【2755】70代の母が肺炎で入院中に精神不安定になり退院させられました

Q: 70代の母のことです。私は息子、40代男性です。母は入院中に徐々に精神不安定になり、退院するようすすめられたのですが、大声を出したり、「もうすぐ死ぬ」などを繰り返し笑顔が消えてしまいました。急な変化に家族も対応できず、治療法と対処方法を教えていただきたく相談させていただきます。

母は急性肺炎で緊急入院し、ステロイド治療(大量)を受け3週間入院しておりました。ステロイド治療は継続中で、今も服用しております。 入院中は容態が悪く、ICUで治療を受け、一般の病室に移った際も同室者の殆どが肺がんの患者で重病扱いでした。病室に移った最初の頃は、「隣の人は肺がんで前向きに生きている」と感心していたのですが、徐々に、すすり泣く声や「入院している方のベッドが次の日にはきれいになっていた」など気にすることが増えてきました。看護婦さんも母の変化に気がついており、主治医との相談の結果、退院しステロイドを服用することで、通院にて治療を続けることとなりました。
退院後直後から「わたしはもう死ぬ」「迎えに来ている」など叫び、薬も服用したがらなくなりました。 退院後1週間たった時、心配していたリストカットで緊急搬送されました。 家族も精神的に参ってきており、退院後の急変にどのようにして対処したらいいのかノイローゼ気味です。 この症状が何なのか、薬の服用からくる副作用なのか、治療が可能かなど、初めての経験で何もかもがわからない状態です。 通院中の病院には精神科が無く、肺炎も治療中のため主治医と相談はするのですが、逃げ腰です。(電話してもなかなかつながらず、面談依頼も不在と断られる)  何か良い対処方法、治療法は無いでしょうか。

林: おそらくステロイドの副作用としての精神症状だと思います。そのほかには、肺炎に伴うせん妄も考えられますが、ステロイドによる可能性のほうが高いでしょう。

通院中の病院には精神科が無く、

精神科があろうがなかろうが、ステロイドで治療するからには、副作用として精神症状が出る可能性があるのは医学的常識ですから、肺炎を治療した病院に対処する義務があるといえます。

肺炎も治療中のため主治医と相談はするのですが、逃げ腰です。(電話してもなかなかつながらず、面談依頼も不在と断られる)  

その主治医は責任放棄しているという非難を免れません。

何か良い対処方法、治療法は無いでしょうか。

大変お困りのことととお察しいたします。非は主治医にあります。

(2014.8.5.)

05. 8月 2014 by Hayashi
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