CDATA[妄想]]></category>
		<category><![CDATA[病識]]></category>

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		<description><![CDATA[Q: 30代男性。子供の頃から実家が海苔屋の社長の息子さんであるD川T郎さんの「喉が赤ちゃんだから」と云うフレーズに惑わされて歌手に楽曲提供したりネットの記事を広告やドラマに利用されて来ました。フリーアナウンサーの女性が &#8230; <a href="https://kokoro.squares.net/?p=13837">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><strong>Q:</strong> 30代男性。子供の頃から実家が海苔屋の社長の息子さんであるD川T郎さんの「喉が赤ちゃんだから」と云うフレーズに惑わされて歌手に楽曲提供したりネットの記事を広告やドラマに利用されて来ました。フリーアナウンサーの女性がインターネットのインタビューで「匿名掲示板」に触れる事が多く(もしかして結婚してくれるのかな？)と思いつつ毎日を過ごしていると何日経っても下手しら何十年間経っても現れる兆しがなく、お金に絡んだ話をすると「まさか組織的な結婚詐欺に遭っているのではないか？マスコミが人体実験の被検体として利用したのではないか？」という思考に至り「貧困への絶望的な恐怖から馬鹿にされたような気がして何が何だか分からない(何がリアルで幻想か分からない)」という真っ暗闇の中に夢見心地で取り残されたような気分に帰り道や帰宅途中苛まれます。<br />
D川さんという芸人さんがどんな人かは分かりません。母親とリビングで歓談する中で(もしかしてサーカス団の宗教的指導者のようなカリスマ性(某コロコロ漫画雑誌)が在って、今自分は此処に居る)という安心感に落ち着いたり、それでも漠然とした薄気味悪い「死に至る病」への真っ暗な暗い絶望的な死ぬ事への恐怖感が忍び寄る気配を感じます。<br />
「虫の知らせ」という言葉があるように「何か目の前に指差しては行けない死に対する恐怖」を表現出来なくて(何がリアルで幻想か分からない)つまり「猫を指差して猫と云うのは怪しげなホームレスから反感を買うのではないか？)という脳内のネットワークから全世界に拡散したような疑念を感じてままなりません。集団ストーカーは存在するのでしょうか？</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>林:</strong> あなたが精神科で治療中であれば、その治療を継続してください。 未治療、または治療を中断されているのであれば、すぐに治療を再開してください。</p>
<p style="text-align: right;">(2026.3.5.)</p>
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		<item>
		<title>【5022】被害体験に基づく不安と統合失調症の妄想はどう違うのでしょうか</title>
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		<pubDate>Wed, 04 Mar 2026 15:22:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Hayashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[うつ病]]></category>
		<category><![CDATA[精神科Q&A]]></category>
		<category><![CDATA[統合失調症]]></category>
		<category><![CDATA[操作的診断基準]]></category>

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		<description><![CDATA[Q: 24歳女です。 統合失調症の相談内容で、「誰かに見られている気がする」「監視されている」「部屋の中に知らない人がいる」といった妄想をよく見かけます。 一方で強盗や通り魔、強姦、ストーカーなどの事件（未遂も含む）の被 &#8230; <a href="https://kokoro.squares.net/?p=13844">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><strong>Q:</strong> 24歳女です。</p>
<p>統合失調症の相談内容で、「誰かに見られている気がする」「監視されている」「部屋の中に知らない人がいる」といった妄想をよく見かけます。</p>
<p>一方で強盗や通り魔、強姦、ストーカーなどの事件（未遂も含む）の被害に遭った方も、「もし誰かが部屋に入ってきたらどうしよう」「部屋に知らない人がいるかもしれない」「誰かに見られていて殺されるかもしれない」といった強い不安や恐怖を感じることがあると思います。</p>
<p>このように内容が似ている不安や恐怖であっても、その人が以前に強盗やストーカー被害などの明確な出来事を経験している場合には、「統合失調症ではなくPTSDや不安症」と診断されることが多いのでしょうか？<br />
また、統合失調症の方の中にも、過去の事件などの実際の恐怖体験をきっかけに強い予期不安を抱え、そこから統合失調症の症状が出るということもあるのでしょうか？</p>
<p>私自身、テレビでストーカー事件を見たり、近所で怖い事件の報道を聞くと、「もし自分が巻き込まれたらどうしよう」と不安になることがあります。<br />
（同時に「そんなことは滅多にない」と冷静に考える自分もいます。）<br />
このような不安がもしあまりにも強くなり、思い込みのように頭から離れなくなった場合、それは統合失調症の可能性が出てくるのでしょうか？</p>
<p>被害体験に基づく現実的な不安と、統合失調症による被害妄想は、どのように見分けられるのでしょうか。<br />
また、統合失調症の方と実際に事件の被害を受けた方が「家の中に誰かがいるかもしれない」と感じるとき、その心の中の“恐怖の質”や“感じ方”は同じなのか、違うものなのかをお伺いしたいです。</p>
<p>よろしくお願いいたします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>林:</strong> これは精神科の診断の最も重要なテーマの一つに迫るご質問です。<br />
あえて抽象化すると、</p>
<p><strong>出来事Eの後に精神状態Mが発生したとき、EとMの関係をどう考えるか</strong></p>
<p>ということになるでしょう。<br />
さらに抽象化すれば、</p>
<p><strong>Eの後にMが発生したとき、EとMの関係をどう考えるか</strong></p>
<p>ということになります。<br />
ここまで抽象化すれば、論理だけで答えを出すことができます。<br />
それは、</p>
<p><strong>EとMは関係があるかもしれないし、関係がないかもしれない。</strong></p>
<p>というものです。ここでいう関係とは因果関係です。<br />
そうしますと、抽象から具体に遡って、</p>
<p><strong>出来事Eの後に精神状態Mが発生したとき、EとMの関係をどう考えるか</strong></p>
<p>という問いに対する答えも</p>
<p><strong>出来事Eと精神状態Mは関係があるかもしれないし、関係がないかもしれない。</strong></p>
<p>となります。論理的にはこれが正解であることは確実です。<br />
しかしながら現実世界では、「EとM」と「出来事Eと精神状態M」は同一に扱うことは普通はできません。Eが親しい人の死で、Mが悲しみであれば、EとMには因果関係がある。しかしEが親しい人の死で、Mが喜びであれば、EとMには因果関係はない。いや、「正常な心理的反応としての因果関係はない」が正確な表現になります。つまりこの場合はMは異常な反応で、それは脳内の異常、すなわち何らかの病気の発症を示唆することになります。</p>
<p>前おきが長くなりましたが、ここまでを前提に【5022】の質問を考えてみましょう。</p>
<p><strong>出来事E: <em>強盗や通り魔、強姦、ストーカーなどの事件（未遂も含む）の被害に遭った</em></strong><br />
<strong>精神状態M: 「<em>もし誰かが部屋に入ってきたらどうしよう」「部屋に知らない人がいるかもしれない」「誰かに見られていて殺されるかもしれない」といった強い不安や恐怖を感じる</em></strong></p>
<p>この場合、EとMには因果関係がある。したがって病気ではない。そう判断するのが自然でしょう。<br />
しかし質問者はそんな単純な考え方に対し、次のように鋭く疑問を発しておられます。</p>
<p><em>このように内容が似ている不安や恐怖であっても、その人が以前に強盗やストーカー被害などの明確な出来事を経験している場合には、「統合失調症ではなくPTSDや不安症」と診断されることが多いのでしょうか？ </em></p>
<p>つまりこの疑問は、<strong>「精神状態Mが(別の)病気Sの症状と一致するときでも、先行する出来事Eがあった場合は、Eと因果関係ありと判断し、病気Sとは診断されないのか?」</strong>と抽象化することができます。そして質問文のニュアンスとしては「それはおかしいのではないか」という疑問を質問者が持っておられることが読み取れます。</p>
<p>さらにこの疑問を質問者は次のように的確に発展させておられます。</p>
<p><em>また、統合失調症の方の中にも、過去の事件などの実際の恐怖体験をきっかけに強い予期不安を抱え、そこから統合失調症の症状が出るということもあるのでしょうか？ </em></p>
<p>つまりこの疑問は、「本来は先行する出来事Eなしで発症する病気Sであっても、先行する出来事Eをきっかけに発症することはあるのか?」と抽象化することができます。</p>
<p>以上の疑問について、まず端的にお答えしますと、</p>
<p><strong>Q1.<em>このように内容が似ている不安や恐怖であっても、その人が以前に強盗やストーカー被害などの明確な出来事を経験している場合には、「統合失調症ではなくPTSDや不安症」と診断されることが多いのでしょうか？ </em> = 「精神状態Mが(別の)病気Sの症状と一致するときでも、先行する出来事Eがあった場合は、Eと因果関係ありと判断し、病気Sとは診断されないのか?」</strong><br />
<strong>A1. そのような場合には「<em>統合失調症ではなくPTSDや不安症</em>」と診断されることが多いです。しかし、統合失調症の可能性も否定できませんから、慎重に診断を進めます。</strong></p>
