【3384】家族を壁に並べて射殺したい。家族の肉を食べたいと母に言わせて、殺させて食べさせたい。 (【3202】のその後)
Q: 【3202】解離性障害、PMS、鬱、統合失調症、醜形恐怖症、他、併発しているようなのですで質問させていただいた30代女性です。
定期的に家族におそろしい殺意を抱いてしまいます。
とても人には言えないのですが、具体的に書かせていただき何かヒントをいただければと思いメールしました。
家族を壁に並べて射殺したいと思ったりします。
ですが、あっさり死なれるのもしゃくなので、監禁してじわじわと、私にしてきたことの
グレードアップしたものをやらせたいと思ったりします。
なぜなら、内容が同じレベルのことをするのでは私の苦しんできた年月分が埋まらないか
らです。
私は幼稚園から中学生まで、日本にいるというのに人権がありませんでした。
なので、母の人権を奪いたいのです。
四つん這いで歩かせ、家族の肉を食べたいと言わせて、殺させて食べさせる。
私が受けたダメージをグレードアップすればこんな風になります。
何者に対する優しさも許さない。
愛する心を踏みにじりたいのです。
そしてしたくないことをしたいと言わせたい。言わない場合や、違う思想を持っているよ
うな内容を言うたびに爪をはぐなり火炎放射気で焼くなりしたい。
私がどれだけ長い間生きることに苦労してきたことか…。
メンタルを削られ続けた日々。
それにみあうことをしたい。
ですが、することはありません。
何故なら、私の中には思いやりという強い特性があるからです。
したい。なので想像する。実際にする冷酷さや度胸はありません。
願望です。
ある殺人鬼は、子供の頃に母にラマを買い与えられ、なついた頃に
ラマがかわいいかい?
と聞かれ、
かわいい
と言うと、ラマを射殺されたといいます。
そのエピソードはとても残酷だと感じました。しかし、私も遠からず何度もそのような気
持ちにさせられてきました。
大切にさせて壊す。人間関係など、私より弱いものを叩きつぶさせられたりなど…。
だから、大切であろう家族を自分の手で殺めて食べさせたいのです。
違う方法でも構いません。ただ、絶対に気をふれさせたいのです。
母は相変わらず新興宗教にのめりこんだままで間違いを今も認めません。なので、体感し
てわからせたいのです。
こんな発想が異常であることはわかっています。
前回回答頂いたように私は解離です。
これも解離の症状なのでしょうか。
憎しみとはこわいものです。
こんな危険な思想を抱いている場合、入院などをした方がよいでしょうか。
昔は解離性同一障害になりかけていたのか、自分が自分に殺されそうになったりしていま
した。そういう機会は減りました。
しかし、今度は敵にその矛先が向いたようです。
私が解離だとわかると、鬼のくびを取ったように
「やはりおかしいのはおまえだ」
というような家族の意識を感じます。言葉でも言われます。
ですが、やつらはみんな精神をやられていると思います。親はアダルトチルドレンか知的 障害があるように思います。なぜなら、親族の誰もが時たまそれを口にします。
私が一番まともだと思われているようで、同情されたりします。
しかし、家族内では精神科で調べてないもん勝ちという悔しい展開です。
こんな私が陰湿で根にもつやつというだけでしょうか?
わからせたい。わかってもらいたい。これは大人として幼い感覚でしょうか。
もう一度言いますが、実行はしません。
ですが、実行するつもりになって残酷なことを思い浮かべで少しすっきりしたり
しています。
家族以外にここまでの憎しみを持ったことはありません。
むしろ、よく優しい、愛情深いと言われます。家族に比べてみれば、誰もに愛を感じま す。
何事も大したことではなく感じるのです。
家族が幸せを感じることが許せません。
生まれてきたことを後悔させるような想像にかられてしまうのです。
林:
これも解離の症状なのでしょうか。
解離の症状とは違います。但し、このメールに書かれているような内容(家族への根強い憎しみ)と解離には、関連性があります。解離性障害の人はしばしば、自分は子ども時代に、家族からひどい虐待を受けていた(肉体的な虐待の場合も精神的な虐待の場合もあります)と語ることが多いものです。
いま「解離性障害の人は・・・と語ることが多い」とまわりくどい表現をしたのは、そこで語られる虐待が事実だったかどうか、確認できないことが非常に多いからです。つまりそれは事実でないことがあります。しかし事実であることのほうがおそらく多いと思われます。この【3384】のケースがどちらであるかはわかりません。
私が解離だとわかると、鬼のくびを取ったように
「やはりおかしいのはおまえだ」
というような家族の意識を感じます。言葉でも言われます。
ですが、やつらはみんな精神をやられていると思います。親はアダルトチルドレンか知的 障害があるように思います。なぜなら、親族の誰もが時たまそれを口にします。
私が一番まともだと思われているようで、同情されたりします。
しかし、家族内では精神科で調べてないもん勝ちという悔しい展開です。
こういうケースは臨床的に時々出遭うものです。つまり、精神科的診断がつけられている患者本人よりも、家族のほうが深く病んでいて、患者本人はいわばスケープゴートにようになっているというパターンです。
但し繰り返しますが、この【3384】のケースでは、何が本当の事実か不明ですので、そのパターンにあてはまるかどうかはわかりません。
こんな危険な思想を抱いている場合、入院などをした方がよいでしょうか。
入院が適切かどうかは何とも言えませんが(この【3384】のケースがお住まいの地域に、適切な治療を受けられる病院があるかどうかが最大の問題です。標準的な精神科的病院では難しいでしょう)、定期的に精神科で治療を受けることは勧められます。
(2017.3.5.)