【4920】精神障害のピアサポーターになりました (【4651】、【4669】、【4794】のその後)

Q: 【4651】私の躁うつ病(双極性障害)は治ったのではないでしょうか【4669】自己判断で断薬したら悪化してしまいました【4794】躁うつ病(双極性障害)患者の抗うつ薬服用・増量による躁転のリスク  でご回答をいただいた30歳の女性です。

今回は質問ではなく報告となりますが、件名にある通り、現在利用している相談支援事業所の職員に勧められて精神障害のピアサポーターとしての活動を始めました。精神的負担を懸念されながらも一応主治医から了承を得ています。

とはいえ、本来ピアサポーターの活動として主となるはずの、精神科の入院患者の地域移行や退院後の支援が、担当地域や近隣に精神科病床のある病院はおろか、精神科を標榜する病院そのものが非常に少ないために行うことができず、ピアサポーターのあり方が問われる地域ではあります。

また、担当地域のピアサポーター数名による月1回の定例ミーティングや同じく月1回の県内全域のピアサポーターによるオンライン会議、2ヶ月に一度の当事者会が主で、他に年1回近隣地域との合同研修、県内全域との合同研修がある程度で、活動の場や機会そのものが少ないです。

これまで利用してきた地域活動支援センターが方針転換して、コミュニケーションの練習の場ではなく、ちょっとでも会話をしていると注意される、就労の場にしても厳しすぎる場所になってしまい利用中止したところでもあり、少々日々に物足りなさを感じますが、本業の就労継続支援A型利用や多少崩しがちな体調との両立を考えると活動頻度はそのくらいの方が良いのかもしれません。

 

林: その後の経過をご報告いただきありがとうございました。
ピアサポーターは大変有意義なご活動で、ピアサポーターによって大いに助けられ色々な面で回復されている精神障害の方はたくさんいらっしゃると思います。
ご自身にとって無理のない範囲で活動をお続けください。

(2025.1.5.)

05. 1月 2025 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 躁うつ病