【4421】開業医である夫のアルコール問題

Q: 50代女性、医師です。夫は60歳、精神科クリニックの開業医です。
夫は若いころからかなりの酒飲みでした。又酒癖も悪く、しかも50歳代後半くらいからはその上に被害妄想が出て2年前暴力となにかにつけて、家族に向けて出てけとくり返し、結局別居となりました。
その後、飲んで休診もたびたびで、妄想も出て、警察に駆け込んで、自分の家に泥棒が入って押し入れにいるからと来てもらうということが有りました。そのおり、警察から私に連絡があり久々に自宅に行ってみましたところ、門にもガレージにもチエーンがまきつけてあて、入れませんでした。
その後、私のところに書類を持って現れたので、家族も孫も迷惑している、お酒をやめ、バカなことしないでくれと、いいましたがなおさら飲むと息巻いてました。
大学でそういう症状の人をたくさん診てたじゃないの、と言いましたが、訂正できませんでした。
クリニックを閉じて入院させた方がいいと思うのですが、私自身、医師としてより妻としての感情が先に出て、判断ができません。

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林: この状態で開業医を続ければ、患者さんに多大なご迷惑がかかることは明らかです。閉院してください。

(2021.12.5.)

05. 12月 2021 by Hayashi
カテゴリー: アルコール依存症, 精神科Q&A