【4156】私は単なる怠惰な人間ですよね?
Q: 23歳女性です。生きるのが面倒くさいので死にたいです。例えば掃除にしても、埃が完全にこの世から消えることはなく今後も一生掃除を続ける必要があると考えるといちいち気が遠くなってしまいます。歯磨きや風呂など身支度も同様です。毎日仕事に行くのも面倒くさいです。学生時代はこれから何年こういう生活が続くのだろうと考えて死にたくなっていましたし、就労している今も特に変わっていません。学生時代には趣味に没頭して他のことへの面倒くささから目をそらしていたのですが、今は趣味にも興味があまり持てません。例えば読書にしても集中力や思考の連続性が薄れていて真剣に楽しめないです。(学生時代は時々怒りが止まらなくなって自分でも恐ろしいほど感情が爆発しそうになることがありましたが、今では怒りも然りそこまで激しい感情がありません。)
一方で非常に見栄っ張りかつ褒められたがりなので、対人面では優しい人間に思われるようにと些細なことに気を揉めたり、場にあわせて詐称のようなことをして人間関係を作ってきました。そして実際に素晴らしい友人が複数人いるのですが、実際には私はやる気のない怠惰で空虚な人間ですので、彼らへの劣等感や彼らに嘘をついている罪悪感に苛まれてばかりです。彼らに嫌われるのが非常に怖いです。恋人も素晴らしい人間ですが、1日の多くの時間を本当の自分がばれて嫌われたらとか本当はもうバレているけど優しい人だから見捨てるに見捨てられず一緒にいてくれるのかもしれない、だったら私から身を引くべきかもしれないなどと考えて無為にして、でも恋人に依存するような人間だとバレるのも怖いので自立した人間を装っています。
上記の状態は今までの人生で恒常化していて、たまに胃腸炎、免疫の低下、無排卵や失神など身体的症状もありましたが、いずれにせよ病院ではストレスが原因で片付けられる程度のことでしたし、理由もなく前向きになれる期間が数週間に数日あるので怠惰に生きてきました。しかし、ここ2ヶ月半ほど希望の持てない世界情勢や自分の環境の大きな変化によるストレスや、上記のような空虚で怠惰な自分へのコンプレックスや将来への不安が常によぎるようになり、仕事中に涙が出たりより一層ものごとに興味が持てなかったり、死のことを念入りに考えたりして時間を無駄にしてしまいます。常に生きるのが面倒くさいと思っているので死にたいという言葉を今までは簡単に使っていて実際には現実逃避をしていただけだったのですが、今回は死のうと思えば本当に今すぐ死ねる方法を思いつき、それによって心が落ち着くことに気がつきました。
私がこのように芯から怠惰なのは甘えですか。そもそもこのようなお悩み相談に留まるようなしょうもない質問をしてごめんなさい。自分でも自己愛が強いだけだと思うのですが、23年間を無駄にした事実や今後この自分と付き合っていかなければいけないと考えると今すぐ死にたいです。自分のことばかり考えていて情けないです。正直なところ薬で治ると言って欲しいだけな気もします。本をじっくりよんで頭に入ってくる感覚や心から何かに没頭できる感覚が欲しいです。連続した思考が欲しいです。下手くそな悪文で先生のお時間を使ってしまって申し訳ないです。
林:
私は単なる怠惰な人間ですよね?
というタイトルをはじめとして、このメールはご自分が「怠惰で空虚な人間」であることを前提として書かれています。ということはすなわち、すべてがその前提に合うように書かれていて、客観的な情報は皆無に近いと言えます。このようなケースはメールによる相談はほとんど意味がありません。精神科を受診するなどして、医師やカウンセラーなどとの対話の中でご自分の問題を見直してください。
(2020.11.5.)