【3382】幻覚や奇妙な行動

Q: 23歳、女性、現在無職(主婦業)です。
偶然ネットのリンクから、こちらのHPへとたどり着きました。
色んな方の相談内容を見ていて、お聞きしたいことが出てきたので相談させてください。

過去に幻聴、幻覚?、奇妙な行動のようなものがありました。
具体的には、

●夜眠ろうとすると、布団や周囲においてある物が「死んだほうがいい人間だ」と言う。

●同じく眠ろうとすると、布団の重量が増し、圧迫してくる感覚がある。

●幽霊が家に入ってきて、家中の扉を叩いている。自分の部屋が一番激しく叩かれる。ポルターガイストを信じて周りに訴える。不幸の要因を、住んでいる場所で起こった自殺の死者による呪いだと言う。(自殺者の噂はあるが、事実である証拠はない)

●父親にトイレで殺されるという夢を、必ず見る。別の夢の場合も、必ず自分が死ぬ。

●誰かに殺されるといつも思う。死んだら殺害されたものと思ってほしい、という旨の手紙を、自室中に複数隠す。

●殺される前に殺さなければと思い、包丁を枕元など常に身近に置く。

●大きな物音におびえて泣く。(ごみ収集車の音など)

幻聴、幻覚については、恋人に否定されてようやく幻だと気がつきました。
他にも、辛いことがあって泣いていたかと思うと、笑いが止まらなかったりしました。
恋人に対しても、別の女性への興味(浮気ではない。見た、話題にした、など)を感じると異様に反応してしまい、一晩中泣きながら暴行し、自ら自殺未遂を図ったこともあります。

両親が不仲で、小さい頃から精神・肉体的に虐げられていました。
幻聴のことを口にしだしてから、家庭問題のせいでおかしくなったと感じた恋人が、力ずくで私を連れ出し、家族と別居したことで、こうした傾向は大分おさまりました。

今でも、時折夜になると悪い妄想(自分、または恋人が病気で死ぬ、事故にあう、誰かに殺される)がわいたり、あくまで仮定の悪い話なのに本当に起こると怖がったりすることはあります。

父親も妄想傾向があり、わたしが幼少時代から、家族、隣人、会社の人間、見知らぬ他人が、自分を見張ったり、自分の行動を妨げようとする、としきりに言っていました。
仲の悪かった母が家を出、わたしも家を出た結果、父と同居する妹によれば、父はかなり落ち着いてきたとのことです。

病院で診断されたわけではないのですが、病的と思える傾向は、自然に治癒するものなのでしょうか?

まもなく入籍を控えており、これから世界旅行をしたいねと楽しい計画を練っているのですが、環境の変化にも弱いところがあるので、またおかしくならないか不安です。
病院へ行ったほうがいいのでしょうか。

長くなりましたが、よろしくお願いいたします。

 

林: 解離性障害だと思います。精神科を受診することをお勧めします。

(2017.3.5.)

05. 3月 2017 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 解離性障害