【2552】豹変した妻について‏

Q: 私は30代男性、結婚7年、妻の年齢は36歳です。普段はおとなしく、喧嘩もしないような性格です。 共稼ぎ。私は家事や妻の職場への送り迎え、住宅ローンなども私の給料から支払い。妻はある程度自由に過ごせていたように思われます。 ある時、どこの家庭でもあるような些細な言い争いの末、妻が離婚を言い出しました。それからは、まるで何かのスイッチを入れたかのように豹変。 人を睨みつけ、暴言を吐くようになり、不平不満を口にして完全に私の人格を否定。 ベタベタと甘えるようなタイプから一転して悪態をつきまくり、顔つきまでかわってきました。 口を開けば離婚、顔も見たくない、その顔を見ているとヘドが出る、送り迎えも迷惑だった、豚などと、思いつく限りの暴言を言ってきます。 私がまるで浮気や暴力、借金などして家庭崩壊を起こした犯罪者のような扱いに。 家にある私の物も捨て始め、自分の人生から排除していく感じに。 つい先日まで一緒に仲良く出かけて、旅行まで行っていたのに別人になってしまいました。 あまりの対応に別居。 その後、こちらの提案で、二年間の同居をしてその時に離婚したかったら離婚届けに判を押すと言うと、二年我慢すればいいのね?と、渋々了承。 妻曰く、結婚はギャンブルだ。私はそのギャンブルに負けたんだと言い出す始末。 その状況でもなんとかならないかと、関係改善を試みてはいましたが、挙げ句の果てに、50代の男性に言い寄り、不倫関係に陥ってしまいました。 このような極端な状況になって3ヶ月。心の病を疑うようになりました。 彼女は複雑な家庭に育ち、母親からの暴力を受けて育ちました。そのような環境も影響があるのでしょうか? 以上宜しくお願いいたします。

 
林: これはちょっと何とも言えません。表面的には 【1769】ここ数ヶ月の間に彼女の様子が少しおかしくなってきました などの系列の質問のようにも見えますが、実はそうではなく、奥様は解離性障害か、少なくともその(解離の)傾向があるのかもしれません。

彼女は複雑な家庭に育ち、母親からの暴力を受けて育ちました。

その具体的内容によっても判断は違ってきます。解離はしばしば生育環境との関連があるからです。
さらに、

50代の男性に言い寄り、不倫関係に陥ってしまいました。

これを性的逸脱行動とみれば、境界性パーソナリティ障害の傾向(境界性パーソナリティ障害も解離と同様に虐待などの生育環境と関連する場合があります)があることも考えられます。

もちろん、
(1) 急に夫を嫌うようになった。
(2) 複雑な家庭環境で育った
(3) 夫を嫌ってから他の男にいいよった。
これら一つ一つを取り上げてみれば、それだけで病的であるなどといえるはずはありませんが、これらの組み合わせと、それに加えて、あるときから全く別人のように豹変したということを合わせると、解離や境界性パーソナリティ障害の可能性を考える必要があるということになります。

(2014.2.5.)

05. 2月 2014 by Hayashi
カテゴリー: パーソナリティ障害, 境界性人格障害, 精神科Q&A, 虐待, 解離性障害