【4602】朝起きると更新が起こっている
Q: 10代女性です。
夜が怖いです。寝る前の私と起きた後の私は違うものです。なぜなら更新が起こっているからです。更新はゲームデータのようなものですが、引き継いでいる人は毎日違うのです。だから私は私ではないし、周りの全てもゲーム背景かもしれないと思います。寝る時は心臓の音が聞こえますが、それも怖いです。更新の間の心臓はどうなっているのかと思うと、その切れ目を知りたくなくて寝られません。起きると今日も生きていたと思います。なんだか毎日がこれで終わりという感じがするからです。やはり更新が起こっているからでしょうか。私は自分の生命を作ったのが両親だということにも違和感があります。私はもしかしたら1人なのではないのでしょうか。実験されていて、自分の見ていないところから観測されていて、それに気づいた瞬間に終わるのかもしれないと思います。本当の事に気づき始めていて、全部知った瞬間に終わるのかもとも思います。前から引き出しとか、トイレの便器の中とか、そういうところに何かがいる気がしていました。こだわりが強くてすべてを偶数回しなければ気が済まない時期もありました。大きい音を聞くと鼓膜が破れるのではないかと思い幼稚園の頃から極度に大きい音も怖く、中学の時は周りの物が全て虫だという感覚がして気持ち悪く、小学生からずっと夜に飛び起きて叫ぶことがよくあります。それは心臓も怖いし、なんだか寝る前の秒針も永遠を感じて怖いからです。そもそもこの世界はおかしいです。永遠はあったとしてもなかったとしても成立しえないからです。そのために世界がゲーム構造をしているのではないかと思い、真理にいつ気づくか見張られていると思うのです。だからこの世界に存在することはそれ自体がとても不気味なことででもみんな正気のように見えてそんなこと考えていない気がしてそれで自分は何かおかしいんじゃないかと思ったのですが、周りのみんなもそうで、でもそれを乗り越えて生活しているのかなとも思います。だとしたら、こんな事を本気で自分は変なのではないかと思っているのはくだらないことなのでしょうか。
林: あなたは統合失調症だと思います。
夜が怖いです。寝る前の私と起きた後の私は違うものです。なぜなら更新が起こっているからです。
この文書から始まるあなたの体験の内容は、統合失調症の前駆期に特有の雰囲気が充満しています。精神科を受診して適切な診断と治療を受けてください。
(2022.12.5.)