【4728】私は自分のダメなところを都合よく発達障害の症状に当てはめている

Q: 17歳高校生女子です。
私は自分がダメ人間であると認めたくがないために、自分はASD、ADHDなのでは?と考えることがよくあります。

私はもともと怠けがちな性格だったのですが、中学に上がってから、課題の提出が間に合わなかったり、課題をギリギリにやるせいで昼夜逆転生活になったりして、自分はADHDなのでは?と考えるようになりました。また、コミュニケーションが苦手なので、ASDでは?と考えることもあります。

しかし、ADHD、ASDの特徴に当てはまらないことも多くあり、発達障害の症状は文章だけだと誰にでも当てはまるとインターネットのサイトにも書いてあるので、私は本当に発達障害なのではなく、自分のダメなところを都合よく発達障害の症状に当てはめているだけです。

上のように、自分は発達障害ではないと理解しているのですが、何かうまくいかないことがあるたびに、現実逃避のために、「やっぱり私は発達障害なのではないか?」と考えてしまいます。

このような不毛な考えをやめたいので、他人の客観的な意見で私は発達障害ではないと否定してもらいたいです。ADHD、ASDではないか?と思う自分の特徴を書くので、発達障害かどうか教えてほしいです。

○物事の優先順位がつけられない
期限が近い課題があるのに、それよりも期限が遠い課題を始める。課題の量がある場合、どのくらい時間がかかるかがわからず、うまく計画が立てられない。

○計画通りに物事を進められるたことがない
計画通りにいかなかった場合、立て直すことができない。

○集中力がない
宿題を始めようと机に座っても、気分が落ちつかず、妄想を始めてしまう。そのまま「宿題を始めなきゃ」と思いながら、5時間ぐらい妄想をしてた。

○人の話の途中で妄想を始めてしまう
一対一の会話は平気だが、先生が全体に話をしている時や授業中、「話をきこう!」と思っても気づいたら妄想を始めてしまう。小学生の時は授業に興味を持って集中して話を聞けていたが、中学になり昼夜逆転生活により居眠りをよくするようになり、授業についていけなくなったのが原因だと思う。

○空気が読めず、人から笑われることや、馬鹿にされることが多くある
上のような経験は沢山あるのですが、人から笑われたことだけ覚えていて、具体的なエピソードが思い出せません、すみません。

○頭の中で曲が流れている時がある

○運動が苦手

○こだわりが強い
自分の中にマイルール(ドライヤーで髪の毛を乾かす手順、カフェでの注文の手順など)があり、それを崩されると不機嫌になる。幼少期、複数個入りのお菓子があった時、どれを選んでも変わらないのに、自分のお気に入り?なようなものがあり、それを他人に取られないようにしていた。グループワークの際、自分のやり方で進めたくて、周りに合わせるのにストレスがある。

○片付けが苦手
プリントを教科ごとにファイリングしているが、途中からめんどくさくなって一つのファイルにまとめてしまい、どこに必要なプリントがあるのかわからなくなる。教科書などを本棚にしまうのがめんどくさく、床に置きっぱなしにしてしまう。後回しにしているだけで片付けが出来ないわけではない。

○感情的
怒ったり悲しくなったりした時に、「落ち着け、表に出すな」と思っても抑えられず、物や親に当たってしまう。(椅子や机を倒す、服を鋏で切る、親に責任転嫁して私は悪くないと主張する、など)

○計算ミスが多い

○課題の途中でやりたいことができた時、課題を放ってやりたいことをやってしまう
宿題をしている途中に、毛抜きや落書きなどをしてしまう。宿題をする時間だからやめようと思っても、そのことで頭がいっぱいになって集中できない。

○人と話す時、無意識に、爪や指をいじってしまう。

○うろうろする癖がある
課題をする時に落ち着かないと、家の中をうろうろする癖がある。洗濯物を畳む時に、洗濯物がある部屋に居続けず、途中で他の部屋をうろうろすることがある。学校など、うろうろしてはいけない場面では抑えられる

○気遣いができない
自分が気遣いが出来ないと思った時のエピソードを挙げると、Aさんがある道具を必要としていて、その道具が自分の近くにあるのに、取ってあげるという考えが思いつかなかったこと。

○完璧主義
自分の理想通りに進めたいので、なかなか課題を進められない。一つうまくいかないことがあると投げ出してしまう。

○パニックになる
複数課題があったり、課題の期限が迫っている時に、パニックになって課題を進められない。課題が複数ある時、一つの課題をやっている時に他の課題が気になり、他の課題をやり始めたり、また元の課題に戻ったりする。

○人との会話の仕方がわからない
幼少期、人に話しかけられたら返事をしないといけないのがよく分かっていなかった。相手に言われたことを頭の中で処理して、返事を考えるのでいっぱいいっぱいで実際に返事が出来なかった。返事を考えただけで返事をしたつもりになっていた、自分を客観視出来なかった。「最近部活はどう?」と聞かれると、「どうってどういうこと?」と返事が思いつかない。相手の質問に答える時、質問の意味が理解できなかったり、変に思われたらどうしようと思ったり、どう返事をすればいいか分からなかったりして黙ってしまう。

逆に発達障害にあてはまらない自分の特徴は、

○忘れ物・遅刻は人並み

○気分に波はない
特にトラブルがなければ穏やか。

○感覚過敏はない

○待つことができる
待ち時間にイライラすることはない

○指示された事はできる
指示の内容が理解できたら大丈夫。忘れない。

以上です。読みにくい文章ですみません。

 

林: あなたが発達障害である可能性は十分にあると思います。「ADHD、ASDではないか?と思う自分の特徴」として具体的に(この「具体的に」が重要な点です)書かれている内容がその根拠です。他方、「発達障害にあてはまらない自分の特徴」も書かれていますが、発達障害であれ他のどんな病気であれ、その病気に特徴的な症状がどのケースにもすべてあるわけではありませんので、「発達障害にあてはまらない特徴」があることは、診断の可能性を否定する根拠にはなりません。

私は本当に発達障害なのではなく、自分のダメなところを都合よく発達障害の症状に当てはめているだけです。

そのように断定することに根拠はありません。
他方でもちろん、そうでないと断定することもできません。つまり、「自分のダメなところを都合よく○○の症状に当てはめているだけ」という人が存在するのも事実ですし、あなたがそうでないと断定することもできません。しかし回答の冒頭に記した通り、あなたが発達障害である可能性は十分にあると思います。

(2023.9.5.)

05. 9月 2023 by Hayashi
カテゴリー: ADHD, 発達障害, 精神科Q&A タグ: , |