【2847】死んで彼を救いたい‏

Q: 10代の男です。今彼が眠っているので書いています。
彼は小さい時から親に勉強を強いられてきました。そのせいで友達もできず、僕に語りかけるようになりました。僕は彼と友達になりましたが彼は僕には恐らく気づいていません。
彼自身気づいていたのかわかりませんが、彼は勉強も家にいることも辛いようでしたので僕が代わりに家で過ごしました。そのおかげか彼は無事に成長し、とても優秀です。
しかしこのままではいけないと思うようになりました。
僕は死んだ方が彼のためになるのだと思います。僕の存在がどんどん大きくなっていく事に恐怖を感じます。いつか彼の方が死んでしまい、僕は彼を忘れて僕が彼になるかもしれません。
幸い彼は僕の存在に気づいていないようなのですが、このままではいつ気づいてしまうかわかりません。死んでしまいたくてたまりません。ですが死に方もわからず、僕を傷つけるということは彼を傷つけてしまうことになり、僕は彼に生きて幸せになってもらいたいのです。
彼は本当は苦しんでいます。いつか彼が壊れてしまうと思います。もしくは僕が壊れてしまうのかもしれません。
彼に何度も僕を殺すように語りかけようと試みましたが、僕を彼が認識したとしてそれが悪い方向に行くと思うと怖くてたまりません。そして僕は本当は死にたくないのです。大切な人がいるのです。その人の声を聴いていたいのです。僕のこのような感情が、彼が彼として生きる妨げになっているのかもしれません。またこんなふうに僕が悩むことで彼をますます苦しめることになるでしょう。
僕はどうしたらいいのでしょうか。

林: これは副人格からのメールと推定できます。つまりこのメールの中で「彼」と書かれている人物は解離性同一性障害で(その「彼」が主人格ということになります)、この【2847】のメールを書いた質問者は「彼」の副人格なのでしょう。

僕はどうしたらいいのでしょうか。

特に何かをする必要はありません。これまでしてきたことの延長として、自然に過ごしてください。

(2014.12.5.)

05. 12月 2014 by Hayashi
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