【4520】うつ病ではなく怠けではという考えが離れません
Q: 21歳女性です。
うつ病と診断されてから1年半ほど治療を続けています。
治療内容は薬と2週間に一度のカウンセリングです。
薬はサインバルタ60mg、カルバマゼピン400mg、デパス0.5mgです。
サインバルタは2ヶ月前に増量しました。
また、偏頭痛持ちでセレニカR400mgと頓服のレルパックス、ブルフェンを平均して月に15日ほど服用しています。
自分のことについて書きます。
家族は両親と妹の4人家族です。
家族仲は普通ですが、父が短気なこと、母から幼少期によくヒステリックに怒られていたことから、休日に心が休まらない感じ、自室にいても足音や人の気配を気にし続ける癖があります。
今回の私の体調不良についても、うつ病と診断されるまで、父には「だらだら病」「頑張ればいいのに怠けているだけ」と言われ続けていました。
母はすぐに感情が出るタイプで私が泣きたい時に私より先に泣く人で、親だけれど私が支えなくてはいけないという感情が強いです。
妹は現在大学一年生です。妹が大学受験の時には、私の方が精神的に不安定になりました。
また、性格については、子供の頃から神経質、几帳面と言われることが多く自分でも真面目な方だと自覚しています。
4年前の12月に祖母(かなり可愛がってもらっていた)が亡くなったのですが、そこから体調がさらに悪化したのでそのストレスも一因なのではと考えています。
もともと物を捨てるのが苦手なのもあり、遺品整理をしたのですがそれがかなり苦痛でした。
3日ほど危篤状態の祖母の病室に泊まり込み、3週間ほど遺品整理を手伝いました。
うつ病の経過について。
高校は2年生(4年前)の時から学校に行けない日が増え(偏頭痛と急性低音障害型感音難聴と診断されて通院していました。)その後単位ぎりぎりで卒業、体調不良により入試がほぼ受けられず浪人しましたがその後体調がさらに悪化し精神科を受診しました。
その後から約1年前までの間は、全部夢であったらいいのに、や、このまま世界が終わればいい、駅のホームを歩きながら電車に轢かれちゃえば全部終わるのに、などと思っていました。
ずっと息苦しくて何をしても辛く、憂鬱で、それまでは楽しかったし頑張っていた勉強ができなくなり、買物をして自分の中の虚しさ不安感を補っていたように思います。
また起きていることが困難で、ひどい日には夕方に起きてきて数時間ぼーっとしてまた寝るという感じだったそうです。
あまり自分ではこの時のことを詳しく思い出せません。
1年くらい前からは、消えてしまいたいと思うこと、漠然とした不安感、は残っていますが、おおむね11時には起きられるようになりました。
また勉強も月に30時間程度できるようになりました。
ですが、ここ1ヶ月ほど何をしても楽しくない、昼過ぎまで起きられない状況が続いていて、勉強はほぼできていません。
ですが、趣味に関しては週に2度ほど2時間程度できており、調子が良い日は外出もできます。
こんな状況の自分は、うつではなくただの甘えで怠けてばかりのどうしようもない人間なのではないかとよく思います。
そう思うと自責感によってしんどくなるし、何もしていない時間があること自体が苦しく感じます。
うつ病なのか、怠けなのかどちらなのでしょうか。
林: このメールの内容には、怠けであると考える根拠は見出せません。あなたはうつ病だと思います。残念ながらまだ治療効果が出ていないようですが、根気よく治療を続けてください。治療を続ければ治ると思います。
(2022.7.5.)