【3624】アルコール依存症の兄は自死しました(【1444】のその後)

Q: 2008年に【1444】一日中飲酒し、ガリガリに痩せている義兄で相談しました40代女性です。先日2017年12月に義兄は自死しました。5年前に内蔵がやられアルコールは絶っていたようで家族の否認が強い中私だけでもなんとか福祉につなげようと今年ようやく引きこもり支援の助けを借りつつあった矢先の出来事でした。後遺症で骨がボロボロで、網膜剥離が出て失明の危機にあり絶望してマンションから飛び降りて即死しました。アルコール依存症の寿命としては60歳なのでもった方でしょう。相談にのっていただきありがとうございました。

 

林: 経過のご報告をありがとうございました。残念な結末ですが、事実だけを申し上げるとすれば、【1444】の状態で放置されれば、どのような形にせよ結末は悲惨なものになることは確実だったと言えます。ひとことで言うなら「家族による否認の大罪の具体例」です。お義兄様のご冥福をお祈り申し上げます。

(2018.2.5.)

05. 2月 2018 by Hayashi
カテゴリー: アルコール依存症, 精神科Q&A, 自殺