【3544】私の幻聴などは解離性障害の症状でしょうか

Q: 私は32歳の女性です。25歳の頃から、解離性障害と診断され、治療を続けていました。31歳で、結婚し、しばらくは普通の生活を続けていたのですが、4ヶ月程前から、離人感が強くなり、その後、私は、右翼に狙われている。臓器を売買されると思うようになり、黒い車からつけられたり、すれ違う人から臓器を売るぞと言われたり、街中の人がみんな右翼の手先だと思って、臓器を売買されるのが怖くて、1人で外を歩けなくなりました。 このままでは、危険だと思って、警察に行って、保護を求めたりしましたが、相手にはされませんでした。 その他にも、私がやろうとしたことを、先に言われたり、私がやることに、いちいち意見をいわれるようになって、その通りに動かなければいけないと思うようになりました。絶対に逆らえませんでした。 その後、保護を求めて、かかりつけの精神科の閉鎖病棟に入院させてもらいました。 コントミンや、ラミクタール、インヴェガという薬を処方され、現在入院二ヶ月で、そういった考えはなくなりました。インヴェガは、入院前から飲んでいたのですが、増量しました。 解離性障害と言われていたので、そう思っていたのですが、先日、本を読んだ旦那から、私の症状が、統合失調症によくある症状じゃないかと言い出し、心配になりました。 先生は、解離性の幻聴だと言っていたのですが、本当にそうなのでしょうか?

林: あなたは解離性障害ではなく、統合失調症にまず間違いないと思います。もっとも、いま受けておられる治療は適切だと思います。現在の治療を続けてください。

(2017.10.5.)

05. 10月 2017 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 統合失調症, 解離性障害