【4988】逃げ癖は治りますか
Q: 20代女です。
初めての仕事の介護職員で病んでしまい退職して以来逃げ癖ができてしまったと考えています。 まとまりのない文章となってしまっています。申し訳ございません。
新卒で介護職員になってから心身を病み2年半で退職し、一ヶ月後転職し一ヶ月だけ勤務した後悪化し退職し、全く別の業界に勤めるために一年ほど職業訓練校で勉強したあとに就職しました。
介護職員の頃抱えた症状は
・寝付けない
・思い詰める
・希死念慮を抱える
でした。
病院では強い抑うつ症状と言われました。
寝られるようになったため通院をやめて、訓練校に専念しました。
訓練校ではあまり症状は出ませんでしたが、資格取得に私だけ遅れた時は「向いていないのかもしれない、自分に価値はない」と考えて全てを投げ出したくなることもありましたが、資格取得できて以来似たような症状はでなくなりました。
しかし就職してから、似たような症状が出るようになりました。
勉強することや考えることが多く、また、夏風邪を引いて体力が落ちたり、夏バテも相まって体力的にきつくなって出ているだけのように感じます。
しかしながら、この程度ですべてを投げ出したくなったりするのは甘えだと考えています。
また、別業界に就職したのだから周りの人とコミュニケーションをとって何をするべきか考え、1つずつステップアップして戦力になっていくよう成長するべきだし、何が辛いのかもよくわからない状態で働いている現状で、辛さを理由に逃げ出したいと考えているため、逃げ癖というものがついてるように感じています。
同時に、社会に適応できない、社会的な動物である人間として不適格だから居なくなったほうが資源の無駄遣いにならないため、居なくなるという手段は私という人間ができる簡単で最適な奉仕ではないかという考えもあります。
簡単な方に流されてしまいます。
また、このように先生にメールすることで「あなたは病気です」と言っていただき、私に社会で正社員として働くことは難しいから逃げていいですよ、と言ってほしいと考えています。
やはり逃げ癖ができています。
社会からも逃げたいです。
今の仕事からも逃げたらもう何もできないと思います。そうしたら社会にいられないです。しかし今の仕事は怖いです。社会にいられないのだったらもう社会から逃げたいです。
今の仕事は誰も怖くないです。周りの人が優秀で、私そこにいてもいいのか分からないです。初心者だからしょうがないと言われますが、似たような失敗をしたり社会人として当たり前ができなかったりします。
(挨拶を忘れる、関わりのある社員が誰かわからない、分からないことの質問ができない)すごく緊張をして喋れなくなります。頭が働かなくなります。
しかし、それらは仕事と向き合うことから逃げているから、頭が考えやすい「怖いこと」や「自分がなぜできないか」に向いているだけだからです。
治療すればよくなりますか。
逃げ癖は治りますか。
まとまりのない文章となってしまい申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。
林: 現状からの逃避を望んでいるという事実について、質問者の自己認識は正しいと思います。
しかしその認識から直ちに、それが「逃げ癖」であるという結論を導くことはできません。「逃げ癖」という表現には非難(自己批判)が内在していますが、客観的な状況に照らして、逃避が非難にあたらないことも考えられます。
また、質問文の全体的なトーンからは、質問者がうつ病あるいはそれと同等の状態にある可能性も読み取れます。
自分を振り返って反省することは一般的には重要ですし、どんな場合でも自分に反省すべき点が多かれ少なかれあるのはごく普通ですが、ということは逆に、自分に反省すべき点があるという事実をもって直ちにすべてが自分の責任であるとか、自分は病気ではないなどと結論することはできないということです。
精神科を受診されることをお勧めします。
(2025.10.5.)