【4804】幼児に対する食欲の正体、及びその年齢的下限の上昇に対する懸念
Q: 20代男性です。
緊急の相談ではありませんが、人生上のささやかな悩みをご相談したいです。
物心ついた時から、赤子の泣き声は嫌いではありませんでした。実に、抵抗できなさそうな、柔らかい肉を想起させる音で、不快感を覚える感覚がわかませんでした。
ただ、一般的な常識として、他者を害する事は様々なリスクがあります。それに、良識を鑑みても、子供を愛する親から一時的な欲求のために取り上げる事は、良くありません。
それに、別に家畜類の肉もまた美味しく、飢えている訳でもないので、猛烈に欲しているという訳でもありません。
ただ美味しそうだけど縁の遠い、バロットとかフォアグラと同じような枠にカテゴライズされているだけなのです。
さて、相談したい事の本質とは、私のこの美味しそうに感じる感覚と、しかし手は出していない常識のつり合いを取っているのは、場合によって衰えるものなのでしょうか。
本能的な食欲に対して知性や理性によって抑制されているのなら、加齢によるボケなどで抑えが効かなくなる可能性が考えられます。
逆にあれは柔らかい肉という知性の下した判断に対する社会的生物としての本能による抑制なら、これから完全に低リスクな方法さえ思いついてしまった時、あるいは地位や権限の向上による実行難度の低下、つまり理性的が本能を上回った時、間違いが起きてしまいかねないと思います。
まだ自分は20代という若さであり、肉体的・思考的な衰えというものにピンと来ていないので、不安になっているだけかもしれません。しかし、最近になって少年や少女といった存在に対してもその欲求を覚えつつあり、悪化傾向と言えるのではないかと考えご相談しました。
身体の成長による明確に勝てる存在の増加か、あるいはカニバリズムとペドフィリアの併発による異常欲求で、年齢の増加による琴線の変化かは素人には判別付きません。こういった物は正体が明らかになっているのでしょうか。学術的に興味もあります。
というかこれは、案外普通の範疇なのではないでしょうか。同じような相談がよくあるようなら、どれくらいの割合の人がそうなのでしょうか。心にどこか変な所があるのは、意外と皆そうなのでは? と考える自分も居ます。
(患者さんのプライバシー保護の観点から難しいことは分かっていますが)
乱文失礼いたしました。
これからのご活躍と健康を祈念いたします。
林:
というかこれは、案外普通の範疇なのではないでしょうか。
決して普通の範疇ではありません。
(2024.3.5.)