【3695】適応障害なのかただの自己中なのか

Q: 34歳の娘が適応障害だと言い一人生活から家に戻って来た。私は母親です(50代)。大人5人で3DKお風呂と寝る所さえあればと言って戻ったが、スザマシイ攻撃を私と父親(主人) にする。部屋が欲しいと私の姉に泣きつき家を任せている長男を狭い部屋に移動させ広い部屋を与えた。
部屋ももらったしと機嫌が良いかと思うと、お父さんもお母さんもあてにならないのよ、後の家族はほとほと疲れ、娘は働いていても一円も家に入れない。私達夫婦と弟に養って貰っても、感謝の気持ちなど欠片もなく、悉く攻撃馬鹿夫婦が等々。何かあると私の姉に言いつけるから。私から見ると、強かな我が儘にしか見えない。顔も見たくない父親の居る所に何故戻って来たのか、攻撃的な適応障害なのか?私の姉を動かし自分の思い通りにしようとしているとしか思えない。適応障害って色々調べたが少し違うような気がするのですが。相談お願いします。

 

林: 適応障害という診断名はとても広い概念です。何らかのストレスに対して、心身に何らかの症状が発生すれば、適応障害と診断することは間違いとは言えません。ご質問のタイトルは「適応障害なのかただの自己中なのか」ですが、「ただの自己中」であっても適応障害と診断することは可能です。なお、この【3695】の34歳女性は、パーソナリティ障害の診断のほうが適切であろうと思われます。そしてパーソナリティ障害の一型と「ただの自己中」の違いは微妙です。

(2018.7.5.)

05. 7月 2018 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A タグ: |