【2994】精神科医は何故薬を出してそれで終わらせるんでしょう
Q: 20代男性です。対人恐怖症で薬を処方されているのですが飲んでも他人から見られているという意識は変化せず赤面してしまいます。マイナートランキライザは社交不安障害に効果はあっても対人恐怖症には効果が無いのではないですか? 西洋医学はあくまで対症療法に過ぎません。我々対人恐怖症患者もとい精神病患者が最も必要としているのはカウンセリングでしょう? 他科の医者は患者に親身になって根本からの治療に努めていますよ。毎週薬を出すから取りにこい…ってこれじゃ麻薬ディーラーと同じでしょう。精神科医は何故薬を出してそれで終わらせるんでしょう? 精神科医は何を考えているんでしょう?
林:
マイナートランキライザは社交不安障害に効果はあっても対人恐怖症には効果が無いのではないですか?
そんなことはありません。その認識は完全な誤りです。
西洋医学はあくまで対症療法に過ぎません。
そんなことはありません。対症療法もあれば、対症療法でないものもあります。あなたの認識は誤っています。
我々対人恐怖症患者もとい精神病患者が最も必要としているのはカウンセリングでしょう?
そうとは限りません。薬が必要な人もいれば、カウンセリングが必要な人もいます。
毎週薬を出すから取りにこい…ってこれじゃ麻薬ディーラーと同じでしょう。
中にはそういう医師もいるかもしれません。
精神科医は何故薬を出してそれで終わらせるんでしょう?
あなたの個人的な経験を精神科医一般に拡大することはできません。
精神科医は何を考えているんでしょう?
人それぞれでしょう。
(2015.7.5.)