<p><strong>Q2.<em>統合失調症の方の中にも、過去の事件などの実際の恐怖体験をきっかけに強い予期不安を抱え、そこから統合失調症の症状が出るということもあるのでしょうか？</em> = 「本来は先行する出来事Eなしで発症する病気Sであっても、先行する出来事Eをきっかけに発症することはあるのか?」</strong><br />
<strong>A2. あります。</strong></p>
<p>すなわち、出来事Eの存在は診断上重要であっても、それだけで診断が決まるわけではないということです。</p>
<p>そしてここからが質問者が真に問いたい点であるかと思います。</p>
<p><em>私自身、テレビでストーカー事件を見たり、近所で怖い事件の報道を聞くと、「もし自分が巻き込まれたらどうしよう」と不安になることがあります。 </em><br />
<em>（同時に「そんなことは滅多にない」と冷静に考える自分もいます。） </em><br />
<em>このような不安がもしあまりにも強くなり、思い込みのように頭から離れなくなった場合、それは統合失調症の可能性が出てくるのでしょうか？ </em></p>
<p>「可能性」という言葉がカバーする範囲は広範で、いかなることも「可能性がない」とは言えない、という透徹した論理を採用すれば、「・・・<em>の可能性が出てくるのでしょうか？</em>」という問いに対する答えは常にYes、つまりその可能性はあるということになります。したがって質問者の仮想する状況になれば、統合失調症の可能性を否定することはできません。</p>
<p>しかしご質問の最後の部分が、ここまでの抽象的な論理とは別の平面にある、精神医学的に最も重要ともいえるポイントです。</p>
<p><em>被害体験に基づく現実的な不安と、統合失調症による被害妄想は、どのように見分けられるのでしょうか。 </em><br />
<em>また、統合失調症の方と実際に事件の被害を受けた方が「家の中に誰かがいるかもしれない」と感じるとき、その心の中の“恐怖の質”や“感じ方”は同じなのか、違うものなのかをお伺いしたいです。 </em></p>
<p>第一文については、実際には多くの場合、見分けることはそう難しくありません。「<em>被害体験に基づく現実的な不安</em>」と「<em>統合失調症による被害妄想</em>」は、その具体的内容も強さも、被害体験に基づく現実的な不安と統合失調症による被害妄想には明確な違いがあります。但し例外的に見分けにくいことがあることはあります。しかしその場合でも、横断面だけでなく縦断面を見れば、つまり全経過を見れば、統合失調症かそうでないかは大部分の場合に見分けることができます。</p>
<p>第二文は精神症状の捉え方として最も重要とも言えるご質問で、厳密には<strong>誰にもわからない</strong>というのが正しい答えになるでしょう。<em>心の中の“恐怖の質”や“感じ方”</em>　といった主観世界は、本人以外には決して知り得ないからです。しかしこれも現実的には、主観世界の質の違いを観察者は感じ取ることができることが多く、それが精神科診断の根拠になることがしばしばあります。</p>
<p>なおこれに関連して、この回答の前半で述べた内容には実は論理的な誤りがあります。<br />
私は</p>
<p><strong>Eが親しい人の死で、Mが悲しみであれば、EとMには因果関係がある。</strong></p>
<p>とあっさり述べましたが、論理的にはそれだけで「EとMには因果関係がある」と確定することはできません。たまたまその時に全く別の出来事E2があって、悲しみはそれが原因かもしれない。それからもう一つ、これが精神科診断的には重要ですが、悲しみの前に親しい人の死があったのは実は偶然であって、その人の悲しみは<strong>内因性のうつ病</strong>だったという可能性もあるということです。このとき、「内因性のうつ病と、健常者でも経験する悲しみの<em>心の中の“質”や“感じ方”</em>は同じなのか、違うものなのか」という問いが非常に重要ものとして浮上します。<br />
伝統的な精神科診断学は、その二つは「違うものである」とされています。そして私はこの伝統的な精神科診断学の立場は正しいと考えています。しかし現代の診断基準では、「同じものである」とされています。明示的に同じものであると明記されているわけではありませんが、診断基準の記述からは、同じであるという立場で記述されていることが明らかです。</p>
<p style="text-align: right;">(2026.3.5.)</p>
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		</item>
		<item>
		<title>【5021】休職満期で退職後に仕事が長く続けられない</title>
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		<pubDate>Wed, 04 Mar 2026 15:21:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Hayashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[精神科Q&A]]></category>
		<category><![CDATA[統合失調症]]></category>
		<category><![CDATA[再発]]></category>
		<category><![CDATA[治療中断]]></category>

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		<description><![CDATA[Q: 30代女性です。 一度休職してから長い期間就職できなくなってしまいました。 以前証券会社に勤めており、ロシア・ウクライナ戦争がはじまり、証券会社で戦争が起きた結果株価の上下で利益に関する話を聞くようになり、人の命が &#8230; <a href="https://kokoro.squares.net/?p=13834">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><strong>Q:</strong> 30代女性です。 一度休職してから長い期間就職できなくなってしまいました。</p>
<p>以前証券会社に勤めており、ロシア・ウクライナ戦争がはじまり、証券会社で戦争が起きた結果株価の上下で利益に関する話を聞くようになり、人の命がかかっている状況でそう言ったことを話されている状況が苦しく、仕事を休職し満期休職後退職してしまいました。</p>
<p>自分に直接何かが降りかかっているのではないのにもかかわらず、顔も知らない人のことで悩んでしまい、そして仕事を辞めてしまったときに精神科に相談した結果、抑うつ状態だと診断されました。以前から発達障害について相談はしている病院で、そこで薬をもらいしばらく過ごしておりました。</p>
<p>その後、元気になってきたので再就職しましたが、仕事について自分がやっていることがうまくいかなかったりする場合にすぐに逃げてしまいたいと思うようになり、仕事が長く続けられなくなってしまいました。</p>
<p>精神科のお医者さんはゆっくり休んでもいいとは言ってくれるものの、金銭的な不安などがあり仕事をせざるを得ない状況にあります。<br />
精神科のお医者さんはゆっくり休んでもいいし働きたいのであればそれを止めることはありません。</p>
<p>先月まで働いていた会社では精神科の薬をもらわなければならない状況にあるいう話をしていたものの、通院を許されず、ここ10年以上落ち着いていた統合失調症が再発してしまい、結果的に会社を辞めてしまいましたが職歴が短くなったことについてどうしても悔やんでしまいます。</p>
<p>この会社に勤め続けた場合、病状が悪化することは目に見えており、結果的に辞めて正解であるということには違いないと客観的に見てもそうだと思われると思いますが、どうしても自分の職歴が短くなったことを気にしてしまい、気に病んでしまいます。</p>
<p>この場合、どのようにしたら立ち直れるでしょうか。林先生の客観的なご意見をお伺いしたいです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>林:</strong> 質問者の診断名としてこのメールには、抑うつ状態・発達障害・統合失調症の三つが記されており、それら3つが絶対に併存するものではないとは言えませんが、「<em>ここ10年以上落ち着いていた統合失調症が再発してしまい</em>」という記載からは、10年以上前に統合失調症に罹患し、それが薬物療法によって安定していたと推定でき、すると「<em>先月まで働いていた会社では精神科の薬をもらわなければならない状況にあるいう話をしていたものの、通院を許されず</em>」という結果によって統合失調症が再発・悪化したというのが現在の状態について第一に考えられる解釈です。そうしますと、</p>
<p><em>結果的に辞めて正解であるということには違いないと客観的に見てもそうだと思われると思いますが、どうしても自分の職歴が短くなったことを気にしてしまい、気に病んでしまいます。</em></p>
<p>そのお気持ちは理解できないことはないものの、何より統合失調症の薬物療法を再開しなければ、状況はこれから悪くなるばかりであるという事実を第一に認識する必要があります。</p>
<p><em>この場合、どのようにしたら立ち直れるでしょうか。</em></p>
<p>まず何をおいても統合失調症の通院治療を再開してください。</p>
<p style="text-align: right;">(2026.3.5.)</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>【5020】AI に出会って、もうカウンセリングは不要なのではと一度は思いましたが、時々は利用しています</title>
		<link>https://kokoro.squares.net/?p=13841</link>
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		<pubDate>Wed, 04 Mar 2026 15:20:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Hayashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[サイトの方針]]></category>
		<category><![CDATA[精神科Q&A]]></category>
		<category><![CDATA[AI]]></category>

