【3542】統合失調症の義弟が薬をやめたら元気になったが興奮、妄想が出てきた

Q: 私は32歳の男性です。私は日本語のネイティブではないので上手ないのはすみません。しかし勉強と妻のおかげでわかります。
これは、29歳の妻の弟に関する質問です。
彼は10年前に大学の受験でストレスで統合失調症を発症した。
その後、リスパダールやエビリファイ(アビリファイ)を服用していたが興奮などは治まったがあまり気力の改善がしなかった。
最近、薬をやめて、副作用がなくなったために元気が出てきたが、興奮、妄想などが出てきた。駄目と思って、医者に見せようと説得しに行ったが、「この状態は、回復までの副作用(?)だ」という情報がありました。つまり、治る過程で一時的にこのような症状が出るという情報を雑誌やネットで見ました。これは、本当ですか? もし、そうなら、自然治癒力を妨げてしまうのでこのまま邪魔しないようにしますが。

 

林: 統合失調症の方が薬をやめると、一時的にはよくなったと自覚し、まもなく幻覚妄想などの症状が出て来てどんどん病状が悪化するのが常です。
したがって、

「この状態は、回復までの副作用(?)だ」という情報がありました。

その情報は誤っています。

治る過程で一時的にこのような症状が出るという情報を雑誌やネットで見ました。これは、本当ですか?

本当ではありません。でたらめです。

もし、そうなら、自然治癒力を妨げてしまうのでこのまま邪魔しないようにしますが。

このままではどんどん悪化して大変なことになります。すぐに服薬を再開させてあげてください。

(2017.10.5.)

05. 10月 2017 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 統合失調症 タグ: |