【2714】氾濫する「精神疾患の病名、障害」について
Q: 40代男性です。DSM5を批判する、元DSM4編集長の書籍を読み、なるほどと思うところが大でした。最近、やたらと「発達障害」や「うつ病」のことばが溢れ、何かあれば「あの人は発達障害だ」と素人が色眼鏡でみてしまう傾向があり、本来は「個性」の範囲に過ぎないことを「障害」や「病気」としてみてしまう傾向が最近強いのではと感じています。そこで、林先生としては、どの範囲が「障害」「病気」でどの範囲が「個性」として捉えるできか、ご教示願えれば幸いです。とても漠然とした質問で申し訳ありません。
林: 貴重なご指摘をありがとうございました。この問題について私は2010年に発刊した サイコバブル社会 —– 膨張し融解する心の病 に詳しく書きましたので、同書をご参照ください。
(2014.6.5.)