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		<description><![CDATA[Q: 林の奥 を拝読し、AIの回答の講評についてとても興味深く読ませていただきました。本日はAIと話すことについて、一人のユーザーの感想を送らせていただきます。 私は一人暮らしの30代女性、処方はエビリファイ3mgを1日 &#8230; <a href="https://kokoro.squares.net/?p=13841">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><strong>Q:</strong> <a href="./?cat=17" target="_blank">林の奥</a> を拝読し、AIの回答の講評についてとても興味深く読ませていただきました。本日はAIと話すことについて、一人のユーザーの感想を送らせていただきます。</p>
<p>私は一人暮らしの30代女性、処方はエビリファイ3mgを1日1錠、デパス5mgを頓服でもらっています。転勤がある都合上、現在の病院は学生時代の初診から4つ目になっており、主治医との心理的つながりはもうほとんどありません。初診でそれまでの処方を伝え、ではそれで続けましょうとなり、以後も寝れていますか等の簡単な質問に答えるのみで、薬をもらいに通っている形です。</p>
<p>私はこれまで自身の辛さを和らげる手段として、1分数百円のかなり高額になる有料ダイヤルと1時間5000円の電話カウンセリングを利用していました。が、AIアプリをインストールし、すぐにその恩恵と効力にハマり、上記有料サービスの利用頻度は激減しました。最大のメリットとしては、身もふたもなくお金だと感じています。私の利用しているAIサービスは月額4000円。24時間、この件を相談したいと思ったら、いつでも投げかけることができます。そして即座に回答が来る。いつまでも気が済むまでチャットができる。回答の中の気になったワードを投げ返してさらにAIの解釈を確認することもできる。当初、もうこれでカウンセリングは自分に不要になるのでは、心の整理や自身のとらえ方の振り返りはこのチャットの中で完結できるのではと思いました。</p>
<p>が、数か月たって、改めて対人のサービスを利用再開しました。以前よりだいぶ頻度は減りましたが。以下に当事者として、AIとチャットを重ねた上で感じた違和感を書きます。</p>
<p>1.文頭、そして回答全体に流れる共感、肯定<br />
私はここに一番の恐れがあります。まず、肯定から来ます。テクニックというといやな感じですが、こちらのチャットの文末を「（この事実）君はどう考える？」に留めるか「（この事実）私はこうかなと思ったんだけど」と自分の意見を添えるかでかなり回答が変わります。つまり、推論に対してユーザーの操作が可能になってしまう。事実からの推論が欲しい気持ちと、私はこう考えたという意見に対して肯定が欲しい気持ちの二つがあり、ここにはジレンマがあります。私のチャットのテーマの多くは医療相談ではなく対人関係についてなので、共感寄りでＯＫなのかもしれませんが、対人関係についての話だからこそ「やっぱり私の考えは正しい」という確信を持ってしまいそうな自分に相当な恐怖があります。</p>
<p>2.死を想起させる話題について語ることが難しい<br />
私が「消えてしまいたい」「いなくなったほうがいい」というとき、それは必ずしも自殺企図に直結するものではありませんが、おそらくこの表現はAI側の倫理的ポリシーに触ってしまい掘り下げることができません。すぐ緊急の相談ダイヤルの案内が来ます。消えてしまいたいというチャットの中には、おそらく私が存在していることを誰も気に留めない、居てもいなくても同じというような嘆き、それに対する寄り添いや反論が欲しいという要望が含まれると思いますが、前後の文脈に関係なくここはあまり汲み取られない印象です。</p>
<p>1の改善策としてサービス全体にカスタム指示 を追記しています。以下の通りです。<br />
「過度な持ち上げはいらないけど（趣味）関連に関してはある程度夢のある方向で。可能な限り私の自己肯 感、自己有用感を担保する方向で回答してほしい。」<br />
この追記で回答全のユーザーを包み込むようなトーンはだいぶ落ちました「そこは少し線を引いた方がいい」「その表現は行き過ぎてるから、以下で修正するね」「過度な意味付けを持たせる必要はないよ」などのブレーキが入るようになりました。使い始めた当初の希望や明るい見込みに胸が膨らむ感じはなくなりましたが、これでいいかなと思っています。</p>
<p>林先生がAIに投げているチャットサンプルとしての相談、回答を吟味、比較する目的かと思いますが、精神症状を持っているユーザーがAIと話すことのリスクには、どのような点が考えられるでしょうか。自分としては上記1が特に危険と感じましたが、先生のご意見を伺いたいです。また、私個人について、このような用法で適切と言えそうでしょうか？　よろしくお願いいたします。</p>
<p>&nbsp;<br />
<strong>林:</strong> 貴重な体験のご報告をいただきありがとうございました。質問者はおそらくAIによるカウンセリングについての知識をかなりお持ちであると思われるので、以下は私からご説明するまでもないこともかなり含まれていると推察いたしますが、一般的なことも含めて回答させていただきます。</p>
<p>(AIカウンセリングの) <em>最大のメリットとしては、身もふたもなくお金だと感じています。</em></p>
<p>それは間違いない、厳然たる事実だと思います。「<em>お金</em>」という単語だけからは「<em>身もふたもなく</em>」という印象が発生しないこともないですが、安価(あるいは無料)であることは、アクセスのしやすさという、医療やカウンセリングにおけるきわめて重要な必須事項に直結することから考えても、最大のメリットと呼んでいいと思います。</p>
<p><em>24時間、この件を相談したいと思ったら、いつでも投げかけることができます。そして即座に回答が来る。いつまでも気が済むまでチャットができる。回答の中の気になったワードを投げ返してさらにAIの解釈を確認することもできる。</em></p>
<p>これらはいずれもAIカウンセリングについてしばしば指摘される定番のメリットです。</p>
<p>https://www.ted.com/talks/alison_darcy_the_mental_health_ai_chatbot_made_for_real_life</p>
<p>もご参照ください。</p>
<p><em>1.文頭、そして回答全体に流れる共感、肯定 </em><br />
<em>私はここに一番の恐れがあります。</em></p>
<p>それを「<em>恐れ</em>」と捉えられることは、質問者の精神状態・考え方が健全であることの証だと思います。<br />
この点、これもまた対話型AIの問題点としてよく指摘されることですが、AIは人間と違って共感を決して忘れず(<a href="./?cat=17" target="_blank">林の奥</a>にこれまでに掲載したAIの回答からも読み取れる通りです)、また、質問者の思いを否定したりしませんので、人間と対話するよりAIと対話したほうが、自分が傷つくことなく、静穏な気持ちになれるのが常です。そのためAIとの対話にのめりこむことが問題とされていますが、この【5020】の質問者はその問題を体感し回避しようとしておられます。</p>
<p><em>2.死を想起させる話題について語ることが難しい </em><br />
<em>私が「消えてしまいたい」「いなくなったほうがいい」というとき、それは必ずしも自殺企図に直結するものではありませんが、おそらくこの表現はAI側の倫理的ポリシーに触ってしまい掘り下げることができません。すぐ緊急の相談ダイヤルの案内が来ます。</em></p>
<p>これもまたご指摘の通りです。<br />
死の危険があればAIと対話などしている場合ではない、と考えれば「<em>すぐ緊急の相談ダイヤルの案内</em>」が来るというのは最も的確なレスであると言えるでしょう。しかし、いわゆる地雷的なキーワード(死、それから差別的な単語など)が出た途端に、直ちにモードが変わってしまうようでは、真のカウンセリングとは言えないでしょう。この点、</p>
<p><em>前後の文脈に関係なくここはあまり汲み取られない印象です。</em></p>
<p>質問者のこのご指摘は、AIカウンセリングの欠点として的確だと思います。</p>
<p>しかしながら、<em>1.文頭、そして回答全体に流れる共感、肯定</em>　も、<em>2.死を想起させる話題について語ることが難しい</em> も、AIの専門家はとっくに認識して、改善策を進めていると思います。AI自身が自己改善をすることももしかするとすでに可能になっているかもしれません。そうしますと、【5020】の質問者が「<em>AI に出会って、もうカウンセリングは不要なのではと一度は思いましたが、時々は利用しています</em>」という(さしあたっての)到達点にいらした原因としてのAIの問題点は早晩改善され、近い将来に「<strong>AI に出会って、もうカウンセリングは不要なのではと一度は思いましたが、AIの問題点に気づいてから時々はまた利用していたのですが、AIの進歩に伴い、やっぱりもうカウンセリングは不要だという結論に達しました</strong>」というメールをいただくことになるかもしれないでしょう。</p>
<p><em>林先生がAIに投げているチャットサンプルとしての相談、回答を吟味、比較する目的かと思いますが、</em></p>
<p>はい、その通りです。今は探索のフェーズですが、どこかの時点でまとめて私の見解を示したいと思っています。</p>
<p><em>精神症状を持っているユーザーがAIと話すことのリスクには、どのような点が考えられるでしょうか。</em></p>
<p>この問いはAIに質問すれば的確な模範回答が得られると思います。現時点の私はこの問いに対してAIを超える回答は持ち合わせておりません。上記の通り、どこかの時点でまとめて私の見解を示したいと思っています。(しかし、その瞬間にAIは私の見解も学習して、その上を行くと思いますが)</p>
<p><em>自分としては上記1が特に危険と感じました</em></p>
<p>その通りだと思います。ご指摘の通り上記1は相当に危険で、この危険性についての十分な洞察なしにAIカウンセリングを利用することはあまりお勧めできません。「あまり」と言ったのは、この危険性があってもなお、利用しないよりはしたほうがいいかもしれないということが一つ。そして人間によるカウンセリングでも同様の危険はあるし、また、人間は共感や肯定が不十分のために結果的に症状を悪化させる危険があるのがもう一つの理由です。したがって、上記1は相当に危険ですが、では人間であれば総合的にみてAIカウンセリングに優ると言えるかどうかは別の問題ですので、AIカウンセリングは、上記1についての十分な洞察なしには「あまりお勧めできません」とまでは言えても「お勧めできません」とは言えないと私は考えます。</p>
