【5006】精神科を受診し、睡眠薬を処方されました。 (【4988】のその後)

Q: 【4988】逃げ癖は治りますか の20代の女です。
精神科を受診し、睡眠薬を処方されました。それを飲んで寝つきが良くなり、仕事と通勤以外なら晴れやかな気持ちで過ごすことができるようになりました。

主訴が眠りが悪いとうことだと、うつ病と診断されないのでしょうか。希死念慮についても伝えましたが、「うつ病っぽくないんだよなぁ…」と首を傾げられ、自己否定から希死念慮があるというふうに話すと、「あなたは謙虚すぎます」と言われました。
わたしは誰かといると、その誰かの態度を真似してしまうところがあり、医師が明るくて朗らかな方だったため、同じような態度を取ってしまい、鬱っぽくなく見えたように思います。

始め睡眠薬をもらった時は1週間後に受診する必要がったため、日記をつけてみました。
今度は自分ができるようになったことを日記に書くようにして、周囲と自分を比較するのではなく、過去の自分と現在の自分を比較するようにすると良いというアドバイスをもらいました。
疲れが出てくるとどうしても希死念慮が出てくるので、「疲れることなく苦痛を感じない無になりたい」 という願いが根底にあるような気がします。
以前よりも冷静に考えられるようになった気がするので、まずは睡眠薬を継続し、睡眠を良くして、立て直せるように頑張ろうと思います。
過去の自分と比較して記録を取ることで甘えているなと感じること以外にも目を向けられるようになりたいと思います。
でも、生きている意味がわからないです。生きている人間は自分じゃなくてもいい気がします。
つまり自分は生きていなくてもいい気がします。
ここの価値は自分で見定めるものではなく、周りの人からもらう価値だと思うのですが、難しいものですね。
でも、この疑問はずっとついて回るし、この疑問に目を向けているうちは希死念慮は増大するばかりです。
暇なんでしょうね。もっと向き合うべき問題があると思うのですが、どうしてもそこに目が向いてしまいます。
睡眠薬をもらう関係でまた医師にかかるので、そこで聞いてみようと思います。でも、そんな事言われても困りますよね。

 

林: 
以前よりも冷静に考えられるようになった気がするので、まずは睡眠薬を継続し、睡眠を良くして、立て直せるように頑張ろうと思います。

現段階においてそのお考えは適切だと思います。但し注意点として、頑張りすぎないこと、また、仮に頑張れなくなったとき、ご自身を責めることはせず、その頑張れないこと自体が症状である可能性に十分にご留意されることが大切です。

【4988】の回答でご指摘した通り、質問者がうつ病である可能性は十分にあり、その可能性は今回のメールからはさらに強化されたように思います。

引き続き慎重に治療を受け続けてください。

(2025.12.5.)

05. 12月 2025 by Hayashi
カテゴリー: うつ病, 精神科Q&A