【2509】時々視界がとぎれて変な映像が見えます
Q: 私は14歳の中学生です。小さい頃からたまに、視界がとぎれて変な映像を見るときがあります。その映像を見るとき、とてつもなく気分が悪くなるときがあります。 見える映像の種類は何個かあって(説明が難しいから分かってくれるかどうか分かりませんが)、
・ 薄い赤紫色の迷路に自分が立ってて迷路の壁には白い虫みたいなのがたくさん這ってて迷路の中心に大きな白い風船(とてつもなくでかい)がある映像。(この風船がズン、ズン、と大きくなるたびに気分がすごく悪くなる)
・ 昔飼っていたハムスターや、小鳥、カブトムシ、子猫が真っ暗な場所でぼんやり白く光って飛び回る映像。「飼わなきゃよかったんだよー」みたいな事を頭の中に直接言われた後、猫の舌みたいなザラザラした物で脳をなめ回されてるみたいなキモチワルイ感覚。(”うわんうわん”みたいな縄跳びを振り回したような音が鳴ってる)
・ なにかどうでもいい音からだんだん大きくなっていく映像。例「~だよね?(映像)・・・よね?・・・ダよね?・・だよね?だよね?!だよね!!!!!?」みたいな。<←だんだん強く。 ・なにかどうでもいい音からだんだん小さくなっていく映像。例「~だよね?(映像)だよね!!!?だよね?!だよね?だよね?・・よね?」みたいな。>←だんだん弱く。
・ パソコンのディスプレイみたいなものが「サァー」って音を立てながら白くぼんやり光ってて、その光を小さいどうぶつの陰(キリンとかライオンとか)がポンポンポンポン覆っていく映像。どうぶつの黒い陰が白いディスプレイを覆っていくたびに「うあああああぁ・・・」ってなって、ディスプレイが真っ黒になる・・・とおもったら、プツンってまた白くもどって、そしてまたどうぶつの陰が・・・ってのが2,3回。
・ その他いろいろ。
小さい頃は鈍感だったのか、ぼーっとしてたのか、特に気にしていなかったのですが 最近映像を見た後、とてつもなく気分が悪くなることが増えてきて、親に相談しました。 私の親はちゃんと話を聞いてくれる人で、「あんまり酷いんだったら病院に行ってみる?」と、病院に連れて行ってくれました。でも病院の先生は適当に 「あ、そうなんだふーん子どもにはそう言うの多いんじゃないのー」みたいな感じで話を流して、(説明が上手くいかなかったのかもしれません。)薬を出すこともなく、次はいつ来いと言うわけでもなく、診察は終わってしまいました。母に、「病院の先生はなんだって?」って聞いても、「結局何が言いたかったんだろうねぇ」と母も分かっていませんでした。
本当に、キツイ映像が流れるときがあるんです。実際にとてつもなく気分が悪くなったりするんです。「何百匹ものゴキブリが壁這ってるの見た」みたいな気持ちの悪さが時間的には短くて15分、長くて2時間も続くんです。(映像自体は30秒ぐらい。) そんな映像を一日に1回、多くて5回ぐらい見たりするんですよ。 そのせいで学校では「病弱」とか「暗い」とか「地味」とか言われて、私は中学校に友達はいません。 全部この映像のせいです。分かってくれる人が一人もいません。この文章を書いてるときにも、1回、なりました。それほど気分が悪くなる映像では無かったのですが、 暗いところで、白いタンクトップを着た運動選手みたいな男の人がたくさん黄色い1メートルぐらいのマットに寝転がっていました。不気味です。 どうしたら良いですか?どうしたら治りますか?治らなくても良いですから映像を見る回数を減らすとか映像を見るのは~だからだとおもうとか教えてください。もう映像は見たくないです。お願いします。
林: 解離に伴う幻視だと思います。ここに書かれている体験の内容からそのように判断できます。つまり、ひとくちに幻視といっても原因となる病気は様々ですが、ここに具体的に書かれている幻視は、解離に伴うものであることを強く示唆するものです。
その他、てんかんの可能性もありますので、脳波検査は受けたほうがいいでしょう。しかし、解離の可能性のほうがはるかに高いです。
いずれにせよ、精神科を受診することをお勧めします。最初に受診した医師の対応が、もしここに書かれている通りだったとすれば、それは大ハズレですので、もっと信頼できる医師をお母様に調べていただき受診してください。
(2014.1.5.)