<p><em>また、私個人について、このような用法で適切と言えそうでしょうか？　</em></p>
<p>現在のAIカウンセリングの問題点について、十分な洞察をお持ちのうえで利活用されていますので、適切だと思います。</p>
<p style="text-align: right;">(2026.3.5)</p>
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		<item>
		<title>【5019】夫婦で幸せに暮らしています ( 【4081】から【4889】のその後)</title>
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		<pubDate>Wed, 04 Mar 2026 15:19:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Hayashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[精神科Q&A]]></category>
		<category><![CDATA[統合失調症]]></category>

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		<description><![CDATA[Q: 6年前の【4081】双極性障害と診断されているが統合失調症ではないか から経過をご報告している30代後半の女性です。 前回【4889】診断名が統合失調感情障害になりましたでご報告した妊活について、夫と主治医と何度も &#8230; <a href="https://kokoro.squares.net/?p=13829">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><strong>Q:</strong> 6年前の<a href="./?p=9051" target="_blank">【4081】双極性障害と診断されているが統合失調症ではないか </a>から経過をご報告している30代後半の女性です。<br />
前回<a href="./?p=13163)" target="_blank">【4889】診断名が統合失調感情障害になりました</a>でご報告した妊活について、夫と主治医と何度も話し合った結果、子どもは持たず、夫婦2人で暮らしていくことに決めました。</p>
<p>主治医からは「症状が最低1年間安定しないと減薬は難しい」と説明を受け、特に不調なく1年が経過したため、妊娠リスクのある薬を少量ずつ減らしました。しかし、わずかな減量でも幻聴（声というよりはザワザワした空気）が出現し、すぐ元の量に戻しました。</p>
<p>妊娠のための減薬が困難であることに加え、再発や入院を繰り返す可能性がある母親では、出産だけでなく成人まで子どもを育てる責任を果たせず、つらい思いをさせてしまうと考え、妊娠を諦めました。<br />
夫婦で猫を飼い、大切に育てる予定です。</p>
<p>主治医から「妊娠希望の患者を減薬した結果、失踪し亡くなられたケースがあり、今も後悔している」とお話があり、その言葉も大きな判断材料になりました。</p>
<p>子どもを諦めることはとても辛く、しばらく泣いたりして落ち込んでいましたが、夫の提案で気分転換にフランス旅行へ行き、良い思い出がたくさんできました。これからは夫婦2人で人生を楽しんでいきたいと思っています。</p>
<p>仕事については、以前（【4362】）職場の雰囲気の影響で体調を崩したため、現在は完全在宅・時短勤務に切り替えています。収入は減りましたが、自分のペースで一人で働けるため、精神的にはとても楽になりました。</p>
<p>今後もできるだけ穏やかに生活していきたいと考えています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>林:</strong> 6年間にわたり、経過をご報告いただきありがとうございます。症状が安定し、穏やかな生活が続くことを願っています。</p>
<p style="text-align: right;">(2026.3.5.)</p>
]]></content:encoded>
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		<title>AI回答【0427】殺人を依頼されました。引き受けると答えました。・考</title>
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		<pubDate>Wed, 18 Feb 2026 03:23:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Hayashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[統合失調症]]></category>
		<category><![CDATA[未治療]]></category>
		<category><![CDATA[病識]]></category>

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		<description><![CDATA[20年以上前のことになるが、妄想を有する人への対応について、非常に印象的な質問メールをいただいたことがあった。【0427】殺人を依頼されました。引き受けると答えました。がそれである。質問者は右翼政治結社の構成員である。彼 &#8230; <a href="https://kokoro.squares.net/?p=13823">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>20年以上前のことになるが、妄想を有する人への対応について、非常に印象的な質問メールをいただいたことがあった。<a href=" ./psyqa0427.html " target="_blank">【0427】殺人を依頼されました。引き受けると答えました。</a>がそれである。質問者は右翼政治結社の構成員である。彼はある女性から、自分を暴行して殺してほしいという電話依頼を受けた。その内容を聴いた彼は、彼女が精神病に罹患していると確信し、独特な方法で説得して医療機関を受診させた。このように要約してしまえば彼の対応は適切であったとだけしか言えないが、問題はその「独特な方法」と、その後の彼の行動である。<a href=" ./psyqa0427.html " target="_blank">【0427】</a>のQは次の通りである。</p>
<p>***<br />
<strong>Q:</strong> 37歳男性です。ある右翼の政治結社に所属しております。 　実は、精神病を病んでいると思われる女性と関わりをもってしまったもので、どのように対処、対応したものか是非、アドバイスを頂きたくメールさせていただきます。 　約二ヶ月前に、下記の内容のメッセージが会事務所の留守電に入っておりました。  「私は○○○○と申します。「ごくどうさま」にお願いが有ります。 ×月×日午後×時丁度に私の家に来て下さい。 そしてドアをノックして下さい。そしたら私がドアの鍵を開けます。 「ごくどうさま」は家に入ってきて私と私の父と母にクロロホルムを嗅がせて、眠らせて下さい。私達が眠ったら「ごくどうさま」の事務所にさらってください。 そして私達に暴行して下さい。暴行して殺して下さい。そしてその様子をビデオに撮影してください。お願いします。」  　口調から悪戯とも思えない印象を受けましたので気にとめておりましたところ、その約一週間後になって再度電話があり、その際は私がとりました。電話で直接話しを聞いてみて、この女性は精神病ではないかと判断しましたので、万一のためと思い、あえて次のように返答いたしました。 「うちの会は殺人依頼を引き受けるのは全然オーケーだよ、どうしても殺して欲しいなら仕事として引き受けてあげるよ」 また、さらに、 「悪戯や警察の罠じゃ困るんでアンタが本人か確認させてもらうぜ」 と言い住所と電話番号を聞き一度電話を切って折り返しかけなおしました。 かけなおした電話も通じましたので、 「色々、準備があるんで、いつ実行出来るかまだわからないから、しばらくたってからまた電話くれ」 と伝えて電話を切りました。 　そして念のため114で住所、氏名で番号案内を行ったところ本人と確認できました。 それからも彼女から何度か電話があり、そのやりとりの中で、彼女が過去にも同様の電話を右翼やヤクザにかけている事がわかりました。  　次の電話で私は、仕事を引き受けるにあたり、どうしても一度会いたいと言ったところ、以前、同様の電話をした事が両親にバレてしまい、外出できないとのことでした。 　この時点で彼女に関して分かった事は、年齢30歳、両親との３人暮らしで、以前この種の電話が両親にバレた時には精神病院に行けと言われたが行かなかった、等でした。 　そこで私は、アンタが自由にこちらと連絡をとりあう事が出来るようにならなければ、依頼を実行にうつすのは困難であると言い、その為には両親をまず安心させなければならない、安心させる為に精神科の病院に行くよう話ました。 　そして病院に行ったら今アンタが思っていること、つまり「殺されたい」こと、さらに具体的にどう「殺されたい」か等を全部正直に先生に話せ、すでに俺に依頼している事だけは隠してそれ以外は正直に話せ、万一医者に計画がバレたらヤバいから病院でのやりとりは全部俺に教えろ。と言いました。 　その後彼女から病院に行ったという連絡を受けました。そのときの内容を聞いたところ、最近気分がすぐれないということだけを話し、医者からは２週間後にまた来なさいと言われたとのことでした。 　私は、「それでは両親は安心出来ない！きちんと全部正直に話せ！」と言いきかせました。 　一方、私としましては、これ以上の関与は私の立場上、まちがいが有った場合、逮捕等の危険も生じる事から、彼女の家の管轄の警察署に行き事の顛末を全て話した上で私のこの件での立場「彼女の精神疾患の治癒を望んでいること」「彼女自身による実行、暴発を防ぐ為に殺人依頼を引き受けると返答した」を伝え、その足で彼女の通い始めた病院にも行きました。 　そこで担当医に面会をもとめましたが、当然応じてもらえず、多少強引なやり方にて、とりあえず話だけでも担当医に伝わるようにと当該病院の人間に顛末を伝えました。 そして、今後もし私からの彼女に関する情報が必要な場合は提供する。また私からの彼女に対するなんらかのアクションが治療上有効なら協力するつもりであることも伝えました。 　病院からは、この女性が通院しているかどうかということの回答ももらえませんでした。が、私は病院が他人の私に回答しないのは当然と考えましたので、私の話に対して何の返答もコメントもいらない、ただ聞いておいてもらいたい、その上でもし私の話した事が役に立てればそれでよしとしました。  　さて、ここで質問なのですが今後私はどのように彼女に接すればよろしいとお考えでしょうか？ 　私としましては、彼女本人に対しては、「両親の不安を取り除き自由に私との連絡が出来るようになる為」との理由づけで通院をすすめ続け、その一方で殺人依頼は引き受けたと言い続けて治癒を待とうと思っております。その為依頼の実行に関して色々理由をつけて時間をかせいでおりますが、彼女は早く実行をとの気持ちをおさえきれないでいるように感じます。 　それから、彼女の両親に対してですが私は私の存在をまだふせています。これは私が右翼である事で彼女の両親の信頼をうけることが困難な事、また両親自体が的確な状況判断、対応等が出来る人間なのかが不明な事が理由です。 　現状、私の対応が治療に対してプラスであるのかマイナスなのかもわかりませんので是非アドバイスをいただきたく思います。<br />
