【3684】統合失調症と診断され2年以上経ち、非科学的な強い願望があります

Q: 30代女性です。統合失調症と診断され2年以上経ちます。障害手帳は2級です。 一般的に言われている症状に思い当たる事が結構ありますので診断については反論や拒絶はありませんが、薬を飲んでも別段変わることもなくついついのみわすれてしまい最近は注射になっています。 元から感情の起伏は普通だし幻聴幻覚などもないので2級ほど悪くはないと思うし、作業所でも就労の方向で動いています。
ただ妄想と言うか、非科学的な強い願望があります。寝て目が覚めたら生まれ変わった別人になるというものです。ありえないけどそうなって欲しいと願わずにはいられません。もう10年くらい毎日生まれ変わった自分の生活を空想して毎日を過ごしています。現実とごちゃごちゃになることはなく、あくまで夢にとどまっていますが生まれ変われなければ人生に意味がないと感じてはいます。 薬を続けこんな惨めな自分を続けることに希望を見出だせません。 主治医には恥ずかしくて空想の事は話ていません。でももう30をこえて益々惨めになっていく自分が耐えられません。 この事は主治医に話した方が良いのでしょうか。でも私の今の楽しみはこの空想をしているときだけでもあり自分でもどうすればいいのか、どうしたいのか分かりません。ただ毎日起きるたび変わらない毎日・変わらない自分なのはしんどい。

 

林:
この事は主治医に話した方が良いのでしょうか。

話した方が良いですが、話さなくても特に問題はないでしょう。

ただ毎日起きるたび変わらない毎日・変わらない自分なのはしんどい。

思うようなスピードでは改善していないことへのお悩みは理解できますが、

作業所でも就労の方向で動いています。

とのこと、あせらずに治療を受け前進を続けてください。

(2018.6.5.)

05. 6月 2018 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 統合失調症 タグ: |