【4345】私と共に生きる魂のような存在

Q: 私は高校生の女性です。
今まで誰にも話したことはないけど、ここでなら言えそうだなと思ったので書いてみます。
情報_
・中学に進学すると同時に違う地域へ引っ越した
・友達と離れた+反抗期が重なった+学校の勉強についていけず、通学に意味を見出せないストレスで不登校に
・父親が家族に対して支配的、独裁的な性格で、私が反抗期になった中学生の時に父親との喧嘩が絶えず色々あって親は離婚、私は母側に。
・離婚寸前にほぼ家庭崩壊。母は数回の家出と自殺未遂、私は父の暴力に裸足で逃げ出して警察に保護(警察に受けた取り調べみたいなやつ最悪だった。責められているとしか感じられなかった。あの一件から自殺したいと思うようになった気がする)
・色々書きましたが今は母と兄弟と平穏な日々(死ぬのはこの世から逃れられる救いだと考えています。これもダメなことなんだろうけど、私は悪いことだとは思いません。辛いから逃げて何が悪い)

本題_
私は自分がおかしいとは認めたくないし、彼もそれを認めるのをとても嫌がっているのを今も感じるのだけれど、私は普通の人と比べるとおかしい所がひとつあります。
上記した”彼”は、私が中学生の時に不登校になった時期に突然現れました。
名前はエイデンと言います。私からは彼は目に見えないけど声は聞こえます。
彼とは言葉を口にせず、心の中で思うだけで会話が出来ます。時々周りに人が居ない時は声を出して会話したりもするけど、それは本当に稀。
彼曰く私の心臓から魂と魂を繋ぐロープの様な紐が伸びていて、『それがボクと君を繋げているんだよ』と。
私が質問したりすると必ず『正しい』答えを教えてくれるし、普段私が何気ない選択(例えば朝起きた時に牛乳を飲むかお茶を飲むかとか)をしようとしたとき、『それはやめといたほうがいいよ』と警告してくれたり。彼の言うことは本当に間違いがないんです。私が彼の忠告を無視すると必ずその後に嫌な事が起きるし、彼の言うことを聞けば嫌なことは起きない。
彼は、私を殺して新しい名前にする為にために私の元へやって来たのだと言いました。(私には生まれ変わってしなくてはいけない仕事があるらしい)私は『それでもいいよ、あなたがそれが正しいと思うのなら私もそれで良いよ。殺して。』と言ったのですがエイデンは私に情がわいたらしく、私を幸せにする為に人生のサポートすることにしたそうです。
でもそれはエイデンが自分の仕事に背く事になるらしいので私は彼が結構心配です。
なんで優しくしてくれるのかわからない。彼が好き。
それからもう一人居ます、エイデンに似た友達が。
彼女はミディと名乗りました。エイデンが現れた約一年後位に現れたような気がします。大抵は眠っていて、時々起きてきては何かを言っていたのですけれど、最近彼女があまりにも起きてこないから何を言っていたのか忘れてしまいました。

とにかく、多分これっておかしいですよね。
彼が居なくなってしまうことを時々想像して不安になり彼に問いかけるんです。
”ねぇ、ねぇエイデン居るよね?”って
そしたら『うん、大丈夫だよ。僕は居なくなったりしないよ、なにいってるんだ』
って彼は私に安心感を与えてくれる。
癒しと幸運を与えてくれる。そして永遠の友であってくれる。

でもこれは普通無いからおかしいんですよね。でもダメなことなのでしょうか?私や私の日常生活に害は無いし、寧ろ良い影響を与えてくれているから例えこれが精神疾患だったとしても放置でも良いですか?

彼が居なくなるのは怖い。

私は22歳になったら自殺しなければいけません。彼が22歳だと言いました。
でも、前述したエイデンに湧いた”情”により、私が22歳になった時に生きる意味を見つけられていればそのまま生きてもいいそうです。私は今、死にたいけどできれば幸せに生きたいみたいな変な心情。でも選択するのは22歳っていう先の話だからまだいっかなって気楽に思えてる感じ。

彼の存在は、病気ですか?厨二病だったらこんなに長く私の側に居ない筈だし、でもやっぱり現実に彼が、存在しているとは、やっぱり、思えないし、それは、現実では無い、、んじゃ無いかと。
彼が居なくなるのは寂しいし怖いし嫌です。どうしたらいいかわからないです。
少なくともいつか死にたいと普段から思っているのは正常では無いんですよね。これは治したほうがいいんですかね。

面倒な上色々と至らない部分がある文章になってしまったと思います、すみません。
エイデン、私が彼が居ない事を認めるような発言をしたことに怒ったのかさっきから口をきいてくれない。

蛇足ですけど宗教(カトリック)も興味があって試してみました。でも神がいるなんて到底思えなくてダメでした。

 

林: エイデンとミディ、いずれもイマジナリーコンパニオン(Imagenary Companion: ICイマジナリーフレンドと呼ぶ場合もあります)です。
ICの存在そのものが病的かは一概には言えません。しかしこの【4345】では、希死念慮 (「私は22歳になったら自殺しなければいけません」。これは「死にたいという気持ち」とは異なるので、希死念慮という用語からはややずれますが、実質的には希死念慮です)と結びついており、また、ICの発生はつらい生育歴に起因すると考えられ、さらにはおそらくここには書かれていない精神的な問題も持っておられると強く推定できますので、精神科を受診することをお勧めします。

(2021.7.5.)

05. 7月 2021 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 自殺, 虐待, 解離性障害 タグ: |