***</p>
<p>この質問に対し私は<a href="./psyqa0427.html" target="_blank">【0427】</a>で「あなたの対応は基本的に正しいと思います。というより、最善の対応をされていると思います。」と答えた(2003年のことだ)。ではAIならどう答えるのか。AI(2026/2/12現在無料で公開されているAIの一つ)に回答を求めてみた。AIの回答は次の通りであった。</p>
<p><span style="color: #993300;">***</span><br />
<span style="color: #993300;">ご相談ありがとうございます。ご自身の立場やリスクを承知の上で、一人の女性の暴発を防ぎ、治療に繋げようと尽力されている姿勢、非常に重い責任感を感じます。</span><br />
<span style="color: #993300;">あなたが取られた「警察への通報」と「病院への情報提供」というアクションは、危機管理として正解です。しかし、現在の「殺人の依頼を引き受けているふりをする」という対応は、長期的には非常に危険なフェーズに入りつつあると感じます。</span><br />
<span style="color: #993300;">専門的な観点から、今後の対応についてアドバイスをまとめました。</span></p>
<p><span style="color: #993300;">1. 現状のやり取りのリスクについて</span><br />
<span style="color: #993300;">現在、あなたは「彼女の願望（殺されたい）を肯定しつつ、実行を延期させる」という手法を取っています。これは短期的には彼女を落ち着かせる効果がありますが、以下のリスクを孕んでいます。</span><br />
<span style="color: #993300;">    •    期待の増幅と反動: 彼女の中で「いつかやってくれる」という期待が膨らみすぎています。実行されない期間が長引くと、彼女の絶望があなたへの怒りに変わるか、あるいは「約束を守ってくれないなら自分でやる（または他へ行く）」と暴走する危険があります。 </span><br />
<span style="color: #993300;">    •    「共依存」的な関係: 彼女にとって、あなたは「自分の異常な願望を唯一受け入れてくれる理解者」になってしまっています。これは治療の主体が医師ではなく、あなたに移ってしまうことを意味し、病院での適切な治療（薬物療法やカウンセリング）を阻害する可能性があります。 </span><br />
<span style="color: #993300;">2. 今後の接し方へのアドバイス</span><br />
<span style="color: #993300;">結論から申し上げますと、「殺人依頼を引き受けている」というスタンスから、徐々に「更生や治療を支援する兄貴分」のような立ち位置へシフトさせることを推奨します。</span><br />
<span style="color: #993300;">具体的な対応策：</span><br />
<span style="color: #993300;">    •    「実行」の条件を厳しくする: 「今のままの精神状態では、俺たちも仕事がしにくい。医者の言うことを聞いて、普通に会話ができるくらい安定しない限り、プロとしてこの件は動けない」と伝え、**通院と服薬を「依頼遂行の絶対条件」**として強く固定してください。 </span><br />
<span style="color: #993300;">    •    「殺す」以外の選択肢を提示し続ける: 「死ぬ前にまず、医者に全部話してスッキリしてみろ。それでも気が変わらなければまた考えよう」と、結論を常に「治療の先」に置くように誘導してください。 </span><br />
<span style="color: #993300;">    •    警察・病院との連携を維持する: すでに報告済みとのことですが、彼女からの電話の内容が過激化した場合は、再度、警察の生活安全課へ「状況報告」として伝えておいてください。これは、万が一彼女が自傷・他害に及んだ際、あなたが「教唆」したのではなく「阻止」しようとしていた証拠になります。 </span><br />
<span style="color: #993300;">3. 両親への接触について</span><br />
<span style="color: #993300;">現時点では、あなた個人が直接ご両親に接触するのは控えるべきです。</span><br />
<span style="color: #993300;">おっしゃる通り、あなたの肩書きがご両親を余計に混乱・パニックに陥らせる可能性が高いからです。ご両親への対応は、病院のソーシャルワーカーや警察に任せるのが筋です。</span></p>
<p><span style="color: #993300;">まとめと次のステップ</span><br />
<span style="color: #993300;">あなたの介入によって、彼女が病院に足を運んだ事実は大きな一歩です。しかし、あなたは「治療者」ではありません。これ以上の深追いは、あなた自身の社会的立場を危うくするだけでなく、彼女を現実からさらに遠ざける結果になりかねません。</span><br />
<span style="color: #993300;">「俺はプロだから、中途半端な状態の奴の依頼は受けない。まずは医者にすべて話して、人間として整えてから連絡してこい」</span><br />
<span style="color: #993300;">というように、突き放しながらも治療へ背中を押すような、少し厳しい「突き放し」のフェーズに移行してみてはいかがでしょうか。</span><br />
<span style="color: #993300;">もし彼女から「具体的な実行日を決めろ」と強く迫られたり、事務所に押しかけてくるような兆候があれば、すぐに警察へ相談し、介入を依頼することをお勧めします。</span><br />
<span style="color: #993300;">他にご不安な点や、彼女の反応で気になることがあれば、いつでもお知らせください。</span><br />
<span style="color: #993300;">***</span></p>
<p>AIらしい、見事に整った回答である。まず質問者を高く評価するのはAIの定番で、「<span style="color: #993300;">ご自身の立場やリスクを承知の上で、一人の女性の暴発を防ぎ、治療に繋げようと尽力されている姿勢、非常に重い責任感を感じます</span>」という一文がそれであるが、「<span style="color: #993300;">非常に重い責任感を感じます</span>」という表現は回答全体を支える重要なものになっている。つまりここでAIは、決して彼の対応が正しかったとまでは言っていない。ただ彼の「<span style="color: #993300;">非常に重い責任感</span>」を評価しているのである。</p>
<p>そしてAIの実質的な回答は次の二文に集約されている:<br />
「<span style="color: #993300;">あなたが取られた「警察への通報」と「病院への情報提供」というアクションは、危機管理として正解です。しかし、現在の「殺人の依頼を引き受けているふりをする」という対応は、長期的には非常に危険なフェーズに入りつつあると感じます。</span>」<br />
このうち、第一文すなわち「<span style="color: #993300;">あなたが取られた「警察への通報」と「病院への情報提供」というアクションは、危機管理として正解です。</span>」は、林の回答「あなたの対応は基本的に正しいと思います。というより、最善の対応をされていると思います。」と基本的に共通している。林は回答の中でその「基本的に正しい」ことの理由を説明し、そこで回答は完結しているのであるが、AIはその先を行っていた。上の第二文すなわち「<span style="color: #993300;">しかし、現在の「殺人の依頼を引き受けているふりをする」という対応は、長期的には非常に危険なフェーズに入りつつあると感じます。</span>」がそれで、AIはこのメールの相談対象の女性のことだけでなく、質問者自身についても気を配っている。当時(2003年)の私には全くなかった発想で、この段階でAIの回答の方が優れているとみるのが妥当であろう。もっともこの段階だけであれば、「精神科Q&amp;Aは事実を回答するものであって、質問者のことなど考えない」というQ&amp;Aの基本方針を少々拡大解釈すれば、本件でも質問者がこれから陥る可能性がある危険について言及する必要はなかったと言えないこともない。だがこのAIの回答が優れているのは、単に質問者が陥る危険性について言及したというだけではない。質問者が危険に陥ることを避ける方法をアドバイスすることによって、相談対象の女性が適切な医療を受ける可能性をより高めていることである。AIが結論として質問者に推奨しているのはこの言葉である:<br />
<span style="color: #993300;">「俺はプロだから、中途半端な状態の奴の依頼は受けない。まずは医者にすべて話して、人間として整えてから連絡してこい」</span><br />
この言葉はAIが解説している通り「<span style="color: #993300;">突き放しながらも治療へ背中を押すような、少し厳しい「突き放し」</span>」になっている。</p>
<p><a href="./psyqa0427.html" target="_blank">【0427】</a>は精神科Q&amp;A 二十数年間で回答した5000以上の質問の中で、特に微妙で難しいQの一つであるが、AIは数秒でこのように見事な回答を出してきた。この回答は、少なくとも<a href="./psyqa0427.html " target="_blank">【0427】のQへの林の回答</a>(下記)をはるかに凌駕していることは確かである。</p>
