【4325】うつ病の姉に波があるのは薬が合っていないか、もしくは飲み過ぎではないか
Q: 30代の姉がうつ病で心療内科に通いはじめて3年近くになりますが、波の繰り返しです。薬は大体7~8錠、多い時は15錠服用しています。ハイになっている時はお金使いがあらくなったり、子供達に口うるさくなったりしますが、続いても一週間位で落ち込むと全く何もする気がなくなるようです。薬を飲み続けていてもこんなに波があるのは薬が全く合わないのかもしくは薬を飲みすぎているという事はありませんか。今服用している薬はパキシル、アモキサン、ベタナミンなどです。
林: お姉さまはうつ病ではなく双極性障害か、または薬のために一時的にハイになる時期が現れているのかもしれません。
薬を飲みすぎているという事はありませんか
それはわかりません。錠数と薬の種類が記載されていますが、薬ごとのミリグラム数とその錠数についての記載がなければ、多いか少ないかは判断できません。また、「薬は大体7~8錠、多い時は15錠服用しています」という記載で、これは時期によって処方が変えられているということだと思われますが、それがどのような理由でどのように変えられているかについての情報がなければ、多いか少ないかについても、処方の変更が適切かどうかについても何もわかりません。
薬が全く合わないのか
その可能性は十分にあるでしょう。双極性障害に用いられる気分安定薬の処方の方が適切という可能性は十分にあります。また、ベタナミンが処方されている理由は不明で、このケースではベタナミンはかえって症状を悪化させているかもしれません。
(2021.6.5.)