【2514】自分の嘘を本当だと思ってしまいます
Q: 10代女性です。私は昔から、自分の不幸なことについて人に大げさに説明してしまう部分があります。ネガティブなことを誇張し、人に説明してかわいそうと言われたり、えー!って言われてびっくりさせようとしてしまいます。それが友達ならその程度で済むのですが、親にも同じようにすると、親はとても悲しみます。しかし、悲しむのを分かっていてもそれを繰り返すのです。こないだは、友達に昔いじめられていた話をしました。幼稚園の頃、蹴られたりプールに突き落とされたりしたと話しましたが、実際には、ただの女の子の「いじわる」をされていた程度で、そんなひどいことはされていません。しかし、その話をしていた時は、それを本当にあったことだと信じていました。心のどこかではそんなことはなかったと思いながらも、ひどいことをされたと信じたいと思いながら話していました。また、お母さんが悲しむようなことをわざとしてしまいます。母の日のプレゼントを買って喜ばせようと買ったのですが、家に着いて、お母さんが喜ぶ姿を想像すると、やっぱり渡さないでおこうかなと計画してしまいます。お母さんのことは大好きです。でも、お母さんに見えない場所でも、ひどいことをしています。お母さんの誕生日に内緒で学校をさぼり、お母さんがくれた1万円を意味なく使いました。意味のない、ひどいことをやりたくなるのです。 そして、人と話すのが苦手になりました。
こういうのはわたしの年齢ではよくあることなのでしょうか。それとも病気ですか。
林: 決してよくあることではありません。このままでは、問題の多い人間に成長してしまうおそれがあります。今の状態を問題であると自覚し、直す努力をすることが第一ですが、それだけでは難しければ、身の周りの信頼できる大人に相談してください。
(2014.1.5.)