【3743】統合失調症の知識が早期治療に役立ちました

Q: 40代男性です。家内が統合失調症を発症しましたが、私は、たまたま先生のホームページを詳しく拝読させていただいておりましたので、陽性症状と呼ばれる挙動が見受けられてから8日後に、心療内科を受診させることができました。受診までに要した期間が、はたして長かったのか短かったのか、それは分かりませんが、薬を処方いただき、落ち着いた状態になっております。私は、仕事の関係で「自ら統合失調症である」と公言する顧客とかかわりを持つことになり、その疾患が何であるかの知識を得るため、たまたま先生のホームページを拝見させていただいておりました。(家内はそのことを知りません)まさか自分の家族に、Q&Aとそっくりの症状(幻聴や監視されているという訴えと、それに伴う行動)があらわれるとは思いもしなかったことですが、おかげさまで、自分でも驚くほど冷静に対応し、彼女を受診に導くことができたと思っております。もしも私に何の知識もありませんでしたら、家内に対し、幻聴であることを知らしめるための努力に終始することで、一層深刻な事態に陥っていたと思います。最初のハードルはクリアできました。この先もあせらずさわがず、この疾患に付き合っていこうと思っております。今後も、先生のホームページでの所見を参考にさせていただきます。もちろん「主治医の診断、主治医とのコミュニケーションを第一にして」という前提です。本当にありがとうございました。

 
林: お知らせいただきありがとうございました。奥様のこれからのご病状の改善・安定を願っています。

(2018.11.5.)

05. 11月 2018 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 統合失調症