【2819】現実と幻聴の区別ができる私は本当に統合失調症なのでしょうか

Q: 私は30代男性、統合失調症と診断され、5年目です。
障害者手帳は精神2級です。
自分は本当に統合失調症なのか、と疑問を感じています。
幻聴と視線恐怖があり、自分なりに症状が出る傾向を分析するなどして「これは症状、これは現実」と半ば強引に区別するようになりました。
自身で勝手に分別しているので、実際のところ何が本当なのかはわかりません。
主治医に伝えたところ「症状が落ち着いてきているのかも」とのことでした。

しかし、通所している作業所で同じ病気の方たちは「感じるものが全て現実、区別などできない」と言っています。
統合失調症患者が幻聴などを区別することは可能なのでしょうか?
最近は自分自身知らないうちに詐病しているのではないか、と思えてなりません。
読みにくい文章で申し訳ありません。
お忙しい中恐縮ですが、ご回答いただければ幸いです。

林:
統合失調症患者が幻聴などを区別することは可能なのでしょうか?

区別はできる場合もできない場合もあります。統合失調症であっても、人によっても違いますし、同じ人でもその時点の病状によっても違います。

最近は自分自身知らないうちに詐病しているのではないか、と思えてなりません。

そんなことはありません。詐病ではないです。

主治医に伝えたところ「症状が落ち着いてきているのかも」とのことでした。

おそらく主治医の先生のおっしゃる通りだと思います。

自分は本当に統合失調症なのか、と疑問を感じています。

統合失調症です。今の治療を続けてください。

(2014.11.5.)

05. 11月 2014 by Hayashi
カテゴリー: 精神科Q&A, 統合失調症