【4981】 軽い気持ちで精神科にかかって後悔しています
Q: 社会人2年目の20代女性です。先日初めて精神科に行きました。
3ヶ月前に部署異動があり、仕事の進め方が合わない上司、後輩と常に一緒に仕事をしなければならず、残業と少し多くストレスが増えた自覚がありました。そのためか、常にイライラする、独り言が激しくなる(嫌なことを思い出して死ね、殺すなど声に出してしまう)、平日の寝付きが悪くなり夜憂鬱になる、夜に微熱が出る、ここ数年なかった希死念慮が出てくる(前回は思春期特有のものと思っています)、休日は寝て終わってしまうといった症状があり、生活する上で困ってしまい、通院の時間が取れるタイミングで受診しました。精神科では仕事のストレスによる適応障害っぽいねと言われ、抑肝散を処方してもらい、薬でイライラは抑えましょうと言われました。
二週間経った今考えると、病名がつくようなものではなく、ストレス耐性の無さ、未熟さによるものでありいわゆる「甘え」と思えます。Q&Aにはもっと深刻な方が多く、こんなに気軽に精神科にかかってしまったことに恥ずかしさを感じます。後悔しています。ただ悩んだ時に愚痴や相談ができるような家族も友人、恋人もいないので、また困ったらどうしようとも思います。
まとまりがなくてすみません。実親や従兄弟にうつ病の者も多く、なにか遺伝があるのではと不安になりすぎていました。もう症状もほとんど落ち着いたので次は予約せずにおこうと思いますが、問題ないでしょうか。
林: まず精神科を受診した時の状態ですが、
常にイライラする、独り言が激しくなる(嫌なことを思い出して死ね、殺すなど声に出してしまう)、平日の寝付きが悪くなり夜憂鬱になる、夜に微熱が出る、ここ数年なかった希死念慮が出てくる(前回は思春期特有のものと思っています)、休日は寝て終わってしまうといった症状があり、生活する上で困ってしまい
これらの症状をあわせると、うつ病の可能性は十分にあります。
また、
ここ数年なかった希死念慮が出てくる(前回は思春期特有のものと思っています)
この「前回は思春期特有のものと思っています」は、質問者がそう思っているというだけであって、根拠がありません。つまり数年前にうつ病を発症して自然寛解したという可能性があり、そうだとすれば今回の精神科初診のころの症状はうつ病の再発であるとみることも可能です。
そして、
実親や従兄弟にうつ病の者も多く
これらは質問者がうつ病であるという可能性を高める事実です。
なにか遺伝があるのではと不安になりすぎていました。
それは「不安になりすぎ」ではなく、正当な不安です。
二週間経った今考えると、病名がつくようなものではなく、ストレス耐性の無さ、未熟さによるものでありいわゆる「甘え」と思えます。
「甘え」と結論するだけの根拠はどこにもありません。
Q&Aにはもっと深刻な方が多く、
それは事実ですが、そのことと質問者が病気であるかないかということには何の関係もありません。
こんなに気軽に精神科にかかってしまったことに恥ずかしさを感じます。後悔しています。
恥ずかしいことでも後悔することでもありません。
もう症状もほとんど落ち着いたので次は予約せずにおこうと思いますが、問題ないでしょうか。
問題あると思います。これからも慎重に通院を続けてください。質問者がうつ病である可能性は否定できません。
(2025.9.5.)