【4909】ラツーダ60mgを80mgに増やしてもらったら、すごく調子が良くなって、全然きつくなくなりました(【4566】〜【4898】のその後)
Q: 【4898】診断がADHDと境界性人格障害になりました(【4566】〜【4876】のその後) の30代女性です。
前回質問したのがいつなのかはっきりちょっと覚えてないんですけど、3日入院したすぐあと、自殺企図で3週間また入院しました。最初の1週間は隔離室でした。薬は飲んでました。それでもずっと調子悪くて、きつくてきつくてたまらなくて、ちゃんとできない自分に嫌気がさして死にたくなってました。 (ここまでのことは前回の数週間の入院の詳細です)
それで退院したあともずっと死にたかったんですけど、ラツーダ60mgを80mgに増やしてもらったら、すごく調子が良くなって、全然きつくなくなりました。だから死にたいとかも思いません。ラツーダが効いたからボーダーじゃないんじゃないかと思うんですが主治医には訊いてません。主治医はクエチアピン1日75mgを減らしたいみたいです。明後日受診日なのでそれから質問しても良かったんですけど。きつくなくなって、でも金欠なので今一つパートで仕事しているんですが、もう一つバイト最近応募して、あと単発のバイトとかも応募したりしてま。でも今の調子が続けば良いんですけどまた死にたくなったりしたときバイト先に迷惑かけるからどうしようと思って。
今日とあるライブ配信見てて不謹慎かもしれないんですけど彼女のお母さんの自殺のこと考えたりしちゃって、なんかよく分からないけど飛び降りって気持ち良いのかなとか思って、なんか飛び降りてみようかなとか今思ってて。こういうことを人に言う所が主治医によるとまさにボーダーらしいんですが。でも彼女のお母さんに失礼な考えだし、冒涜してるかもしれないし、誰か分かる人いたら申し訳ないんですけど。
主治医にはボーダーだから年金更新できないって言われて、だから働かないといけなくて、今は働けそうだけど次の更新で止まるまでというかそれ以降も働けてるのかよく分かりません。 ただ生活保護は嫌なので働こうと思ってます。ライブとか旅行にも行きたいし。でもなぜか私は飛び降りに魅了されてしまうんです。子どもの頃からです。他の自殺手段も考えたことはないんですが、やっぱり飛び降りで自分は死ぬんじゃないかと思います。
すみません。なんか全然統合失調症と関係ない話してしまったんですが。でも今たぶん調子良くて特に妄想とかない気もします。ラツーダが効いてるんでしょうか。
薬はちゃんと飲むつもりなんですけど、主治医は統合失調症とは考えてなさそうで減らされていきそうな雰囲気で、私もなんか年金貰うためかのように妄想みたいなこと(そもそも無いんですけど)言いにくくなって。とりあえずラツーダ80mgは死守するつもりなんですけど、クエチアピンは減らしていっても大丈夫なんでしょうか。あまりにも先生にボーダーボーダー言われて、それを覆すのが難しそうです。私がすぐ死にたいって色んな人に言うかららしいです。私はどうすれば良いんでしょう。
林: その後の経過をご報告いただきありがとうございました。
【4081】からずっと一貫してお答えしている通り、あなたは統合失調症だと思います。
退院したあともずっと死にたかったんですけど、ラツーダ60mgを80mgに増やしてもらったら、すごく調子が良くなって、全然きつくなくなりました。
あなたの統合失調症にとても合う薬が見つかってとても良かったと思います。但しこれは決して治療のゴールではありません。この処方を維持することが、真の回復への第一歩とお考えください。
とりあえずラツーダ80mgは死守するつもりなんですけど、
必ずそうしてください。
クエチアピンは減らしていっても大丈夫なんでしょうか。
それについては何とも言えません。
主治医にはボーダーだから年金更新できないって言われて、
主治医は誤診していると思いますし、あなたは十分に障害年金をもらう権利があります。
あまりにも先生にボーダーボーダー言われて、それを覆すのが難しそうです。
このレベルの誤診をする医師には改善の見込みは乏しいと考えるべきでしょう。
私がすぐ死にたいって色んな人に言うかららしいです。
このような理由、すなわち、医師にある訴えをすることで、不適切な治療がなされるため、患者さんご本人がその訴えを封印することがあり、それはますます診断を混乱させ適切な治療が困難になります。しかしこの【4909】のケースでは、今の主治医の治療を受け続けるのであれば、死にたいという訴えを封印せざるを得ないでしょう。
私はどうすれば良いんでしょう。
ラツーダ80mgを維持することを最優先してください。そのためには上のとおり、死にたいという訴えは封印せざるを得ないということになりますが、本来それは望ましくないことですから、別の医師に主治医になってもらうのが最善です。
(2024.12.5.)
