【2930】抗うつ薬や精神科医を批判するブログの批判

Q: 30代男性です。私はうつ病になり3年が経とうとしています。 今現在リハビリで農業手伝いを出来るまで回復しました。 ところで、ネット上に、抗うつ薬や精神科医に疑問や被害などが事細かに書かれているブログを見受けますが、今SSRIの副作用による攻撃性が話題になっており、先生のところの Q&Aにも質問があるかと思いますが、上記のようなブログの内容に私は疑問を覚えます。私は今現在の処方によりだいぶ回復しました。 なので抗うつ薬は本当は効かないとか、製薬会社の儲けの為に処方して いるとか精神科医は要らないなどという事を書いて患者の不安を煽るのは良くないと思いますが、確かにSSRIを服用して攻撃性が出ると言った事実もニュースなどを見る限りあるようです。 実際のところSSRIの副作用や担当医の誤診、誤った薬の処方などはどのように注意したら良いのでしょうか?

林: ブログの内容をそのまま信じること言うまでもなく間違っています。したがって、

上記のようなブログの内容に私は疑問を覚えます。

疑問をお持ちになるのは当然です。それはご指摘のブログに限ったことではありません。したがってさらに言えば、「上記のようなブログの内容に私は疑問を覚えます」という一文には何の意味もありません。すべてのブログの内容に疑問を覚えるべきだからです。

実際のところSSRIの副作用や担当医の誤診、誤った薬の処方などは どのように注意したら良いのでしょうか?

副作用については、服用後の変化を担当医に正確に伝えるのが最善の注意法です。
担当医の誤診については、患者側で注意することはできません。医師の側の問題です。誤った薬の処方についても同様です。

(2015.4.5.)

05. 4月 2015 by Hayashi
カテゴリー: うつ病, 精神科Q&A, 薬の副作用