【3359】ほかにも忘れていた症状がありました(【3323】【3339】のその後)

Q: 【3323】自分が2人いるように感じます【3339】解離性同一性障害に発展する可能性は高いですかの20代女性です。二度に渡って私の質問にご回答いただ き、本当にありがとうございました。

現在、通院では主治医の先生と10分程会話をして薬を処方していただいています。会話は症状や日常生活に関することが主です。通院すること自体が混乱している今の自分を支えてもらう体験になっているように感じます。

【3339】での解離性同一性障害に発展する可能性に対する林先生のご回答(「高いと言えると思います」)は、自分で質問しておきながら事実を突きつけられたようでショックでした。どこかで否定してもらいたい気持ちがあったのだと思います。主治医の先生に同様の質問をした際は「そんなことはないので大丈夫です」とのことでしたが、おそらく私の影響の受けやすさも考慮して、あえて伝えないという選択をされたのかもしれません。入院が選択肢の一つとして出てくることを考えると、客観的に判断して私の状態はあまり良くないのだろうと思います。私自身が自分が病気のはずがない、甘えているだけという感覚があり、今の自分の状態を受け入れられていなかったのだと思います。林先生のご回答を受けて、ようやく目が覚めたといいますか、今の自分の状態を受け入れないといけないのだとハッとさせられました。

林先生のHPに記載されていた「偽記憶」について拝読いたしました。中学生の頃から自分の記憶が偽物であったらどんなに救われるかと思いながら生きてきたので、偽記憶は大変興味深いテーマでした。もし、私の記憶が偽物であるのなら、ないものをあると誤認して苦しんでいることになるので、病気の(ふりをしているように感じる)自分が滑稽に思えてきます。今さら記憶の真偽を確かめるつもりはありませんが、真実であるのなら、なぜ記憶が抑圧されなかったのか、いっそのことすっかり忘れ去ってしまいたかったと思います。過去の出来事は自分が原因で自分が異常であったために起こってしまったという確信があり、それなのにこんな風な(ある意味被害者的な)病気になっている自分が本当に馬鹿に思えます。常識的に考えれば、私に100%の非があるとはいえないだろうと頭ではわかっているものの(他人のこととして置き換えるとそのように考えられます)、実感としてはその正反対で、自己嫌悪や罪悪感に苛まれます。

先日記載いたしました症状以外にも、思い返してみると様々な症状がありました。
・記憶がないのに怪我をしている。
両足の爪が紫色になっていたり、胸に傷があったりしたことがありました。
・家で一人でいる時、独り言を言い続けてしまうことがある。
頭の中に登場人物を作り出し、その人と会話をしている感覚で独り言を言い続けてしまいます。べらべらと話していて気づくと数時間経っていることがあります。子どもの空想遊びに近い感覚だと思うのですが、正気に戻った時は空想の内容も忘れています。楽しい内容ならまだしも、最終的には泣きじゃくって正気に戻ることが多いです。
他にも、混乱状態の時に自分の気持ちを書き殴った遺書がどんどん増えていきます。封筒に入れて送る準備をしているものもあります。書いている最中は記憶が曖昧で、後から冷静になって見返すと、何馬鹿なことしているんだろうと滑稽に思います。
何よりこれらの症状を「忘れていた」と感じること自体、病気なのだろうと思います。

自分の思いを長々と書き、まとまりのない文章、大変失礼いたしました。
私は必ず良くなろうと思います。自分の弱い所を認めて、時には誰かに頼ったり支えてもらったりしながらも、生き続けられるように何とか踏ん張ります。本当は死にたくないですし、私は生きたいですし、やりたいこともたくさんあります。
林先生のご回答は自分にとっての転換点となりました。お忙しい中ご回答くださったこと、深く感謝申し上げます。回復した際は、またご報告させていただけると幸いです。

林: 経過とさらに詳しい症状のご報告をいただきありがとうございました。
ご自分について冷静かつ正確に洞察されていることが読み取れますので、

私は必ず良くなろうと思います。

その意志とあわせ、必ず改善に向かうと思います。

回復した際は、またご報告させていただけると幸いです。

それをお待ちしております。

(2017.1.5.)

05. 1月 2017 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 解離性障害