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家族カウンセリングルーム

 

どんな病気でも、ご家族の力で回復をスムースにすることができます。パニック障害はまだあまり一般に知られていないこともあって、本人・家族ともに戸惑ってしまうことが多いようです。



まず病気であることを理解する

パニック発作が起きて病院で検査を受けても何も異常がない。これがパニック障害のよくある発症パターンです。検査で異常がないと病気ではないと思いがちですが、そんなことはありません。パニック障害は医学的にも認められている病気のひとつです。現代の検査ではまだ異常所見が発見できないだけ、と考えた方がいいでしょう。


「気のせい」という言い方はしない

「気のせい」という言い方は患者さんを傷つけることが多いものです。つらい症状が確かにあるのに、気のせいだと言われてはもっとつらくなります。検査で異常がないと、残念ながら医者の中にも「気のせいだから大丈夫」という説明をする人がいます。こうした場合、「大丈夫」ということは確かですが、「気のせい」という言葉は聞き流して、専門の先生の診察を受けるようにしましょう。


一度はからだの検査を受けさせる

明らかにパニック発作の症状であっても、一度はからだの検査を受けることは必要です。検査で異常がないことがわかってはじめて、パニック障害の診断になるのです。心臓の検査が中心になります。検査は精密に行った方がいいことはもちろんですが、あまり念をいれすぎたり、何回も同じ検査を受けることは考えものです。一度正常とわかれば、パニック障害の治療をはじめる方がいいでしょう。


薬も必要ということを認める

パニック障害の大部分は薬の治療が必要です。検査で異常がない→気持ちの問題である→薬に頼るべきではない、と考えがちですが、これは間違っています。薬を使わずにすめばその方がいい、というのは一般的には言えることですが、パニック発作で苦しんでいる場合、まずは薬が効くという体験をすることが回復の第一歩です。薬を持っていれば実際にはのまなくても安心というのが次の段階です。詳しくは薬局に行ってみてください。


あせらない、あせらせない

パニック障害は基本的には治る病気ですが、経過は様々です。治ったと思った矢先にパニック発作が起きることもあります。発作そのものに危険はないのですから、あせらずに治療を続けることです。本人をあせらせるようなことも禁物です。


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