【4180】簡易診断でADHDの可能性最大レベルと出ました
Q: 13歳、中1の男です。
YoutubeでADHDを知ったのですが、その症状がまさに自分に似ていて、試しにネットの簡易診断で試したところ、「ADHDの可能性は最大レベルです」と出ました。
インターネットの情報を過信するのは良くないのですが…。例えば、ケアレスミスや物忘れなどの症状が、似ているのです。
以下、僕の症状です。
物忘れ
・提出するべき課題を忘れてしまう
・言われたことを覚えられない
・直ぐに忘れる
・毎日忘れ物をしてしまう
多動
・じっとしていられない
・貧乏揺すりなどしてしまう
不注意
・すぐに気が散る
・授業中などのときに別のことをしてしまう
・結構つまづく
・物事を順序だてることが苦手
・期限を守れない
・忘れ物が多い
・文字の書き間違えが多い(例えば「なにを」を「ににを」と書いてしまう)
その他(カテゴリがわかりませんでした…)
・ケアレスミス
・喋りすぎる
・すぐにイライラしてしまう
・独り言が多い
中学生のため、親への相談もしずらいですし、寿命をちぢめちゃいそうです…
林: 精神疾患をチェックリスト形式の簡易診断法で診断することはできません。特に発達障害やパーソナリティ障害は、それらの症状や特徴とされるものは、言葉にしてしまうと誰にでもある程度はあるものですから(たとえば「期限を守れない」「ケアレスミス」などは、誰にでもある程度はあります)、自己診断は不可能です。【3098】ADDの項目がいくつもあてはまります 、【2842】私は境界性パーソナリティ障害の項目がたくさんあてはまります などをご参照ください。
ただし、チェックリスト形式の簡易診断法が無意味とまでは言えません。その簡易診断法の結果がポジティブで(つまり、病気の疑い濃厚という結果で)、そこに記されている特徴によって日常生活に支障が出ているという二つの点が満たされれば、病気の疑いはありますので(二つの点が両方満たされることが必要です。簡易診断法の結果のみの場合はほとんど意味はありません)、受診して診断を受けることが勧められます。
この【4180】は、チェックリストの結果が箇条書きで示されているだけですので、これだけでは病気の疑いがあるともないとも言えません。
(2020.12.5.)