【4965】アコースティックギターの音は実在する音だったようです(【4749】、【4849】、【4862】のその後)
Q: 【4749】アコースティックギターの幻聴らしきもの、 【4849】騒音も止み、アコースティックギターの幻聴も聞こえなくなりました 、【4862】アコースティックギターの”騒音”はまだ時折現れるようです これらを投稿した30代の男です。いつもお世話になっています。
結論から申し上げますと、タイトルの通り、アコースティックギターの音は幻聴ではなく、実在する音だったようです。また、現在は諸々のトラブルが解決しました。
【4862】の投稿後、例のアコースティックギターの音はほぼ聞こえなくなりました。【4849】の際に述べたように、管理会社がギターを弾いているであろう入居者に注意を行ったことが功を奏したのだと思います。
以下の内容は精神医学とはあまり関係のない話なので恐縮ですが、事の経緯を記しておこうと思います。
【4862】から連絡が遅くなったのは、【4749】で述べたアコースティックギターとは別件の騒音トラブル、”①隣人の騒音(夜中12時から朝5時ごろにかけて、単発的な話し声や笑い声が週に複数回)”が再発したためです。
前回に引き続き、管理会社や警察に注意をしていただいたり、弁護士に相談したり、私自身が掲示物や直接対面で注意を行いました。しかし、「注意後に騒音が止まる→1、2週間後に再発→再び注意→注意後に騒音が止まる→…」と いう繰り返しでした。
そこで、隣人が学生だったこともあり、管理会社を介して隣人の両親(マンション契約者)と交渉し、昨年度中に退去してもらうことで合意しました。現在、①の隣人はすでに退去済みです。
結局のところ、隣人の騒音を出す癖は最後まで改善しませんでした。約2年強にわたり、「騒音発生→再発→休止」を繰り返していた形になります。
現在、別の人が①の号室に入居しておりますが、①のような騒音はなく、ようやく快適な日々を送っています。
アコースティックギターの騒音の解決後、それほど時間を置かずに①の”騒音”が再発したため、「これも幻聴なのではないか」との万一の疑念を拭えませんでしたが、結果的にどちらの騒音も止んだことでひと安心しています。
結局のところ、本件は音楽幻聴ではなく実在する音だったようです。
ただ【4749】で書いた通り、十代中盤(中高生のころ)のころ意図的に、あたかも外界から曲が流れているように脳で音楽を再生することができたのは事実でした。
また別件ですが、中学生のころ明らかな幻聴を聞いたことを思い出しました。
自室でエレキギターをアンプを通さずに(他の電化製品のスイッチも全てオフ)生音で弾いていると、部屋の天井隅(隣接する部屋なし)からザーっというノイズ音が流れ、数秒後に「水がほしい」という男の人の低い声が聞こえてきました。
驚いて一階にいる母に伝えたのち、数ヶ月間コップに水をいれてお供え物のようにしていました。結局のところ幻聴はそれきりでした。
思春期なことや世間の流行もあって、オカルトが友人間でブームになっていたことも関係しているのかもしれませんが……。
また私は基本的に人生を通して健康体でしたが、中学生のころ一度だけ全身に蕁麻疹が大量に現れ、あまりに多くでてしまったため蕁麻疹同士が合体し顔面、掌、性器、足の裏を除く全部分が一段階盛り上がるという症状に見舞われました。
かかりつけの内科に診てもらい、院内のベットで点滴を打ってもらい寝ていたらいつの間にか治りました。(この間トイレに行く際に一度だけ完全に意識を失い倒れました)
完治はしたものの原因は特定できませんでした。元々肌が弱く花粉やハウスダストなどのアレルギー持ちだったものの、特に前日にアレルゲンに触れたり、高ストレス下に置かれていたり、食あたりを起こしそうなものを食べたり、などの事実はありませんでした。
前述の「水がほしい」の幻聴と時系列が前後は記憶が定かでありませんが、最低でも3ヶ月以上は離れていたと思います。特に両者に関連性はないと思いますが、逆に言えば思い当たる関連事象がこれくらいしかありません。
そもそも本件は音楽幻聴ではなく実在する音として解決したので、上記の十代のころの騒動とは関係ないと考えるのが筋ですが、念の為書き記しておこうと思いました。
ちなみに、統合失調症を患っている妹も、少しずつ社会復帰へのステップを踏んでいます。
また、両親と再会した際、本件や妹のことについて話をしていたところ、私の母方の叔父も統合失調症を発症していたことを初めて知りました。私が物心ついたときにはすでに社会復帰済みで、特に再発している様子もなかったため驚きました。
騒音トラブルや妹の統合失調症の発症を知る前から、貴サイトを拝見していましたが、まさかこのような身近な形で得た知識が諸々の理解に役立つとは思いませんでした。驚くと同時に、事前に知っておいてよかったと心より思います。
また今更ですが、私の最初の投稿【4749】の次の番号の【4750】統合失調症の幻覚が現れる感覚器の種類について 、も興味深く拝見したことをお伝えします。
最後になりますが、今後とも林先生のご活動を陰ながら応援しております。
林: 経過のご報告をいただきありがとうございました。【4749】からの経過は、事実が何であるかということについての判断がなかなか難しい状況であったと思われますが、解決して何よりと思います。穏やかな生活が続くことを願っています。
(2025.6.5.)