【3609】主治医は「退院が早かった」と言うばかりなのです
Q: 私は30代女性、 弟は32歳になります。
弟は半年前ごろから奇妙な行動(妄想と、幻聴による支配)が目立ち始め、会社を辞め、実家に戻ってまいりました。それから1ヶ月後、自殺未遂をしたため近くの精神科に入院となりました。
ジプレキサと、インヴェガを上限maxまで処方されているようで、妄想は辛うじておさまりましたが、幻聴が全く収まらず、かなり聞こえている状態で、涎、痺れなどの症状もあり、医師からは、本当はもっと入院させたいけれど、本人が退院したいと言っているからといって、2ヶ月前に退院という運びになりました。
今だ診断名ははっきりしておらず、もともとてんかんがあるため、てんかんからの精神障害かもしれないし、統合失調症かもしれないが、どちらにしてもかなりの重度である、薬が全く効いていないと言われています。
退院は早かったですが、本人が退院したいと聞かないので仕方がないですねと言われ、今のところは特に変薬される様子も見られず、本人は幻聴に向かって大声で叫んだり、ものを投げたりして、ずいぶん錯乱している様子です。
日中落ち着いている時もありますが、私自身嫁いでしまって、実家から出てしまっており、高齢の両親が、癌でもあるので、大変心配しております。
このような場合、今の時点でも、セカンドオピニオンを検討すべきでしょうか?
様々な体験談を読みましたが、いたずらに主治医を変えるべきではないと言う意見もあり、家族としましては、どのペースでどう動けばいいか、全く分からない状態です。
また、病院の中に、PSWの方もおられないようで、行政等にも相談してはおりますが、どのようにすれば良いか、障害年金などの金銭的なこと以外は計画が立たない状態です。
症状は、細かく主治医に話してはおりますが、対策を教えてもらえるわけでもなく、退院が早かった。重度で全く薬が効いていない、との話をされるばかりです。
そのような意味では無いのかもしれませんが、本人が退院したいと言うから悪いというような言い方に聞こえてしまい、本人を説得しようにも、話があまり理解できないような状態です。
ぜひご意見を聞かせていただけませんか?
どうぞよろしくお願いいたします。
林:
いたずらに主治医を変えるべきではないと言う意見もあり、
一般論としてはその通りですが、
本人は幻聴に向かって大声で叫んだり、ものを投げたりして、ずいぶん錯乱している様子
という状態で、主治医の対応が、
症状は、細かく主治医に話してはおりますが、対策を教えてもらえるわけでもなく、退院が早かった。重度で全く薬が効いていない、との話をされるばかりです
ということでは、話になりません。これは主治医としての責務の放棄です。他の信頼できる医師を受診してください。
(2018.1.5.)