【4800】薬が効いてきたと思うのですが、私はほんとに病気なのでしょうか(【4566】、【4580】、【4689】、【4743】、【4752】、【4772】、【4796】のその後)
Q: 【4796】処方してもらいました。何となく気分は良くなったような気がします を質問した30代女性です。回答ありがとうございます。
薬は飲み続けたいと思ってます。ラツーダは40mgに増やしました。
前みたいにやる気がわいて、何でもできる感じです。早起きもできます。
周りを警戒してしまうのはまだあるんですが、あまりにやることや考えることが多くて忙して、周りについてずっと考えてる暇がないから、前ほど考えなくなってるっていう感じです。
前と違って、もちろん1日の終わりには疲れはするんですけど、色々頑張れるので、薬は飲み続けたいと思います。たぶん薬のおかげだと思うので。
ただイライラしやすくなってます。常識の範囲内だと思うけれど、言い返したり、文句言ったり、声が大きくなったり、言い方が少しきつめになったりしてます。でも、暴言吐いたり、手当たり次第怒るとかそこまでではないです。今まで我慢してきたことを、言わずにいるんじゃなくて、思ったときに相手に伝えてみるっていう程度です。ただもう少し穏やかな気持ちにはなりたいとは思うのですが、どういう薬が良いのでしょうか。これは薬の副作用で生じているのでしょうか。
そもそもやる気が出ている、つまり薬の効果がたぶん出ているというのは、私が病気であるいう証拠になり得ますか? 病気ではない人が、同じ薬を同じ量だけ飲んだらどうなるのでしょうか。私と同じようにやる気が出るのではないでしょうか。それとも、病気ではない人が同じ薬を飲んでも、私と同じ感じにはならないのですか。どのようになるのでしょうか。
私が病気であるという証拠はどうやったら持てるのでしょうか。私は自分が病気ではないと思いたいわけではなくて、でも甘えってあまりに周りから言われ続けたので、自分が病気であると思って良いのかが不安なんです。でも血液検査やレントゲンで明らかに病気ですと見て分かるものじゃないから、何を言われても病気なのかそうでないのか確信が持てません。
似た特性がある人はたくさんいて、でも病気あるいは病気じゃないの二択にしかならないのですが、実際はグレーゾーンもあって。私は確かに統合失調症に見える症状はあった(ある?)のかもしれないけど、ドーパミンとかそういう問題ではなくて、幼い頃の親の育て方や学生時代のことが原因でそれがトラウマみたいになってて、あたかも統合失調症に見えてるのではないかという気がします。(例えば幼稚園の頃から家で一人で留守番させられていたから、周りや物音に敏感になる性格になったとか)結局病気なのか病気でないのか、100%の確信で言えるものなのですか。精神疾患において。
何か失礼な言い方をしていたら申し訳ないです。
それからもう一つ、追記で質問させてください。
昨年から自己破産の手続きしていたんですが、自己破産には同時廃止と管財事件という2つの種類があって、生活のために仕方ない借金だとか財産が無いと認められたら同時廃止になって、浪費やギャンブルのための借金だったり、財産があったりすると、管財事件になるんです。それでつい先日、私は管財事件になることが決まりました。つまり借金が浪費だと裁判官に考えられました。生活のための借金ではなくて、浪費つまり贅沢な無駄遣いのための借金と裁判官に認められたんです。甘えや怠けだと裁判官に認められて、生きてる価値がないという烙印をおされた気分です。裁判官にもそう認められちゃったんですけど、私が甘えじゃないだなんて、誰に言えるんでしょうか。今まで親にも教師にも友だちにも職場の人にも医者にも看護師にもあらゆる人に甘え、怠けと言われて、ついに裁判官にも甘えと言われました。生きてる価値あるんですか?私は。
林: 順調に薬物療法が進行しているようで何よりと思います。このまま治療を続けてください。やる気が出てくるのと同時に、イライラも出てきたとのこと、そのイライラが薬の副作用かどうかは今の時点では何ともいえません。どのようなときにどのようにイライラするのか、冷静に自己観察し、それを主治医の先生に伝えて判断していただいてください。
私が病気であるという証拠はどうやったら持てるのでしょうか。
それは深く重要な問いですが、今のあなたはそうしたことを考えるのではなく、治療に専念すべき時期です。治療を続け、もっとよくなってからゆっくり考えてみてください。
私は管財事件になることが決まりました。つまり借金が浪費だと裁判官に考えられました。
ついに裁判官にも甘えと言われました。
管財事件は、自己破産の中で、破産管財人が選任される手続きのことを指すもので、「借金が浪費だ」という判断と直結するものではありませんし、ましてや裁判官があなたを「甘え」だと言っているわけではありません。にもかかわらず、そのように解釈してしまうことも、症状の一つだと思います。
(2024.3.5.)