【4718】精神科医の指示に従っていたら身の危険を感じました

Q: 40代男性です。
3年ほど前、憂鬱感と焦燥感で苦しんで近所の個人開業の精神科クリニックを受診しました。

はじめに問診票のようなアンケートを書くように言われましたが、そこに「徹夜で仕事をしたことがある」という項目があり、実際何度もあるので「はい」に印を付けたところ、「徹夜で仕事をするようじゃ、鬱だけじゃなくて躁も入ってますね」と言われ、双極性障害と診断されました。まずそこで、そうかなあと思いました。繁忙期に仕事で徹夜をすることくらい誰でも一度や二度はあるのではないかと思いました。

それでも、まあそういうものかなと思いながら、月に2度の通院を続けました。落ち込んでいて苦しかったですが、医師はいつもこちらが何も言わないうちから「で、今日の気分は10点満点の何点?」と機械的に聞いてくるので、いつも答えるのに苦労しました。「10点満点の気分の良さ」というのがどういうものかよくわからないし、気分は良くないけれどとりあえず食事もできて、着替えて家を出てここまで来れてはいるのだから1点ということもないだろうと思い、いつも3点とか4点とか適当に答えていましたが、そんな適当な数値に意味があるのかよくわかりませんでした。

薬は、はじめレメロンという錠剤と、それでもなかなか改善しないので加えてイフェクサーというカプセルの薬、それから「お守り代わり」といって炭酸リチウムの錠剤を1日2回飲むという処方でした。記録をなくしてしまったので量はわかりませんが、毎回薬局の薬袋がパンパンになるくらいありました。この薬を飲んでいれば楽になると思い、藁にもすがる気持ちで飲んでいましたが、体がすごくダルくなり、立ちくらみの症状が出るようになりました。はじめはちょっとフラつくくらいでしたが、そのうち月に何度か意識が飛んで床にしゃがみこんだりガクガク痙攣する感じのひどい立ちくらみになりました。職場でよろけて壁に膝が当たって穴を開けたり、家族の目の前で数秒間意識がなくなったりして、相当心配されましたが、医師に言うと、そういう副作用は慣れれば出なくなるから、と言われ、信じて飲み続けていました。

そうしているうち、通院1年目くらいだと思いますが、職場でしゃがんだ格好から立ち上がった拍子に立ちくらみで倒れ、額を切って6針縫いました。床に血溜まりができてちょっとした騒ぎになりました。さすがにこのままではまずいと思い医師に言いましたが、「いまが踏ん張りどころだから」というようなことを言って取り合ってもらえないような感じで、処方はいつもどおりでした。

あと薬とは関係ないですが、通院期間中に離婚したのですが、それを医師に告げても「ああそう」みたいな感じで特にアドバイスのようなものもなく(別に同情してほしいとかではないですが、何か気の持ち方とか生活の注意点とかがあればと思っていたので拍子抜けでした)、また離婚後に2ヶ月で体重が10キロ以上も減ってガリガリになったのにそれにも何も言わないで気づいてもいないようでした。

そこに至って、もう付き合いきれないと思い、無断で通院をやめ、仕事は無理を言って1ヶ月間の休暇をもらい、家で薬なしで休養しました。ひどい不眠になり、布団でぼーっとしているだけで生産的なことはほとんどできませんでしたが、立ちくらみや体のダルさの症状はなくなりました。その後、苦労しながらですが、何とか仕事に復帰して今までやっています。やはり薬のせいで余計に変になっていたのだと思いました。今でも落ち込み感や不眠は続いていて、精神安定剤や睡眠薬があれば楽になるのかな、と思うのですが、前の経験から別の精神科に通うのも怖くて躊躇しています。先生からご覧になって、この医師の診察や処方は一般的にあり得ることなのか、それとも私がかかった医者が特別ひどい医者だったのか、お聞きしたいです。

 

林: その医師の対応は標準的な医療から著しく逸脱しており、論外です。処方は論外とまでは言えませんが、論外に近いとまでは言えます。

この医師の診察や処方は一般的にあり得ることなのか、

ありえません。

私がかかった医者が特別ひどい医者だったのか、

特別ひどい医者です。

(2023.9.5.)

05. 9月 2023 by Hayashi
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