【2908】虐待・いじめの後、自分を責める声が聞こえるようになりました‏

Q: 10代女性です。
私は一度、親のように信頼していた人間から強姦され、その後、ネットニュースなどで面白おかしく誹謗中傷されたり、当時付き合っていた彼氏に、罵られながら殴られて倒れた所を髪の毛を掴まれて立たされたり、私は汚い存在で罵られても仕方ない人間なんだと認めるまで首を締められたり、朝起きたら何十件も死ねなど書かれたメールを送りつけられたりしてきました。

その頃から、鏡でお化粧をしている時、勉強をしている時、本を読んでいる時などでも、「死ねばいいのに」「お前なんかいなければいいのに」などの言葉が繰り返し頭に流れるようになりました。そしてそれらの言葉はいつしか、流れるだけでなく口からでるようになりました。私の意志とは無関係に。また、その他に私の意志とは別に行ってしまう症状として、「物を叩く」「読んでいる本や紙をぐしゃぐしゃにしてしまう」「部屋の同じ所を歩き回る」などがあります。

私は、始めはそれらを、私自身が疲れてやってしまっているのだと思っていました。しかし一週間ほど前に、私が学校での実験レポートの内容を頭で読み返している最中に、「死ねばいいのに」という言葉が同時に頭に流れました。もし、「死ねばいいのに」という言語を頭の中で発しているのが私自身なら、「死ねばいいのに」という言語を脳内再生するためには、一旦実験レポートの文章の脳内再生をストップする必要があると思うのです。なので、その時から「死ねばいいのに」などマイナスな言葉を私に投げかけるのは、私ではないのだと思いました。

しかし、それだけでは、それが幻聴なのか、それとも私の別人格なのかわかりかねました。なので一応話掛けてみたところ、その音声は私になんどか簡単な返事をしました。ちなみに音声に関しては、こうやって私が私自身の思考と見分けがつくまで時間のかかっている事からも察していただけるように、耳から聴こえるものではなく頭の中で再生されるものです。

本などでも調べた所、いくつか統合失調症に当てはまる症状が他にもありました。
まず、思考化声。これは、最近ますます酷くなっていて、ハッと気づいたら長い間独り言をいっている事もあります。多くは、友人との会話のシュミレーションの延長線上で起こります。
また、常動運動や反響言語なども気づいたらしています。
今まで、普通に話しているけど、きっと私を嫌っていると思っていた友人について、親しい友人に相談してみたら、そんな事あるはずないと驚かれました。もしかしたら被害妄想もあるのかもしれません。
しかし、自分では、作る文章に乱れはないつもりです。
集中しようと思えば集中できるのです。

わたしは解離性障害なのでしょうか?

医者に行こうとは思っているのですが、何分、精神については診断の難しい分野ですので、ここでも答えていただいて、沢山の見解を集められたら、私も安心します。よろしくお願いします。

林:
わたしは解離性障害なのでしょうか?

その可能性が高そうです。けれども統合失調症の可能性も残ります。どちらであるかは情報不足で判断できません。

本などでも調べた所、いくつか統合失調症に当てはまる症状が他にもありました。
まず、思考化声。これは、最近ますます酷くなっていて、ハッと気づいたら長い間独り言をいっている事もあります。多くは、友人との会話のシュミレーションの延長線上で起こります。

その体験は思考化声ではありません。したがって、

本などでも調べた所、

とのことですが、あなたの本の読み方が間違っているか、またはいい加減な本をお読みになったのでしょう。

また、常動運動や反響言語なども気づいたらしています。

このような単語による記載からは何もわかりません。何もわからない理由については【2902】友人の統合失調症が私に伝染ったのでしょうかなどをご参照ください。

今まで、普通に話しているけど、きっと私を嫌っていると思っていた友人について、親しい友人に相談してみたら、そんな事あるはずないと驚かれました。もしかしたら被害妄想もあるのかもしれません。

これも抽象的な記載で、診断のための情報としては役に立ちません。

しかし、自分では、作る文章に乱れはないつもりです。
集中しようと思えば集中できるのです。

それは診断に関して何の情報にもなりません。

医者に行こうとは思っているのですが、

受診して、医師から聞かれたことに対し、なるべく具体的にお答えすることをお勧めします。

(2015.2.5.)

05. 2月 2015 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 統合失調症, 虐待, 解離性障害 タグ: |