【3955】SNRI の減薬で離脱症状がひどい
Q: 20代の女です。
昨年から配属された職場は大変忙しく、またパワハラもあり、昨年の中ごろから精神科に通うようになりました。イフェクサーとレキソタンを処方されていましたが、症状が軽くなったため、まずレキソタンを頓服的な服用に変えました。レキソタンの中断はそれほど苦労しなかったのですが、イフェクサーを2日に1回の処方に変えてからは、飲んだ翌日の夕方ごろから頭痛・めまい・耳鳴り・吐き気に悩まされています。減薬を始めてから2カ月ほど経ちますが改善しません。主治医からは「いままで自分がこの薬を使った人であまり減薬に苦労した人はいなかったが、薬を辞めることへの不安感が強いのかもしれない。どうしてもつらいときは頓服のレキソタンを飲んでも構わない」と言われています。自分ではもしかすると減薬を始めた頃から仕事が大変忙しく残業が多くなったことも関係しているのかもしれないと思っています。
そこで伺いたいのですが、離脱症状がひどく仕事が手につかないほどですが、減薬を成功する手立ては他にありますか。また、人と違ってここまで離脱症状が続く原因に心当たりなどがありましたら、教えてください。
林: これは離脱症状かどうかわかりません。というより、離脱症状であると判断する根拠はかなり乏しいです。
自分ではもしかすると減薬を始めた頃から仕事が大変忙しく残業が多くなったことも関係しているのかもしれないと思っています。
当然第一にはそう考えるべきで、そもそもそのような時期に減薬をするというのは不適切です。
まず薬をもとの量に戻し、症状が改善して、かつ、(ここが重要です)、仕事などのストレスが特に過大でない時期になってから、減薬を開始することが勧められます。
(2020.1.5.)