【3885】私はPATMです

Q: 22歳男です。私はPATM(People (are) Allergic To Me)です。自分自身が皮膚から放散する化学物質によって、周囲の他人に対してアレルギー反応を引き起こさせる(諸説あり確定ではない)体質の事を言い、医学的な用語ではありません。海外では一般にも少しずつ知られてきているが日本では殆ど一般に認知されておらず、学術論文誌上での報告も見当たらないそうです。しかし2018年にはダイヤモンドオンラインで取り上げられたりテレビに取り上げられました。つまりそれまでは病気とすら認めてもらえませんでした。

私が発症したのは中3の時で部活の引退でストレス発散できなくなったこと、急に塾が変わって人間関係が変わったこと、高校受験、そのストレスでクラスメイトと少し揉めたことなどがあり自律神経失調症のような症状に、具体的には手汗や動悸、冷や汗などになりました。またよくお腹を壊してしまい、ガスがよく出ていました。ある時自分の周りの人が鼻をすすったり鼻が赤くなっているのに気がついて、気のせいだと思っていたけど段々と自分が原因だと気づき、それからは登校してからすぐや、授業中に保健室に行くなどをしてなんとか学校には通いました。テストの時は個別の部屋に一人で受けるという仕方で受けさせてもらいました。それから 段々と症状が悪化していき最初は鼻すすりだけだったのが咳やたんを出させるまでになっていきました。親と一緒に内科兼心療内科に行った時は待合室でおじさんが咳をずっとしているのが怖くてトイレにこもったり、先生に診てもらう時に先生も鼻すすりや咳をしたため怖くて移動式のイスを下げて先生から逃げてしまいました。そうすると先生はこの人は異常だ。今まで見たことがないと言い、私自身もひどい言われようだけどまぁそうだよなという感じでした。あの行為は反射で逃げたのとこんなに苦しんでるという表示でもあったので先生相手には我慢するべきだったなと思いました。
その時に出された薬が結構な量あったのと、次に行った心療内科で症状を話すと、信じてもらえたかどうかは分からないのですが若い時期にはなるべく量を少なくしたいけど、必要そうだからと4か5種類くらいの薬を飲みました。薬の名前は覚えてないのですがドグマチールやリーゼなどがあったと思います。
後は不安を無くすために気分を強気に?興奮気味に?する薬もあったと思います。些細なことですごく頭に血が上ってイライラして、なんでこんなに俺は怒ってるんだ?そういえばそんな薬飲んでたなとなった事を覚えています。受験が終われば悩みも自然に治るだろうということで心療内科は中3の3月くらいまででした。そして高校生の時にもPATMの症状は消えなかったものの、高1の後半でネットにPATMという症状があって、同じ事で悩んでいる人がこの世にいるということにすごく安堵してそれからは多少落ち着いたと思います。その高校はそこそこの進学校であり、また私はPATMのせいで勉強があまり出来なかったのですが、先生方は決まって就職、進学がどうとか勉強がどうとか叱ってきますが私からすればそんな話は到底的外れで明日自殺しないで学校に来れるか、どうやってこの病気と向き合うかそして治していくかの方が先決だろうと考えていました。
そして高3の受験時期に中3の時に通っていた心療内科に行き集中出来ないからとりあえず受験が終わるまで落ち着ける(集中出来る)薬を出して欲しい。また、PATMという症状を医学会で発表して認知してもらいたいと願い出たもののそのような病気は存在しないとして一蹴されどちらも却下されました。質問なのですが1 中学生くらいの時期に重い薬を飲むとどんな影響がありますか? 2 PATMは統合失調症であるとの意見もあるのですが、どうお考えですか?  3 今までの患者に私と同じ症状、悩みの人はいました? 以上長文駄文失礼しました。

 

林: あなたの体験は、統合失調症の症状としてよくあるごく平凡なものの一つと一致しています。

(2019.9.5.)

05. 9月 2019 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 統合失調症 タグ: |