【3995】人に見られているという意識が強くなり学校に行けなくなった

Q: 20歳 男性です。
私は大学2年生なのですが、最近人に見られているという意識が非常に強くなり、学校に行けなくなってしまいました。
学校に行っていた間にも、見られているという意識が非常に強く、授業中も常に皆に見られている気がしたり、食堂でも、見られていると意識が強いため食べたことがありません。
学校をやめる直前には、皆が私を噂しているように見え、周りの言動やちょっとした仕草、表情が全部自分に関係しているとネガティブな方向に考えてしまい、とうとう最近学校に行けなくなりました。
そのせいで、夜もよく眠れず、アルバイトも非常に疲れやすく、何をやるにも面倒でしょうがありません。
最近では、電車に乗るのも外に出ることさえ嫌になっています。

今は何回か病院に通って、「スルピリド」というお薬と睡眠薬を飲んでいるのですが、食欲以外は何もよくなった気がしません。
私は普段から将来について不安が強いのですが、このままだと大学の卒業も危ぶまれます。
学校を休んでいることも親には言えず、一人で悩んでいます。
これは何か精神的な病気なのでしょうか?

 

林: 統合失調症の可能性が高いと思います。いま処方されているスルピリドは、統合失調症に用いることはあることはありますが、普通は他の薬のほうが有効です。主治医に症状をよくお伝えし、処方を変更していただいたほうがいいと思います。

(2020.3.5.)

05. 3月 2020 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 統合失調症