【2979】他人の視線が怖いです
Q: 20代女性です。ここ二、三年他人の視線が怖くて外出するのが憂鬱です。外出した時には自分の靴を見て歩いています。他人に見られる、自分を認識されることがとても怖いです。集団の中を一人で歩いているときには消えてしまいたいとさえ思います。自意識過剰だとわかってはいるのですが、こちらが頭を上げるとすれ違う人がこちらを見ているような気がするのです。顔を上げて目が合った人はどこかバツが悪そうな表情をしているので、私の事が嫌いか気の毒だと思っているのだと思います。ですが、恋人と歩く時には彼が私の少し前を歩いてくれるので他の人との壁ができたようで歩くのが少し楽になります。これは少し前に一人で歩いている人がいても同じですが、会話ができる分恋人の方が気持ちが楽になります。外出の他には視線が怖いために人と目を合わせる事が苦手です。アルバイトではお客さんの首の辺りを見て、あまり目を合わせないようにしています。友達との会話では目を見る事はあるのですが、友達が私を気の毒そうに見ているような気がして、途中で下を向いたり時計を見たりして視線をそらしています。このままでは社会に出て働く事が難しそうで悩んでいます。どのような治療を受ければ良くなるのでしょうか?
林: 社交恐怖、または、統合失調症の前駆期が考えられます。【2000】私の統合失調症の徴候は中学2年の頃からあったように思うのです。もっと治療が早くできていたら、発病を防ぐことができたのではないでしょうか から【2078】もご参照ください。
どのような治療を受ければ良くなるのでしょうか?
まず精神科を受診し、診断を受けてください。
(2015.6.5.)