【4752】次の診察のときに症状をきちんと先生に伝えようと思います(【4566】、【4580】、【4689】【4743】のその後)
Q: 【4566】病気と診断されてるけど、私は病気じゃない、【4580】やっぱり私は病気じゃない、【4689】病気か、通常の気分変動か、昔の服薬の影響か、【4743】私に通院・服薬が必要だと言うのは林先生だけなので混乱しています で回答頂いた30代女性です。ありがとうございました。何度も同じことを聞いて申し訳なかったです。と言いながら、またメールをお送りしてすみません。今回は質問というより報告したいだけのメールだと思います。しつこかったら無視してください。すみません。
【4743】にお書きした「様子見」というのは、通院の予約は先生に入れられている状態です。一ヶ月おきです。
【4743】のメールをお送りしたあとは、自分の状態がジェットコースターみたいにがくんがくん移り変わっていて、よく分かりません。仕事を少し前にやめたので、そのあとの色々な手続きで 疲れているだけかもしれません。すごく憂うつな気分になってだるくなったときもあったんですが、自分の月経と関係していただけかもしれません。そんなに頻繁に気分が良くなったり、 悪くなったりするのは病気ではないと思うので。(「一週間以上続いたら病気の可能性がある」と目にするから)
統合失調症なのは確実と言われて、次の診察のときにきちんと伝えようと思いました。紙に書いてみます。
気分の変動は前述の通りですが、周りへのイライラは一貫してあるような気がします。前、メールお送りしたときは自分に「気のせい」と言い聞かせていると書いたのですが、最近はあ まりにも頻度が多いからか疲れてるからかよく分からないけど、言い聞かせることもなくなりました。とにかくイライラしています。バスや電車に乗って自分の真後ろや近くに人が座ったら、なんで後ろに座るんだろう、監視するためか、嫌がらせするためだと思って怖くて緊張して、コンビニやスーパーに行ったとき、他の客が通せんぼしたり邪魔してきたり、こそこそ陰口言われたり笑われたり、なんでそんなに人の嫌がることするんだろうと思ってます。引きずることはほとんど無いのですが、あまりに常にそんな感じなので「気のせい」と言い聞かせるのも忘れてしまうというか追いつかないです。もう、本当に気のせいなのかも分からなくなってきた感じです。前より、確信してるというか、気のせいと疑う気持ちが弱くなったというか、本当に周りの行動、やり方にイライラしてます。 疲れます。
でも家事とか料理は前ほどではないですが、まだ普通にやれてます。
何が本当なのか、事実なのか、あるいは私の感じ方が悪いだけなのかよく分かりません。
一時は、私以外の人間が皆グルになって、私を困らせて、どういう行動を取るのか観察してるというか、実験してるのかと思いました。そして、それに気づいてしまったから、殺されるか もしれないと思いました。なんか地球が滅亡しそうな全てが終わったような怖い感じがしました。そのとき、目の前が真っ暗になった感覚がしました。比喩でなく、目の前がそうなりました。そして、精神科に行ったり、薬飲んだりさせられるのは、そういう真実に気づいてしまった人から、その真実を忘れさせるためなのかと思いました。正直、精神科医にもそういう役割 があるのかと思いました。
そのときは自分の考え方が怖くなって、昔もらって余っていたリスペリドンを1錠だけ飲みました。その一回きりですが。
今はその考えは落ち着いているけれど、とにかくイライラしてます。そして、そのイライラを極力自分の中で抑えてるので、大変と言えば大変です。
【4743】で頂いた回答を読んで、淡々と、でも私のためにとても丁寧な回答を頂いてしまったと思って、世界というか精神科を疑った気持ちを反省しました。失礼で変な言い方をしていたらす みません。
とりあえず、頑張ります。自分を律したいです。ありがとうございます。ご報告みたいな感じで書きました。また進展というか、何かあったらご報告させてください。迷惑にならないよう に頻度に気をつけます。
林: その後の経過をご報告いただきありがとうございました。あなたが統合失調症であることは確実です。今回のメールでご報告いただいた症状も統合失調症として典型的なものです。
【4743】にお書きした「様子見」というのは、通院の予約は先生に入れられている状態です。一ヶ月おきです。
【4743】での私からの質問に答えていただきありがとうございました。「様子見」がそのような意味でしたら、医療の方針として不適切ではないと思います。けれども、あなたの症状は直ちに治療が必要な段階で、様子見でいいという段階ではありません。
統合失調症なのは確実と言われて、次の診察のときにきちんと伝えようと思いました。紙に書いてみます。
是非そうしてください。このメールに書かれている症状、そしてこれまでの症状が正確に主治医の先生に伝われば、薬物療法が開始されることと思います。適切な治療を受ければあなたの精神状態は回復することが十分に期待できます。
(2023.11.5.)
