【4877】訳が分からないことが起きました。怖くてたまりません。(【4852】、【4869】のその後)
Q: 【4852】突然意識朦朧となり、何かを叫んだあと意識を失っていた?のは解離性障害でしょうか 、【4869】私は人格交代を起こしていたのでしょうか でご回答いただきました59歳女性です。その節はたいへんお世話になりました。驚きばかりで、何がなんだかわからなくなっています。
【4869】の質問の後、作業所を心身面の悪化理由で辞めました。体調不良は本当ですが、職場から離れたことで解離の前兆が嘘のようになくなり、昼間の眠気もソラナックスを飲んでも起こらなくなりました。
前の部署に絶対に立ち入らせない、という職員さんたちの強い意志が見え(上司はそうではないと言いますが、トイレも数箇所あるのに今の部署の一箇所しか使えず不便です)、ああこれはもう無理だな、職員さんたちは信用できないと感じるようになりました。
新しい部署に来て3ヶ月、「あなたが来てから同室の介護支援の子の自傷が増えました」と冷たく告げられました。転籍した時に自傷するからとも告げられてませんし、極力構わないでいました。私の仕事は規則正しく音が出るものなので、それがその子の過敏な五感?に触ってしまうのではないかと考えています。それを「あなたのせいで」と甘んじて受け止めなければならないのか、という不満も残ります。
作業所との間に入ってくれる担当者さんは、書類を口早に説明に内容の確認もまともにさせず、いそいそと割印を取らせてその後連絡はありません。もうお付き合いしたくないのでいいんですが…
この作業所が、というより上司や職員さんたちの一変した態度に失望し、ここだけでなく対人で働くことが怖くなってきました。離婚後20年くらい前から時々一般就労をしていましたが、双極性の自覚もなかったのでどうにかお仕事ができていたのが実際のところだと考えています。
作業所自体もう行かない、涼しくなったらジムに通い体力をつけようと思っていた矢先に、異変が起きました。
・朝起きたら覚えのないアプリがスマホに残っていたスマホを見ながら寝落ちて、その際に広告をタップしてインストールしたのかと思いましたが、一度のタップではインストールできないとわかり、いつの間にかインストールしてたようです。以前インストールしたアプリの類似のものですが、今は必要がないものです。
・翌日に食べようと残しておいたおかずが消えていた
同居家族が食べたのかと思い聞いてみると、私が朝早くに「お腹空いたから食べる」と食べてたそうです。眠剤の前向健忘は何度か経験がありますが、その時はぼんやりそうだ、食べてたわと残骸を見て思い出せます。今回は全く覚えがありません。
これらが今日までの一週間の中で起きました。そこで思い出したのが、去年の不可解な出来事です。
長く活動している某SNSで保存しているDMがごっそり消えていることに気づき、サポートに問い合わせると私が自ら退会、再入会をしているためDMが消えているとの回答でした。とても大切なDMなので退会する理由なんて全くなく、退会も再入会もした覚えはないと再度問い合わせましたが間違いなく私が操作している。ご家族が操作されたのでは?とまで言われ、納得のいかないまま引き下がるしかありませんでした。
スマホには指紋認証ロックをかけてあるため、もちろん家族が私のスマホのロック解除をできるわけはありません。
この3つについて、前回の先生のご回答を読んだ上で考えると解離の症状が去年から明確な形で出ていたと思うのが妥当なのでしょうか(レンタルビデオの看板の件以外でということです)。
【4852】でお尋ねした意識が飛んだことは今年のGW前。それよりも前に(退会再入会の理由もストレスが原因なのでしょうか。某SNSに対して不満はあれど、退会するほどの理由は一切ありません) 自分でもおかしいと感じることが出てきていたことに愕然とし、この一週間で記憶にないことが2回も起きたことが怖くてたまりません。
子供には毎日頻繁に早く病院に行け!と言われますが、
ちょうどお盆休みなのでこれもかなりのストレスです。
私も一日一秒でも早く診てもらいたいばかりで相当参ってます。
もうひとつ気がかりがあります。
解離性障害に詳しい医師はそこまで多くないとも聞いております。
今年に入ってからの悪化で、診察中に号泣するほどしんどくなって先生を困らせているという自覚もあります。
もしも今かかっている先生が解離性障害に詳しくなかった場合、違う通院先を探すことになるのでしょうか。それとも20年ほどの経過を知っていることもあり、このまま今の先生にお世話になった方がいいのでしょうか。
先生には患者として感じたことはいいことも悪いことも情報提供をしており、双極性障害、境界性人格障害、解離性障害の診断はこの先生につけていただいております。
当初別の病院でうつ状態と診断され、パキシルが効き過ぎたのかうつはよくなったと自己判断し通院をやめたことがあります。
その間に躁転したようで、浪費、誇大妄想(資格もお金もないのに起業すると考えていた)が起き、またうつ状態になったことで再度通院。そこから総合病院ゆえの先生の異動が何度があり、今の先生になり独立されたことで現在に至ります。こういった経緯もあり、また最初から約20年間のことを、紹介状があるとはいえ、転院となると説明することを考えるだけで悪化しそうです。