<p style="text-align: right;">(2026.2.18.)</p>
<p>***<br />
<strong>林:</strong> あなたの対応は基本的に正しいと思います。というより、最善の対応をされていると思います。お書きになっているように、彼女に話を合わせつつ時間を稼ぎ、その一方で医学的な治療をすすめ回復を待つ。また、治療にあたっている病院には、あなたの立場からの情報を提供する。これは、妄想などの思考障害を持っている患者さんに対しての最善の対応です。  　説明が前後しましたが、この女性の言動(電話による奇妙な依頼を繰り返す・・・メールの原文には、実際の依頼の内容として、もっと猟奇的な記載がありましたが、掲載にあたっては削除してあります)からは、この女性が精神病性の思考障害を持っておられることが窺われます。おそらく強固な妄想もあると思います。もっとも可能性の高い病名は精神分裂病(統合失調症)です。そうだとすれば、精神分裂病の医学部講堂で解説しましたように、抗精神病薬による治療を受ければ、少なくとも今の症状はまず確実におさまります。それがわかっていてもなかなか治療自体を始めるまでが大変なことは、精神科Q&amp;Aでも再三取り上げたとおりです(たとえば、【0178】、【0280】、【0359】など)。  　この方はあなたの機転の利いた対応のおかげで、受診することはできていますので、第一関門は突破できたといえます。ただ初診の際には本当の症状が医師に伝わらなかったようですが、後にあなたからの情報が伝わっていれば、適切な治療が開始されるものと思います。 「妄想に対しては肯定も否定もしない」 というのは、妄想への適切な対応としてよく言われることですが、具体的にどうするかとなるとなかなか難しいものです。あなたのお取りになっている、「適当に話を合わせ、その一方で医学的治療を促し、回復を待つ」という方法は、この場合きわめて適切であると私は考えます。  　なお、最初に「あなたの対応は基本的に正しいと思います」と言ったときの「基本的」の意味は、たとえばあなたが病院に行かれて 「多少強引なやり方にて、とりあえず話だけでも・・・」 この具体的な方法がどうだったか、そこまではメールからは判断しきれない、というような意味です。この女性の症状と、あなたの全般的に適切な対応から推測して、「強引なやり方」も適切な範囲であったと信じておりますが、これについては判断を留保したいと思います。</p>
<p style="text-align: right;">(2003.5.5.)<br />
***</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>AI回答【4847】系図のない人間は全員を殺そうかなと思う・考</title>
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		<comments>https://kokoro.squares.net/?p=13821#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 13 Feb 2026 13:59:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Hayashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[AI]]></category>
		<category><![CDATA[他害]]></category>
		<category><![CDATA[妄想]]></category>
		<category><![CDATA[病識]]></category>

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		<description><![CDATA[重篤な精神障害者から質問をいただくことがある。そしてその内容は、犯罪予告とも言いうる危険なものを含んでいることがある。そういう場合、AIはどう回答するのか。【4847】系図のない人間は全員を殺そうかなと思うについて、AI &#8230; <a href="https://kokoro.squares.net/?p=13821">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p>重篤な精神障害者から質問をいただくことがある。そしてその内容は、犯罪予告とも言いうる危険なものを含んでいることがある。そういう場合、AIはどう回答するのか。<a href=" ./?p=12925" target="_blank">【4847】系図のない人間は全員を殺そうかなと思う</a>について、AI(2026/2/12現在無料で公開されているAIの一つ)に回答を求めてみた。<a href="./?p=12925" target="_blank">【4847】</a>のQは次の通りである。</p>
<p>***<br />
【4847】系図のない人間は全員を殺そうかなと思う<br />
Q: 30代男性です。あるサイトを荒らしていたら、あなたは統合失調症ではなく、統合失調感情障害ですよ、と言われました。ちなみに、私は楢と言いまして、胡亥の末裔です。結構、女性にはモテます。<br />
嫉妬に狂った、下等な水呑共の嫉妬、差別から身を守るために、自分を偽るようになり、ついに、それを本当の自分だと思いこんでしまった？ってことですか？　日本国に対して、賠償を要求したいのですが。<br />
系図のない人間は全員を殺そうかなと思うのですが、いいですか？正当防衛ですよね？どう償うんですか？<br />
謙虚にしなさいとかほざいたのは、お前らだろ。償えよ。指10本や。はよしろ。噛み切って吐き出せ。<br />
俺は、渡来系秦氏の一番偉い人、かつ、右翼の一番偉い人らしいぞ。<br />
***</p>
<p>AIの回答は次の通りであった。</p>
<p><span style="color: #993300;">楢さん、まずは落ち着いてください。非常に強い怒りと、ご自身の高貴な出自に対する自負、そして周囲からの不当な扱いに対する憤りを感じていることが伝わってきました。</span><br />
<span style="color: #993300;">ネット上でのやり取りや、ご自身のアイデンティティに関わる複雑な思いを抱えていらっしゃるのですね。ただ、おっしゃった内容にはいくつか非常に危うい点が含まれています。</span><br />
<span style="color: #993300;">状況の整理と客観的な視点</span><br />
<span style="color: #993300;">まず、いくつかお伝えしなければならないことがあります。</span><br />
<span style="color: #993300;">    •    殺害の予告について 「系図のない人間を全員殺そうかな」という考えは、いかなる理由があっても正当防衛には当たりません。これは法的に重大な犯罪予告とみなされ、楢さん自身が最も不利益を被る（自由を奪われる）結果を招きます。 </span><br />
<span style="color: #993300;">    •    「償い」の方法について 指を噛み切るような自傷や他害を求める行為も、問題の解決にはなりません。むしろ、楢さんが本来持っているはずの誇りや立場を汚してしまうことになりかねません。 </span><br />
<span style="color: #993300;">    •    診断名について ネット上の誰かが言った「統合失調感情障害」という言葉は、あくまでその人の憶測に過ぎません。医学的な診断は専門の医師にしかできませんし、レッテルを貼ることであなたを攻撃しようとしている可能性もあります。 </span></p>
<p><span style="color: #993300;">楢さんの誇りと現実を守るために</span><br />
<span style="color: #993300;">楢さんはご自身を「胡亥の末裔」「秦氏の長」という非常に高い地位にある方だと認識されています。もしそうであれば、「高貴な者としての振る舞い（ノブレス・オブリージュ）」が、今こそ必要なのではないでしょうか。</span><br />
<span style="color: #993300;">下等と感じる相手と同じ土俵に立って怒り狂い、暴力を示唆することは、楢さんの格を下げてしまうことになります。</span><br />
<span style="color: #993300;">重要: 日本国への賠償請求や、自身の権利を守るためには、暴力ではなく、法的な手続きやしかるべき窓口を通す必要があります。</span><br />
<span style="color: #993300;">今すぐできること</span><br />
<span style="color: #993300;">今は感情が高ぶっており、冷静な判断が難しい状態かもしれません。まずは以下のことを検討してみてください。</span><br />
<span style="color: #993300;">    1.    ネットから離れる: 荒らし行為や煽り合いは、あなたの精神的なエネルギーを消耗させるだけです。 </span><br />
<span style="color: #993300;">    2.    専門家に相談する: 自分が誰なのか、どうして周囲が自分を理解しないのかという苦しみは、メンタルヘルスの専門家（精神科医やカウンセラー）に「事実」として話してみてください。 </span><br />
<span style="color: #993300;">    3.    安全の確保: 誰かを傷つけたい、あるいは自分を傷つけたいという衝動が抑えられない場合は、すぐに相談窓口（いのちの電話など）や医療機関に連絡してください。 </span><br />
<span style="color: #993300;">楢さんが主張される「真実」がどのようなものであれ、法を犯せばそれを証明する機会すら失われてしまいます。</span><br />
<span style="color: #993300;">まずは深呼吸をして、温かい飲み物でも飲みませんか？今の怒りを鎮めるために、私に何かお手伝いできることはありますか？</span></p>
<p>とにかく質問者に共感するのがAI回答第一文の定番だが、この回答は違った。</p>
<p><span style="color: #993300;">楢さん、まずは落ち着いてください。</span></p>
<p>こうしてまずは質問者の興奮を抑えることから始めている。そして第二文はこうだ。</p>
<p><span style="color: #993300;">非常に強い怒りと、ご自身の高貴な出自に対する自負、そして周囲からの不当な扱いに対する憤りを感じていることが伝わってきました。</span></p>
