【3541】 幽霊というほどではなくなってきました(【3408】、【3495】のその後)
Q:【3408】知人が突然悪の組織などと漫画じみた奇妙なことを言い立てて興奮している、【3495】物静かだが、幽霊みたいにひんやりと不穏な感じの知人の質問者である40代女性です。お忙しい中ご回答頂き誠に有難うございました。【3495】の後の現状を追加いたします。
再会した知人に対する私の印象は、当初は確かに【3495】のタイトル通り、「物静かだが、幽霊みたいにひんやりと不穏な感じ」でした。これに対して「幽霊なんて大袈裟だ。ごく普通に見えるしそばにいても何も感じない」という人もいれば「確かにやや不健康な感じはするが、そばにいたくないというほどではない」という人、あるいは「一見して病的だとわかるし、そばにいたくないのもわかる」という人もいるなどまとまりがなく、実は私も自分の感覚にさほど自信が持てませんでした。
そして最近は退院直後より顔色も良くなり、散歩や買い物や映画等を楽んでもいるようで、そのせいか「幽霊」「異世界の住人」というほどの強い違和感は、私にも感じられにくくなってきました。今のような状況ならそうした表現は恐らく私もしないと思います。
しかし一方で、存在感を消し去ろうとしているかのように物静かで、周囲との関わりを拒絶している点(昔はそんな人ではありませんでした)、そして時折書き散らかす文章で、自作の単語を駆使して少しでも気に入らない人を悪の手先扱いし続けている点では、やはり私には不穏で病的な印象が拭えないままです。
林: その後の経過をご連絡いただきありがとうございました。
最近は退院直後より顔色も良くなり、散歩や買い物や映画等を楽んでもいるようで、そのせいか「幽霊」「異世界の住人」というほどの強い違和感は、私にも感じられにくくなってきました。
治療を受けて回復しつつあることが、外見に現れているのだと思います。
もっとも、その一方で、
時折書き散らかす文章で、自作の単語を駆使して少しでも気に入らない人を悪の手先扱いし続けている
とのこと、まだまだ回復は十分とは言えないでしょう。
(ここで、「自作の単語」、および「悪の手先扱い」の具体的内容についての情報があれば、今のこの方の症状の統合失調症らしさをさらにご説明できるかと思います。文章全体がわかればさらに有用です)
回復に向かっていることは確かですが、治療が途切れれば速やかに悪化することが予想されます。治療が続けられるよう、職場からも可能な限りのサポートがなされることを願っています。
(2017.10.5.)