【3569】自分が自分でなくなるのが怖いです

Q: 私は、20代後半の女性です。 18歳の時に、自分自身が壊れ、現実感がなくなり、自分が自分でなく、友達や家族に対して違和感とゆうか、接しているのに接していなく、自分でない誰かが自分の言葉でない言葉を話しているような、自分でない誰かが生きているようなことがありました。その時は、半年程でおさまりました。私は、もともと医療系の職業を目指し、勉強もさせてもらっていましたがそんな事が有り、人様の命の現場である医療系に進むのが怖くなりました。 そのため、離れて、今まで接客業などで仕事をしていました。 その間にも、仕事とは関係が無いですが、発作のように、以前の状態になることが二度程有り、半年や一年波はあるものの、そのような状態が続いていました。 医療系を目指していた身でしたが、“解離”“離人”という知識がなく、うつ病とは違うように思い、どうしたらいいのかわからず、本格的に病院に診ていただいた事はありません。 今は落ち着いていますが、またいつどうなるかわからず、本当に怖いです。これは私自身の甘えでしょうか?病院に診ていただいた方がいいのでしょうか? また、私のような者でも、医療の職業に就くことは可能なのでしょうか?正直なところ、ずっと未練を引きずってしまっています。  分かりづらい内容でしたら申し訳ありません。アドバイス頂けたら幸いです。

 

林: 質問者が体験された症状は、離人に一致しています。但し離人という症状そのものは、単独で現れることもあれば(その場合は離人症ということになります)、他の病気の一症状、たとえば統合失調症の症状として現れることもありますので、離人という症状があったというだけでは、診断名や今後の経過予測は不可能です。
他の症状があるか、また、離人症状に先行して(つまり時間的に離人症状の前に)何らかの出来事があったか、などが診断上は重要な情報になります。また、18歳の時のこの症状が

半年程でおさまりました。

とのことですが、その半年の間、どのような生活をされていたのか、生活に支障があったのか、なども重要です。

それから、

発作のように、以前の状態になることが二度程有り、

とのことですが、それらの持続期間はどのようであったかも診断上重要です。
(「発作」とお書きになっていることは短時間でしょうか? もしそうであればてんかんの可能性も考えなければならないでしょう)

うつ病とは違うように思い、

うつ病とは違います。

病院に診ていただいた方がいいのでしょうか?

もし症状と経過についての情報がこのメールに書かれていることだけだとすると、受診しても経過観察ということになるでしょう。(だから受診する意味がないということではありません。この場合、経過観察にも十分な意味があります)

私のような者でも、医療の職業に就くことは可能なのでしょうか?

この症状だけで医療職を断念する理由にはなりません。

(2017.11.5.)

05. 11月 2017 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A タグ: , |