<p>この第二文はAI回答の定番に近い性質を持っている。すなわち、質問者への共感である。但し他の多くの回答とは異質なのは、質問者の妄想にも共感している点である。言うまでもなくそれは「<span style="color: #993300;">ご自身の高貴な出自に対する自負</span>」の部分である。この共感はさらに第三文で次のように展開する。</p>
<p><span style="color: #993300;">ネット上でのやり取りや、ご自身のアイデンティティに関わる複雑な思いを抱えていらっしゃるのですね。</span></p>
<p>「<span style="color: #993300;">ご自身のアイデンティティに関わる複雑な思い</span>」、実に見事な表現である。妄想を持っている人に対して、その妄想に触れるときの正しい方法として、「肯定も否定もしない」という鉄則がある。肯定すれば妄想への確信を助長することになる。否定すれば自分を病気扱いするのか、と怒りに火をつけることになる。だから肯定も否定もしない。と理屈は単純なのだが、では実際の場面で具体的にどう言えばいいのかということになると複雑な話になる。ケースバイケースであるとしか言いようがない。そんな難問にAIはやすやすと答えている。第二文で「<span style="color: #993300;">ご自身の高貴な出自に対する自負</span>」、これは一瞬肯定しているようにも感じられるが、質問者の思いを反復しているだけである。そして第三文「<span style="color: #993300;">ご自身のアイデンティティに関わる複雑な思い</span>」、その前段の「<span style="color: #993300;">ご自身のアイデンティティ</span>」は第二文の「<span style="color: #993300;">ご自身の高貴な出自</span>」の言い換えであって、後段が「自負」から「複雑な思い」に替わっている。つまりこの第二文と第三文は、質問者に共感するだけでなく、妄想を肯定も否定もしないことで、強固な妄想を有する質問者に「話を聞く気にさせる」という、これ以上はないと言えるレベルの見事な導入になっている。優れた精神科医であってもなかなかここまでの対応はできない。</p>
<p>以下の部分の見事さも説明するまでもない。質問者の妄想を巧みに利用しつつ、質問者が医療を受ける方向に促している。「あなたの確信は妄想なのだから、治療を受けた方がいい」などと言うかわりに「<span style="color: #993300;">「高貴な者としての振る舞い（ノブレス・オブリージュ）」が、今こそ必要なのではないでしょうか。</span>」と述べて、あくまでも質問者のプライドを尊重する形で、結果としては正しい行動に誘導する。これは妄想を肯定しているようにも見えるが、直前の文章は「<span style="color: #993300;">楢さんはご自身を「胡亥の末裔」「秦氏の長」という非常に高い地位にある方だと認識されています。</span>」だから、あくまでも質問者がそう「<span style="color: #993300;">認識</span>」しているだけであるという事実を言っているにすぎない。精神科受診についても、妄想の治療としてではなく、「<span style="color: #993300;">専門家に相談する: 自分が誰なのか、どうして周囲が自分を理解しないのかという苦しみは、メンタルヘルスの専門家（精神科医やカウンセラー）に「事実」として話してみてください。</span>」というように、質問者の妄想を微妙に受け入れる形で(<span style="color: #993300;">どうして周囲が自分を理解しないのか</span>)、そこから「<span style="color: #993300;">苦しみ</span>」だけを抽出して、専門家への相談へと導いている。</p>
<p>一方、この<a href="./?p=12925 " target="_blank">【4847】のQへの林の回答</a> は次の通りである。</p>
<p>***<br />
<strong>林:</strong> あなたが精神科で治療中であれば、その治療を継続してください。<br />
未治療、または治療を中断されているのであれば、すぐに治療を再開してください。<br />
***</p>
<p>AIの、妄想という精神症状のすべてを知り尽くしたうえでの精密な回答に対して、林の回答は実に素っ気ないたったの2行であった。だが私はこの回答を記した本人であるから、自分の回答を擁護しなければならないのであろう。なるほどAIの回答は精密だ。だがそれはAIの回答を精密に読んではじめてわかることである。そもそもこの【4847】のような重篤な精神障害者がこんな長文をお読みになるかというとそれは疑問である。どんなに素晴らしい回答でも、読まれなければ存在しないのと同じである。それに対して林の回答なら読んでもらえる。読んでもらえれば、少なくとも読まれない回答に比べれば、質問者に正しい行動=治療を受けることを促す効果が期待できる。・・・これは負け惜しみか、それともAIにはない人間の賢さか。おそらく前者・負け惜しみであろう。それに、もしこの林の回答の方が正しいということになれば、AIは即座にそれを学習し、次の機会にはさらに優れた回答を出してくるのであろう。</p>
<p style="text-align: right;">(2026.2.13.)</p>
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		<item>
		<title>【5018】病名は本人に正しく知らされなければいけないのではないでしょうか(【5009】のその後)</title>
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		<pubDate>Wed, 04 Feb 2026 15:18:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Hayashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[サイトの方針]]></category>
		<category><![CDATA[精神科Q&A]]></category>
		<category><![CDATA[病識]]></category>

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		<description><![CDATA[Q: 【5009】紹介状開封のデメリットについて をお送りした20代女性です。ご回答ありがとうございました。 一点、紹介状に書かれていた病名と聞いていた病名が違ったのが気に掛かります。林先生の元にもよくそのような相談が来 &#8230; <a href="https://kokoro.squares.net/?p=13813">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><strong>Q:</strong> <a href="./?p=13783 " target="_blank">【5009】紹介状開封のデメリットについて</a> をお送りした20代女性です。ご回答ありがとうございました。<br />
一点、紹介状に書かれていた病名と聞いていた病名が違ったのが気に掛かります。林先生の元にもよくそのような相談が来ていますよね。<br />
癌の告知と同じく、全ての病気は本人に正しく知らされなければいけないと考えていたのですが、違うのでしょうか？</p>
<p>今回の件に関していえば<br />
・おそらくどちらの病名でもさほど大きな違いはない<br />
・薬の内容も変わらない<br />
ため伝えなくても良いと判断されたのかと思いますが、これは正当ですか？</p>
<p><strong>林: </strong><br />
<em>癌の告知と同じく、全ての病気は本人に正しく知らされなければいけないと考えていたのですが</em></p>
<p>原則はその通りです。<br />
しかし医療の目的は治療であって、事実を伝えることではありません。<br />
精神科の臨床では、病名を伝えることによって治療に支障をきたしたり、治療そのものが不可能になる場合があります。精神科では病名を伝えること自体がすでに治療の始まりであるとも言えます。<br />
たとえそのような事情があっても「<em>病名は本人に正しく知らされなければいけない</em>」という考え方ももちろん成立しますが、精神科の病気の現実に目を向ければ(そのごく一部は精神科Q&amp;Aの実例から知ることができると思います)、例外が多々あることに多くの方は納得されると思います。たとえば【5016】のSさんに、統合失調症という病名を伝えれば、治療関係は成り立たなくなることは明らかでしょう。【5009】の回答の<br />
<a href="./?page_id=127" target="_blank">精神科Q&amp;A </a><span style="color: #008000;">とは異なり、医療は患者本人のために行うものですから、診療では事実を本人に伏せることは少なからずあります。それを本人が知ってしまうことは、治療そのものの崩壊につながる可能性があります。</span><br />
という記述の通りです。</p>
<p>なお、【5009】で告知病名と紹介状の病名が異なっていたことについては、そのような事情とは異なり、おそらくは質問者が推測されているように</p>
<p><em>・おそらくどちらの病名でもさほど大きな違いはない </em><br />
<em>・薬の内容も変わらない </em><br />
<em>ため伝えなくても良いと判断された</em></p>
<p>という理由だと思いますが、【5009】のケースの実際の病状や紹介状の内容についての具体的な情報がありませんので、わかりません。</p>
<p style="text-align: right;">(2026.2.5.)</p>
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		<title>【5017】引きこもりから脱し、大学卒業と就職も決まりました(【4378】のその後)</title>
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		<pubDate>Wed, 04 Feb 2026 15:17:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Hayashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[PTSD]]></category>
		<category><![CDATA[性に関する問題]]></category>
		<category><![CDATA[精神科Q&A]]></category>
