【3732】主治医に薬物治療の提案をしてもいいのでしょうか

Q: 20代男性です。
現在、
昼夜逆転(朝4時に寝て昼に起きる)
不眠(不安なことなどで寝れない)
易怒性(些細なことに腹を立てやすい)
不安(些細なことに不安になる)
強迫(捨てれない、確認強迫)
などの症状があります。
お伺いしたいのは、現在3ヵ月ほど通院していますがまったく薬が処方されないです。
これは、薬物療法の適用ではないということでしょうか(その割にはカウンセリングも受けた記憶がないですが…)
それに、両親にも迷惑かけてしまってことを自覚しているので薬で抑えられれば (たとえそれなりに副作用が出ても)その方がマシです。
ただし、母親は自己努力が足りないと言っております。
向精神薬を投与することを家族が嫌う場合消極的になるとお聞きしますが、親は薬に消極的ですので、やっぱり、私が薬物療法を覚悟しますとか言わないと出にくいのでしょうか?

林:
現在3ヵ月ほど通院していますがまったく薬が処方されないです。
これは、薬物療法の適用ではないということでしょうか(その割にはカウンセリングも受けた記憶がないですが…)

これは不可解な記載で、薬物療法もカウンセリングもなく、しかし3ヶ月通院しているというのは、では通院してどのような治療を受けておられるのでしょうか。
これはかなり根本的に不可解ですので、回答不能とするのが正しいかもしれませんが、ご質問の、

主治医に薬物治療の提案をしてもいいのでしょうか

については、提案とはいかないまでも、相談は当然していいでしょう。

母親は自己努力が足りないと言っております。

それはお母様の意見にすぎないのであって、正しいかもしれませんが、間違っているかもしれません。もっとも、3ヶ月通院で薬が処方されていないということは(この点については上述の通り、では通院治療として何が行われているのか不可解ですが、とりあえずそれは措くとすれば)、医師は薬物療法は不要と考えているのかもしれません。他方で患者である質問者自身が

薬で抑えられれば (たとえそれなりに副作用が出ても)その方がマシです。

とお考えになっているとすれば、薬物療法について相談するというのが今行うべきことということになります。

(2018.10.5.)

05. 10月 2018 by Hayashi
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