【4142】主治医に自分の考えを整理して伝え、納得できる治療が始まりました(【4113】のその後)

Q: 【4113】双極性障害か、性格の問題か で回答いただいた30代女性です。
林先生にご相談しようと思って先日の文章を書いたことで自分の中で経緯や考えが整理され、その結果、【4113】の回答をいただく前に、主治医との診察の際にうまく伝えることができました。そして双極性障害なのか性格的特徴なのかどうかというのはすぐにはわからないので一旦エビリファイだけを必要なときのみ飲んで様子をみていこうという形になりました。現時点ではわりと元気に生活できています。
初めての診察では自分は社会にとって申し訳ない存在だという気持ちが強く、無気力で落ち込んでいたこともあって泣きながらまとまりのない話をしてしまったことで少々出来事などが誇張されて伝わってしまったのかもしれませんでした。こちらで文章を一度書いて整理したことで診察が進んだので大変ありがたく思っております。
林先生のこのサイトは何年も前から見ていまして、こちらでいろいろな事例を読んできたこと・主治医にしっかりと状況を説明することの大切さなどを学べたため今回も早めに病院に行って事態を好転させることができました。いつも本当にありがとうございます。今後とも拝読させていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

林: 経過のご報告をいただきありがとうございました。精神科での治療は、必ずしも本人が最初の時点で納得できる治療が正しい治療とは限りませんが、もちろん納得でき、かつ正しく適切な治療であればそれが理想です。この【4142】に関しては正しく適切な治療が開始されていると思います。おそらく今後、症状にある程度の波があり、処方の調整が必要になると予想できますが、症状や思いをよく主治医に伝え、適切な治療を続けてください。

(2020.10.5.)

その後の経過(2020.12.5.)

05. 10月 2020 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 躁うつ病