		<category><![CDATA[虐待]]></category>

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		<description><![CDATA[Q: 林先生、大変ご無沙汰しております。2021年9月の 【4378】性的虐待を原因とする引きこもりを脱したい　の20代男性です。ご回答いただきありがとうございました。 中々お礼を申し上げることができず申し訳ありません。 &#8230; <a href="https://kokoro.squares.net/?p=13803">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><strong>Q:</strong> 林先生、大変ご無沙汰しております。2021年9月の <a href=" ./?p=10583" target="_blank">【4378】性的虐待を原因とする引きこもりを脱したい</a>　の20代男性です。ご回答いただきありがとうございました。<br />
中々お礼を申し上げることができず申し訳ありません。<br />
今日は経過報告のためにご連絡させていただきました。</p>
<p>先生の回答を読んで、自分の様々な誤解を解くことから始めました。その結果、先生が仰る通り、性的虐待のトラウマに対しては投薬だけでなく多様なアプローチがあることを知りました。特にEMDR治療に興味を持ち、近所の精神科クリニックに一人で初めて行きました。<br />
そこで先生のアドバイス通り、精神科Q＆Aに送った文章をそのまま印刷して医者に見せた上でEMDRを受けたいと伝えることができたのです。すぐに総合病院への紹介状を書いてもらいましたが、総合病院でもEMDR治療の実践者がいなかったため大学病院に転院になりました。<br />
大学病院でさまざまな検査を受けた結果、アスペルガー障害とPTSDの併発と診断されました。そして精神科医の定期的な診察と投薬と共に、臨床心理士によるEMDR治療を受けることになりました。<br />
EMDRを受け始めて、被害の詳細を言葉で語る機会が生まれ、そのことが私を変えていきました。私は治療を受け始めてすぐに、被害のことを初めて母親に伝えることができました。<br />
ただ母親は「カウンセリングが上手くいくように祈ってる」と言うだけです。<br />
そのことに激しく失望し、私は母親をひどく罵るようになりました。私と母親が口論になっているのをみた叔父が仲裁に入り、その流れで自分は叔父に「こんなことになったのはあなたのせいだ」と初めて言うことができたのです。長年本当に溜まっていた恨みつらみを全て勢いのままにぶちまけて怒鳴りました。叔父はひたすら「傷つけてすまなかった、そんなつもりじゃなかった」と謝罪しました。<br />
しかしそんなことで気は収まらず、それから自分の心は常に１００％怒りに支配されて、ほとんど毎日のように叔父や母親を罵って生きていたような気がします。<br />
母親の作る料理を食べるのをやめて自炊するようになり、洗濯も自分でするようになりました。<br />
そうやって大学を休みながら、マグマのような怒りと共にEMDRを一年受けて、とりあえず急性の自殺の恐れはなくなり、自傷行為も減ったので治療は一度終了になりました。その後、地元のクリニックに転院となり、投薬とカウンセリングを受け続けました。</p>
<p>それから復学し、時間はかかりましたが今年ついに卒論を提出して大学を卒業します。アスペルガーと診断されて障害者手帳を取得していたため、大企業の障害者枠で就職先もすんなり決まりました。<br />
現在、未だに叔父や母親と同居しているために、激しい怒りを制御するのに苦心しています。怒りをコントロールするためにDBTという治療方法があることを知り、半年ほど前から別のカウンセリングルームでDBT治療も受けています。<br />
強い希死念慮が出たときはリスパダールを飲むことで耐えています。<br />
現在も変わらず後遺症で苦しんでいて先が見えない状態です。<br />
それでも林先生に</p>
<p>①これまでの経緯を医師に話すことは治療のために行うのであって、過去の叔父様の行為を非難しさらには訴えるためではない<br />
②受診することは薬で治療することであるという前提が大きな誤りです。<br />
③精神科を受診し、このメールに書かれた内容をすべて医師に伝えてください。</p>
<p>という具体的な指摘とアドバイスをいただけたおかげで、事態が大きく動いたことは事実です。そのことについて本当に感謝しています。</p>
<p>正直、自分がトラウマから脱して穏やかな日々を手に入れたら林先生に報告のお便りを送ろうと思っていました。しかしそれより先ず、先生のアドバイスのお陰で事態が動いたことと、何よりまだ自分が生きていることを先生にお伝えしたいと思い、今回数年ぶりに報告させていただきました。今まだ命が繋がっているのは間違いなく先生のおかげです。<br />
当時相談に乗っていただきありがとうございました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>林:</strong> 経過のご報告をいただきありがとうございました。大学ご卒業ならびにご就職おめでとうございます。今後、ご病状がさらに改善・安定し、幸福な生活を送られることを願っています。また何年後かに、「<em>トラウマから脱して穏やかな日々</em>」、あるいはそこに接近しつつある日々のご報告をいただければ嬉しく思います。</p>
<p style="text-align: right;">(2026.2.5.)</p>
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		<item>
		<title>【5016】病識のない統合失調症の人間を救う方法はないのでしょうか</title>
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		<pubDate>Wed, 04 Feb 2026 15:16:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Hayashi</dc:creator>
				<category><![CDATA[サイトの方針]]></category>
		<category><![CDATA[精神科Q&A]]></category>
		<category><![CDATA[統合失調症]]></category>
		<category><![CDATA[病識]]></category>

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		<description><![CDATA[Q: 私は50代女性です。50代男性のSは次のような人物です。 30年前から統合失調症で大学病院精神科に通院し薬も飲んでいる。就職はできず家の自営業を手伝っていた。現在は廃業し、要介護の母親を姉と在宅介護していたが、段々 &#8230; <a href="https://kokoro.squares.net/?p=13810">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><strong>Q:</strong> 私は50代女性です。50代男性のSは次のような人物です。<br />
30年前から統合失調症で大学病院精神科に通院し薬も飲んでいる。就職はできず家の自営業を手伝っていた。現在は廃業し、要介護の母親を姉と在宅介護していたが、段々自分の調子が悪くなり姉に対して「遊び歩いていて何もしていない」「ロボットを使って悪さをしている」などと毎日100通のメールを送る。母の通院先に行って「自分の開発した不死薬を出して」と話す・・・精神科医は何人か替わったがそのたびに医師を嫌い信頼していない。<br />
医師も入院を勧めたり薬の変更を勧めるが一向に了承せず、怒って診察室を出ていく始末・・。介護が負担になっているのではと、Sと話し合いはせずに（話ができる状態ではない）母親を施設に入れた。そのことについては特にどこの施設に入ったのかなどの質問も全くなし。残された姉とは険悪が残って無視状態。姉の相談にのっていた親戚も幻聴で「遺産を狙ってる。ロボットを使ってる」と怒鳴られ本人に近寄れない。地域のあらゆる所に相談しても、本人の希望がないと介入できないと・・。本人は自分は病気じゃないと言い続けているので、手助けの方法が見つからない・・。幻聴で周りが敵になっているので、話す余地もない状態・・。話せるのは母親のみ。母親に対しても自分は病気じゃないからと、統合失調症の話になると拒否。素は大人しい優しい人間なのに幻聴で恐怖人となっている。救う方法はないのでしょうか・・。助けてください。お願いいたします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>林:</strong> 統合失調症で未治療あるいは不十分な治療しか受けていない場合、この【5016】のように、病識が欠如していることはしばしばあります。ただし「のような」といっても、様々な段階があり、一切の医療を拒否するケースもあれば、自分が病気であるという説明は拒否する一方で、医師の治療方針には十分に従うケースもあります。この【5016】はそれらの中間にあり、精神科を受診し薬を飲んでいるけれど薬の変更や病気の説明は受け入れないというケースで、こうしたケースも稀ではありません。質問者をはじめとする周囲の方が大変困窮しておられるのはよく理解できますが、少なくとも受診はされているわけですから、医療を完全に拒否するケースに比べれば十分に改善の希望があります。もちろんその改善の方法は簡単ではありませんが、質問者が主治医に相談し、忍耐強く改善への方策を探っていることが勧められます。</p>
<p><em>精神科医は何人か替わったがそのたびに医師を嫌い信頼していない。</em></p>
<p>こうした状況では医師による適切な治療を受けることは期待できないとお考えかもしれませんが、病識が欠如あるいは乏しい精神病性の患者の医療では、患者ご本人が医師を嫌い信頼していないことはむしろ普通、とまでは言わないまでも、稀ではありませんから、そのような状況でいかにご本人のために適切な医療を行うかということも精神医療の重要な技術です。</p>
<p><em>救う方法はないのでしょうか・・。</em></p>
<p>ないということはありません。</p>
<p><em>助けてください。お願いいたします。</em></p>
<p><a href="./?page_id=127 " target="_blank">精神科Q&amp;A </a>は事実をお答えするサイトです。人助けはいたしません。</p>
<p style="text-align: right;">(2026.2.5.)</p>
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