【4485】統合失調症疑いの社員は自己退職になりました(【4475】のその後)
Q: 【4475】会社の部下が隣人住民からの騒音被害により眠れないと訴えている」でご相談させて頂いた30代男性です。この度はご回答ありがとうございました。
その後、進展がありましたのでご報告させて頂きたく思います。
ご回答を頂いた後、行動に移す前に部下のほうから辞意を申し渡されました。
残念ながら1~2ヶ月後には退職するようです。
どうやら本人に病識があると思われ、話を聞くと退職理由は主に心身の治療のようです。
曰く、どうしても隣人からの騒音攻撃に思えるが、たぶんそれは気のせいで、自分の心身が弱っているのだと認識しているようです。
以前は病識が無い様子だったのですが、なぜ病識をもつようになったのかはよく分かりません。林先生の仰るように内面では精神の変調を自覚していて、本人なりに治療に向けて動いていたのかも知れないです。
私としては部下が退職するのは残念ですが、今後は治療に専念するならば、おそらく部下本人にとっては最良の選択だろうと思います。
重ねて、質問へのご回答ありがとうございました。
林: その後の経過をご報告いただきありがとうございました。
ご退職は残念なことですが、ある程度の病識があり、退職が治療のためであるとすれば、良い方向に向かうことが期待できると思います。
質問者におかれましては、この方について、通常の上司以上に深く気にかけられ、また、サポートされていたことが前回と今回のメールから読み取れます。退職後もこの方は質問者にご相談を持ちかけられることがあるかもしれないように思います。上司という立場からは離れられたとき、どこまで支援するのが適切かについては種々の考え方があろうかと思いますが、可能な範囲でご支援いただくことが、この方の回復に大いにプラスになることと思います。
もしさらにその後の経過が判明しましたら、ご報告いただければ嬉しく思います。
(2022.4.5.)