まとまらない文章で申し訳ありません。
考えたくないのですが、まさかこの歳になって悪化するなんて思ってもいなくて絶望しています。
解離は薬では対処できないのでカウンセリングが必要なのかもと思いますが、コロナ禍に伴い院内のカウンセリングも中止、第五類になっても再開されず、カウンセラーの方の姿も見なくなりました。これも先が見えない不安のひとつでもあります。
ひとりになれる時間も体力気力なくストレスばかり。更なる悪化の可能性はあるのでしょうか。もうこれ以上記憶がなくなる、無意識下の行動は嫌です。
昨日友達にLINEをしていて、いつもなら末尾に「。」 をつけず改行をするのですが、珍しく改行もせず「。」 を駆使して長文を打ってる自分を「珍しいなぁ」と思ったことも気になります。したくてしてるわけではなく、何故かそうしてた、というのが近いと思います。
これは上司とのLINEでもしていなかったので初めてのことです。
本当に「訳が分からないことばかり」このひと言に尽きます。
体温超えの猛暑日が続く中、夜になると僅かながらも涼しい瞬間や秋の虫の鳴き声が聞こえるようになりました。もしかしたら、ゆっくりと秋は近づいてきているのかもしれません。
台風や地震などの被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
またここに訪れる方々やいつも丁寧にご回答くださる林先生が安寧でいられることを祈ります。
林:
【4869】の質問の後、作業所を心身面の悪化理由で辞めました。体調不良は本当ですが、職場から離れたことで解離の前兆が嘘のようになくなり、昼間の眠気もソラナックスを飲んでも起こらなくなりました。
やや残念ではありますが、これまでの経緯と最近の状況からみて、お辞めになったのは良い選択だったと思います。
前の部署に絶対に立ち入らせない、という職員さんたちの強い意志が見え(上司はそうではないと言いますが、トイレも数箇所あるのに今の部署の一箇所しか使えず不便です)、ああこれはもう無理だな、職員さんたちは信用できないと感じるようになりました。
「前の部署に絶対に立ち入らせない、という職員さんたちの強い意志」があるということはすなわち、職員さんたちに、質問者に対する強い不信・警戒心があることを意味しています。そのような強い不信・警戒心が理由なく発生するはずはありませんので、【4869】で指摘した、「上司(や、そのほか、職場の人々)は、実はすでに質問者が人格交代した場面を何回も見ていて、しかしそれは人格交代ではなく、質問者の本来の姿であり、その姿は、たとえばとても自己中心的だったり攻撃的だったり下品だったりというように見えていて、質問者への信頼を失っているのかもしれません。」が事実であった可能性が高いと言えます。質問者の側からすれば、「ああこれはもう無理だな、職員さんたちは信用できないと感じるように」なったのは当然ですが、その背景には質問者の解離(おそらく人格交代)と、その状態を観察した職場の人々の質問者への不信・警戒心がある可能性が高いということです。解離では時折このようなことがあります。つまり、解離のときの状態が、その人の真の状態であると判断されたり、あるいは、解離ではなく演技をしているのだと判断されるという事態です。
新しい部署に来て3ヶ月、「あなたが来てから同室の介護支援の子の自傷が増えました」と冷たく告げられました。転籍した時に自傷するからとも告げられてませんし、極力構わないでいました。私の仕事は規則正しく音が出るものなので、それがその子の過敏な五感?に触ってしまうのではないかと考えています。それを「あなたのせいで」と甘んじて受け止めなければならないのか、という不満も残ります。
新しい部署でのこの出来事もまた、質問者の解離によって発生している可能性が高いです。職員さんの「あなたが来てから同室の介護支援の子の自傷が増えました」という言葉の裏には、「なぜそうなったのか、あなた(質問者)は自分の言動を振り返ってみればわかるはずだ」という非難がこめられているのではないでしょうか。つまり、質問者は、解離の状態のときに、何かしてはならないことをした、言ってはならないことを言った という可能性です。
本当に「訳が分からないことばかり」このひと言に尽きます。
解離ですべてきれいに説明がつきます。
【4869】で詳しくご報告いただいた成育歴・家族歴も、質問者が解離性障害であるという診断を強化します。
もしも今かかっている先生が解離性障害に詳しくなかった場合、違う通院先を探すことになるのでしょうか。それとも20年ほどの経過を知っていることもあり、このまま今の先生にお世話になった方がいいのでしょうか。
このまま今の先生の診療を受け続けるほうがいいでしょう。今回のメールでご報告いただいたことを含め、すべて今の主治医の先生にお伝えしてください。その結果、主治医の先生から、他の先生にかかられたほうがいいというご判断がもしありましたらそれに従ってください。そうでない限りは、このまま今の先生の診療を受け続けるほうがいいでしょう。
(2024.9.5.)